はじめまして。2021年夏にトレジャー・ファクトリーに中途入社しました横溝英紀(よこみぞひでのり) といいます。
2022年12月から総合リユースショップ業態の足立西新井店で働いています。
今ではトレジャー・ファクトリー(以下トレファク)が扱うあらゆる商品に関心を持っている私ですが、昔からリユースショップやリサイクルショップに興味があったわけではありません。
前職は外車ディーラー。今との共通点は「接客」くらいで、異業種からの転職者です。
違う業界への転職には不安がつきものですよね。これまでのキャリアを活かせるのか、転職を成功させるための秘訣は何なのか、気になっている人もいるでしょう。
そうした異業種転職を考えている方々に、ぜひ私の経験談をお伝えさせてください。なぜ、異業種からトレファクに転職しようと思ったのか。学生時代までさかのぼってお話したいと思います!
学生時代の夢は「警察官」
私はさいたま市生まれの25歳。高校時代に抱いていた将来の夢は警察官で、「法律を学べば役立つんじゃないか」という考えから法学部に進みました。
警察官を目指した理由は、部活動で鍛えに鍛えた体を活かせる仕事なんじゃないかと思ったから。友達の親や父の友人など、身近なところに警察官の方がいたこともきっかけになりました。
何の部活に入っていたか、ですか?
ウェイトトレーニング部です。パワーリフティングという、いわゆる重量挙げをする部活に所属していまして、週に5回、3時間練習に励む日々を送っていました。
高校生の競技人口が少ないスポーツだということもありますが、高3の最後の大会だった「全日本高等学校パワーリフティング選手権大会」では全国2位の成績を収めています。あとはフルギアのスクワットで252.5kgの当時の埼玉県記録も残しています。
ひたすら黙々と鍛えていく個人種目なので、かなり忍耐力が養われたんじゃないかと思いますね。本当に苦しい競技なんですよ。そのようななかでやり切れた私を、自分で褒めてあげたいですね(笑)。
自分が輝ける場所を求めて飛び込んだのは、外車ディーラーでした
鍛えた体を活かせる仕事という軸で考え、警察官を志し、法学部に進んだ私。しかし、結局警察官の道を歩み続けることはありませんでした。
ふと、自分は警察官になる道で、本当に力を発揮できるんだろうかと思ったんですよね。悪く言えば、なったあとに進む道が決まっている仕事だなと。
見方を変えれば安定した仕事だとは思うんですが、当時の私は「それって、ちょっとおもしろくなさそうだな」とモヤモヤを抱えてしまいまして。「自分の輝ける場所は警察ではない」と思ったので、親に言って通っていた警察官を目指すための予備校を辞めました。
そして、そんな私がファーストキャリアに選んだのが外車ディーラーでした。
入社理由は「車が好きだったから」。父親も車好きで、子どもの頃からよくドライブに連れて行ってもらっていたんです。車関係のゲームで遊ぶのも好きで、営業職を志しました。
接客も好きなんですよね。学生時代には飲食店でアルバイトをしていて、お客様に満足+αで帰っていただくことを重視してきたんです。好きな車と好きな接客で選んだ就職だったわけですね。社員専用のリース制度を使って新卒で輸入車に乗れたのも、テンションが上がる経験でした。
ディーラーの仕事は車を売ることだけではありません。むしろ大切なのは販売後のアフターフォローで、点検や自動車保険、タイヤの履き替えなど、お客様と継続的なお付き合いをしていくんです。
お客様に喜んでいただくことで、車の買い替えや買い足しをご検討されるときに「またお願いしたい」と言っていただける。「友人が車を探しているんだけど、見積もりを出してもらえる?」と新たなお客様をご紹介いただいたこともあります。
丁寧な対応が巡り巡って新規のお客様との出会いや売上に繋がることもあって、私は販売よりもアフターフォローにかなり力を費やしていたなと思います。
「好き」を入口に飛び込んだディーラー職。しかし、残念ながら長く働き続けることはできませんでした。
オンオフの切り替えが一切できない環境から脱したい
入社1年半で転職をすることにした私。辞めたいと思った最大の理由は、オンオフのなさでした。
これはディーラーに限らず営業職あるあるではないかと思いますが、本当にプライベートな時間がまったくない状況だったんです。
