こんにちは、僕は「るびこ」と申します
僕は普段は会社員の傍ら「理系男子のぐうの音」というブログを運営し、メンズファッションについて趣味全開で情報発信しています。理系でありながら(?)ファッションについて語っているという、珍しいブログになっています。
もちろん僕はファッション全般、とくに古着が大好き。
そんな古着大好きな僕がこれから3回にわたり、独自の視点から古着ファッションの魅力について連載させていただきます。
記念すべき第一回のテーマは「古着と僕らの生活」について。
古着で生活が変わる、というと例えば・・・
・ ヴィンテージのバンドTシャツ
・ 軍モノのデッドストック
・ 希少なリーバイス・501XX
・ 200足しか世に出回っていないコラボのエア・ジョーダン
とか、考えただけで血が湧いてきますよね! でも今回は個別アイテムについては一度離れて・・・
男性は特にアイテム単体で考えてしまいがちなので、今回は視点を変えてもっと大局的に。
一口に古着と言っても、形態はさまざま。
上記のようなヴィンテージ的な価値を持つものだけではありません。近年特に盛り上がりを見せているのが、リユース品のジャンル。これまで古着に馴染みがなくてもとっつきやすいのが最大の魅力です。
本記事では古着をそういった広い意味で定義してみます。その上で、
1. 古着屋に足を運ぶことで、どんな発見があるか
2. 古着をワードローブに加えることで、何が起こるか
といった観点から、お話していこうと思います。どうぞお付き合いください。
古着との出会いは僕がまだ高校生の時
大風呂敷を広げてしまったのですが、まずは僕の昔ばなしからさせてください。
僕がファッションに興味を持ち始めたのは高校生の時。私服の高校だったからです。
進学校の理系クラスということもあり、同級生はみんな近所のジーンズショップで買ったような服ばかり。
そんな中で個性を出すために、他の人とは違う、特徴のある服を着始めた僕。でもファッション初心者なので、うまくまとまるはずもありません。
いわゆる痛い格好をしていました。書いていて赤面してきます。正直思い出したくもない笑
そんな僕に気づきを与えてくれたのが、クラスでも群を抜いてオシャレだった友人。
彼はその他大勢と着ているアイテムは同じなんです。ジーンズにシャツだったり、パーカだったり。なのになぜかカッコいい。
ファッション的な表現をすれば「こなれている」と言った感じでしょうか。
その彼のこなれ感の秘密こそが「古着MIX」。
そこから僕は古着に傾倒していくことになるのです。
一番最初に古着を好きになった理由は「コスパ」
かくして僕は近所の古着屋にはじめて足を運ぶわけです。
まず驚いたのが価格の安さ。
こんな素敵な服が新品の半額程度で買えるなんて。「友人みたいにこなれた格好をしたい」という当初の目的は、魅力的な値札を前にどこかへ行ってしまいました。
服は毎年新作がリリースされ、サイクルが早いので価格が下がりやすいんですね。しかしメンズの流行はレディースよりもゆっくり流れ、数年前の服でも古さを感じにくいです。つまりコスパが抜群ということ。
高校生でも手の届く範囲で、周りと差別化するにはとっておきの存在でした。 古着の魅力の記事なのに、いきなり現実的なお金の話で恐縮です。でも僕の人生の中のそのタイミングで古着を知ることができてよかった、と今でも思っています。
そして気づいた古着の深い深い魅力
コスパだけを目的に古着屋に通い始めた僕、まだまだ未熟でした。さらに通い詰めるうちに、徐々にコスパ以外の古着の魅力に気づくように。
コスパももちろん魅力ではあるのですが、それはほんの一部に過ぎなかったのです。
古着屋に行くことと、ワードローブに古着を加えること、この2つの視点から魅力をお伝えしたいと思います。
古着屋に行くことによるメリット
古着屋と一般的なアパレルの大きな違いって何だと思いますか?
中古の服を売っていること?