もちろん店舗には定休日がありますが、お客様からすると、休みだろうが何だろうが愛車にトラブルがあれば一刻も早く解決してほしいもの。
店舗ではなく営業個人の会社用携帯の番号をお客様に伝えていたので、休日関係なくお客様から電話がかかってきていたんですよ。それが緊急の内容であれば、休みであってもお客様の元に駆け付けなければなりませんでした。
電話に出なければいいじゃないかと言われれば、その通りではあります。でも、やっぱり着信があると気がかりなんですよね。
そうしたオンオフの切り替えができないことへのしんどさなどの不満が積み重なって、転職を決意しました。車や接客はやはり好きでしたから、やり続けたい気持ちもあったんですけどね。
自分の「好き」から会社を選んだ1社目と同じく、転職先を決める際も再び「好き」を見つめ直しました。そこで1番最初に出てきたのがリユースショップだったんです。
私は大学時代から下北沢や高円寺、吉祥寺などにある古着屋巡りが好きで。渋谷の大学に通っていて周りにおしゃれな学生が多かったこともあって、古着好きの友達と学校終わりに足を運んでいたんです。そこから、どんどんファッションに興味を持つようになっていたんですね。
リユースショップに転職しようと思って行き着いたのが、トレファクでした。
転職活動中はコロナ禍の不安定な時期で、今の妻と付き合っていたこともあって、仕事には安定性も求めたいという志向が一定あったんですよね。
リユースショップで働いている友人から話を聞いてもいたんですが、やっぱり個人営業のリユースショップはある程度のリスクがある。何より、私自身が業界未経験ですから、個人営業店よりは会社のほうがいいだろうと判断しました。
当時、正社員の中途採用をしている上場会社がトレファクだけだったので、エントリーすることに迷う余地はなかったですね。その後面接を経て、念願の入社を果たすことができました。
幅広い商品を扱う総合店だからこそ、飽きない
トレファクには古着の専門業態もありますが、私は古着をはじめ家具家電・ブランド品など他ジャンルのリユースアイテムを取り扱う「総合リユースショップ業態」のトレファクに入社しました。
古着などアパレル商品が好きという理由で転職してきましたが、結果的にこの総合リユースショップを選んで良かったなというのが私の実感ですね。
古着といってももジャンルはさまざまです。古着専門業態だからといって、自分の興味のあるジャンルの服ばかりを扱えるわけではありません。苦手な分野の服に多く触れ続けることで、かえって古着が好きではなくなってしまうんじゃないかという懸念がありました。
その点、総合リユースショップ業態のトレファクでは、本当にいろいろなものに日々触れられます。それが新鮮で楽しい。
家電は父親が電気屋をやっている関係で何となく親近感があったものの、特に知識があったわけではありません。家具や小物になると本当に何もわからない状態からのスタートで、食器棚を見て「全部の家がシステムキッチンじゃないんだ、食器棚って買うものなんだ」と驚いたこともあります。
それくらい無知でしたが、それがむしろ新鮮で楽しかったです。
目覚ましい成長を遂げる花形店へ異動
トレファクに入社後、最初に配属されたのは川越店でした。売り場面積の半分以上を家具家電が占めているという店舗で、私は主に家具をメインに扱っていました。
当時の店長が私と3つくらいしか年齢が変わらず、私が配属される1ヵ月前に店長になった新任だったこともあってか、本当に懇切丁寧に教えていただきました。
その後、2022年11月に人事異動の辞令が出て、12月に足立西新井店へ。
足立西新井店って、花形店舗なんですよ。川越店にいるときから先輩に「すごいところだよ」と聞いてはいたんですが、本当にすごくて。1日あたりのお客様の数や売上を比較すると、足立西新井店は川越店の2倍以上のスコアが当時からありました。買取件数も全然違って、川越店が多くて1日30件のところ、足立西新井店は平日でも100件以上があたりまえ。桁が違う。「え、何これ、何だこの店」って思っていたんですよね。
そんな店に異動だと聞いたときには、思わず3回ほど「え、どこ店って言いましたか?」と聞き返してしまいました。それでも「本当ですか?」と言ってしまったくらい、本当にびっくりしましたね。
実際働き始めてみて思うのは、本当にめちゃくちゃ忙しい店舗だなということ。買取に費やす時間がかなり多いので、売り場づくりや整理など、自分の担当ジャンルの別業務をする時間を作るのが本当に大変なんです。
ただ、忙しさに差はあるといっても、川越店時代から「この作業が終わったら、次はこれをしよう」と考えながら働く癖はついていたので、スピード感のギャップ自体はありませんでした。
これまでと変わらないスピード感ではあるけれども、目の前にあるやるべきことが段違いに多いという感じで、今はとにかくその多さに慣れようとがんばっているところです。
個人的には、異動させてもらえてラッキーだったなと思っています。
異動前は不安感が強かったのですが、いざ異動してみると、自分が成長できる環境に身を置かせてもらえたなという気持ちが大きくて。
買取量が多いため、おのずと査定スピードも上がりますし、知識も増える。あと、苦手な分野の克服もできていると感じますね。
みんながみんな、ありとあらゆるジャンルの商品を扱っていく環境なので、取扱商品すべての経験値を積めます。
そして、いざ苦手意識のあった商品の査定をやってみると、「あれ、意外と簡単じゃん」と思えたりもするんですよね。トレファクには査定フローのマニュアルなどもちゃんと整備されているので、知識や経験がないからといって毛嫌いする必要はないんです。職場の風通しもいいので、いざとなれば先輩にも聞けますしね。
異業種からリユースショップに転職した横溝が答えるQ&A
ここまで、ざっと私のこれまでの経験をお伝えしてきました。
ここで、私のように異業種からの転職を検討している方が抱くであろう質問に答えてみたいなと思います。
横溝さんはどうやって経験を積んでいったのでしょうか?
家電には価格表があるので、それさえ見ればある程度は誰でも査定ができます。私も価格表を使っての査定からデビューしました。査定の仕事には入力業務も含まれるので、まずは価格表を使いながら入力に慣れていくという感じかなと思います。
前提として困ったら、先輩が相談にのってくれたり助けてくれますので、そこはご安心ください!
ハイブランド品は、査定前に真贋の基準チェックがあるんです。フローに則ってチェックしていけば査定できるようになっているんですが、今では時間をかけずに判断できるものでも10分ほどかかっていましたね。
高額商品の場合は、査定情報を入力する画面に「要確認」という表示が出ます。これは上長確認が必要だという意味なので、自分で価格を考えたあとに上長にチェックをお願いします。「なんでこんな値段を付けたんだよ」と言われる事態が起こらない仕組みがあるので、安心ですよ。
社内用にチャットメールのような仕組みもあるので、判断が難しいブランド品がきたときには、写真を送って問い合わせることもできます。より専門性の高いスタッフが確認してくれるので、非常に心強いです。
店長が最初にお客様に電話してくれたこともありがたかったです。個人の責任に押し付けられることはありません。
大きな失敗はそれくらいでしょうか。不安なことは事前に一通り聞くようにしているのですが、ひとり突っ走っての失敗はないと思います(多分)。
傾向を挙げるなら、トレファクの店舗で扱っている商品で、何かしら好きなジャンルがある人でしょうか。
「好き」の入口があるからこそ、興味を持って買取や売り場づくりに取り組めるのだと思います。逆に、好きなものがない人はわざわざ入ってこない業界なんじゃないですかね。
また、入社後に別の「好き」が見つかるのも楽しいですよ。私は満遍なく好きになりましたが、特に触れることの多かった家具、ブランド家具のおもしろさに開眼しました。
お店として数字を伸ばしていくためには、やはりチームプレーが大切になってきますから、自然と気兼ねなくコミュニケーションが取れる環境になるのかもしれませんね。私はまだ2店舗しか経験していませんが、どちらも先輩に聞きやすい雰囲気でした。
ディーラー時代、先輩に聞きづらい雰囲気がしんどかったんですよね。質問しづらい環境は店舗の売上面においてもマイナスなので、話しかけてもらいやすい関係づくりを意識しています。
ちょっとしたときに「元気?」と自分から声をかけるとか、そういう程度なんですが、それが大切なんじゃないかなと思うんですよね。