確かにそうですね。でもそれだけじゃありません。古着屋にいるとどうして時間があっという間に過ぎてしまうのでしょうか。
それは色んなブランド、いろんな系統の服が一箇所に集まるからです。
通常のアパレルなら、販売しているブランドは限られています。セレクトショップでも取引のあるブランドは決まっています。当然お店の雰囲気も固定されますね。
古着屋ならストリートからアウトドア、モードまで揃う、言わば「服のサラダボウル」です。
そんな多様な場所なら・・・
・ 普通なら入らないような店の服にも触れることができて、新しい発見があるかも
・ 全てが1点ものの中から宝探し
古着であるにも関わらず、古着屋は新鮮なんです。
僕自身、古着屋経由で知ったブランドも数多くありますし、新しいブランドを探す場所としても案外優秀なんです。
そして店員さんが1点1点値付けしたと思うと、まるでメッセージが伝わってくるかのようです。
自分がいいな、と思った商品に高めの値段が付けられていると「やっぱりな」とほくそ笑んだり。自分が肯定されている気分になります。
逆に意外な商品に高値がついていると、店員さんがその値段を付けた秘密を考察してみたり。
古着を通して古着屋の店員さんと対話をしているかのよう。
店員さんとの脳内対話を通して、ブランドについてや、歴史的な文化についても学ぶことができるわけです。 そうやって服を購入すれば、服に対する思い入れも強くなることは間違いありませんね。
ワードローブに古着を加えるメリット
僕のファッションは基本的にシンプルなアイテムのみで構成されています。ややもするとシンプルすぎて、つまらない格好になってしまいます。
「全身ユニ◯ロ?」みたいな。
そこに変化を与えてくれるアイテムこそが古着。
古着が「ただのシンプル」を「こなれたシンプル」に変えてくれます。
別にそのアイテムが古着然としている必要はありません。古着屋で偶然見つけた、これまで知らなかったブランドのその服がワードローブに深みを増し、コーディネートに奥行きを生んでくれるんです。
そんな小さな差は他人が見ても気づかない?
→ それでいいんです。むしろ自分だけが知っている自分だけのファッションのポイントってなんか素敵じゃないですか。
古着屋で見つけた偶然から、その服への思い入れもきっと強いはず。
そんな特別お気に入りの服を着て、誰にも気づかれないようなこだわりの詰まったコーディネートをした日は、それだけできっとハッピーですよね。
古着は僕らの生活を豊かにしてくれる
古着が僕らの生活にもたらしてくれるメリットは
1. (そのコスパで家計を助けてくれる)
2. 文化・歴史の視野を広げてくれる
3. 着用した日を少しハッピーにしてくれる
上記の3つだと僕は考えています。その手助けをしてくれるのが古着屋の店員さんというわけ。
僕は本業ではメーカーに勤めていて、ユーザーと離れた場所で仕事をしています。そのため、直接的に誰かの生活を豊かにする仕事が、僕の目にはとっても魅力的に映ります。
こんな感じで連載第一回を無事終了することができました。
あなたの古着についての考えをほんの少しでも広げることができたなら、とてもうれしいです。
次回以降はさらに踏み込んだ、具体的な古着の魅力について語っていきます。乞うご期待。
※ちなみにこちらのサイトを運営するトレファクさんは、こんな古着の店舗を運営しています。
ただいま中途スタッフも募集中。詳しくはこちら
※ Illustration by Natsuki Mogamiya
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。
るびこさん連載記事
古着と僕らの生活
- 第1回 – 古着の最大のメリット、それは…
- 第2回 – 古着との出会いは常に運命。それこそが魅力
- 第3回 – ハイブランドを古着で。ファッション格上げ最短ルート
ガジェットブロガーの生活
- 第1回 – 在宅勤務に役立つ!デスク周りのガジェットたち
- 第2回 – アレクサ Alexa でスマートホームのやり方
- 第3回 – クラウドファンディングの楽しみ方
この記事を書いたひと
理系大学院を修了後、大手メーカーに就職した会社員。仕事の傍ら最高月間25万PVのブログ「理系男子のぐうの音」を運営しています。メンズファッションや20代会社員のお金の話など、リアルな生き方を日々発信中。るびこという名前は学生時代に乗っていた愛車(オートバイ)からとっています。
究極のミニマル自作キーボードを目指した記事はこちらにて。