買取の受付時から感謝の気持ちを込めてお預かりし、お客様の財産として大切に扱うよう心掛けています。
どのような接客でも、最後って本当に大切なんですよ。ここを間違わなければ、「また来たいな」と思ってもらえて、リピーターになっていただけるんです。
単に価格を提示して「こうなりました、どうしますか?」はロボットでもできます。人が介在する意味は気持ちいいコミュニケーションにあると思っているので、最後まで気を抜かずコミュニケーションを取るようにしていますね。
ここは、私がいつか上長になったときに現場に徹底してもらいたいと思っている部分でもあります。
例えば、自分の知識があるものであれば、雑談で深堀するといった具合です。服であれば「私もこのブランド、持っているんですよ、いいですよね」と声をかけて、「他にもお持ちなんですか?」と他愛ない会話に繋げていく。
ほんの1、2分の会話ですが、それがお客様と密な関係性を作るきっかけになるのだと思っています。
あとは買取の明細内訳をお渡しするかどうかをこちらから聞くようにもしていますね。
会社としては必ず渡すものではなくご希望された方にのみ出すものなのですが、やっぱり自分の持ち込んだ商品のどれが何円になったのか気になるものだろうなと思うので。
リピーターって、お店の成長に本当に重要な存在なんですよ。「トレジャーファクトリー」は自分のリピーター獲得率も数字で確認できるので、それもモチベーションに寄与していますね。
すみません、最後の質問は私が日頃大事にしている部分なので、カロリー多めに熱く語らせていただきました!
副店長、そして店長・エリアマネージャーへ。成長できる環境で、やるからにはトップに上り詰めたい
今後の目標は、まず副店長になること。これは今年中に叶えたいです。
その次、中長期的な目標でいえば、副店長の先、店長やエリアマネージャーになりたいですね。上を目指せる環境はあるので、あとは自分次第だなと。
前職では1番下っ端での経験しかありませんが、部活動では部長をやっていました。そのときの経験から、自分は教えるのが好きなタイプなんじゃないかなと思っています。みんなが働きやすい環境をつくっていきたいですよね。お客様と密な関係性をつくるのと同じく、社内でもスタッフ同士の心の距離感を縮め、壁をなくしていきたいです。ストレスフリーで働ける環境をつくっていきたいなと。
つい最近、社長と話す機会があったので、「上に行く人間なので、ぜひ私の名前を覚えてください」と言ったんです。笑って肩を叩いてくれたのが嬉しかったですね。やるからにはトップを目指したいので、どんどん目標を口に出して上り詰めていきたいです。
異業種の方に何か伝えたいことがあるとすれば、「簡単ですよ」ですかね。ちょっと言い方が難しいところではあるんですけれども。
異業種からの転職って、やっぱり不安だらけだと思うんですよ。でも、一歩足を踏み出してさえすれば、その不安は払しょくされると思います。トレファクには自分が思っていた以上に手厚い研修やフォローがありますし、職場内にも聞ける環境が整っていますので。
私のように古着でもいいですし、家電でもアイドルグッズでもホビーでもいい。何かしら好きなモノが1つでもあれば、勇気を出してエントリーしてみてほしいなと思います。自分の「好き」は大いに伸ばせて、別の新しい発見や気付きが得られる環境ですよ。
やりようによってはいくらでも成長できる、挑戦しがいのある会社だと思っています。プライベートも大切にしたい、でも仕事でももっと成長したい。そんな方に、ぜひ門戸を叩いてほしいです。
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。
リユースビジネスのこと、トレジャー・ファクトリーがどんな企業かを少しイメージできたでしょうか。
当社では新規出店や事業拡大につき、新しいメンバーを募集しております。詳しくはこちらの採用情報をご覧ください!
リユースビジネスに変革と挑戦を。事業内容から、仕事内容、トップメッセージ、社員紹介まで、トレジャー・ファクトリーのことを新卒の方も中途の方も深く理解できるコンテンツが盛り沢山です。
この記事を書いたひと
トレジャー・ファクトリー人材開発室のスタッフが、当社の魅力についてさまざまな視点でお伝えいたします。