「ハイブランドは僕にはまだ早い」を捨ててみる

こんにちは、僕は「るびこ」と申します。

僕は普段は会社員の傍ら「理系男子のぐうの音」というブログを運営し、メンズファッションについて趣味全開で情報発信している20代男子です。


もちろん僕はファッション全般、とくに古着が大好き。

そんな古着大好きな僕が3回にわたり、独自の視点から古着ファッションの魅力について連載させていただきます。

今回は最終回。テーマは「古着でハイブランドに触れておく意義」について解説してみます。

  • ハイブランドを着用するとどんないいことがあるの?
  • ブランド古着であなたのファッションをレベルアップさせる方法

具体的には上記の2つをお話ししていきます。

ハイブランドと言っても、店の前にドアマンがいたり、青山に路面店があったりするような、そんなビックリ価格のブランドについて語るわけではないので安心してください。

まず、この記事でのハイブランドを定義しておきましょう。

本記事においてハイブランドは

普段服を買うお店より価格帯と客層がワンランクだけ上の、今の自分よりちょっと背伸びしたブランド

という意味で使います。

例えば20代後半の僕にとってはN.HOOLYWOODやMARGARET HOWELL、ATTACHMENTが該当します。

MARNIやJOHN LAWRENCE SULLIVAN、Maison Margielaはもう高すぎるので該当しません。

なんとなくイメージしていただけたでしょうか? もしイメージできてなくても後半でも別のブランドで例を出しているので、安心して読み進めてください。

若いうちからハイブランドに触れる意義

若いうちからハイブランドに触れる意義

僕はなるべく若いうちから良いモノに触れることをお勧めしています。そうすることで

選球眼を鍛えられる → 無駄な買い物を減らせる → 結果的にお得

という考えです。

僕が考えるハイブランドに触れる意義は2つ

  1. 服のルーツに触れることができる
  2. 流行の煽りを受けず、長く使える

それぞれ詳しく説明していきます。

ハイブランドに触れる意義① ブランドのルーツに触れることができる

ハイブランドは外部から評価されハイブランドになっています、当然ですね。

でも、どんなハイブランドも創業当初はハイブランドではなかったのです、これも考えれば当然。

では、どうして現在のハイブランドの地位を築くことができたのでしょう?

  1. 当時の社会で求められていた服を開発し、定番になった
  2. 品質重視で大手ブランドの製造を請け負っていたが、自社製品も開発した
  3. カリスマ的なデザイナーを擁していた

などなど成功への道は様々。

それぞれ例を挙げてみます。

ひとつめは労働者のためにジーンズを開発したLevi’sや、雨の多いイギリスで紳士のためにゴム引きコートを開発したMACKINTOSH。

一度それらの服に袖を通せば、当時の歴史や作られた国の気候などに想いを馳せることができます。

ふたつめは、革靴のOEMとして確固たる地位を築いて、いまや英国革靴の代名詞にもなっているCrockett & Jonesが良い例です。

多くの一流ブランドの靴を作ってきたため、非常に豊富な木型(革靴のベースとなる形)を有しているのも納得です。単純に技術が高かったり意匠に優れているだけではなく、+αがあってハイブランドの地位を確立したんですね。

最後の例はあまり説明の必要はないかもしれませんね。日本のブランドだとヨウジヤマモトとCOMME des GARCONSが最も有名です。

よく比べられますが、全く性格の異なる2つのブランド。ヨウジヤマモトは職人気質な一方で、COMME des GARCONSはブランディングが上手い。ビジネススタイルが異なるんですね。

こんなことを知っていると服の見方が大きく変わってきませんか? 実は知っているだけでは少し不足で、ぜひ袖を通して経験を伴わせて欲しいんです。これが僕がハイブランド着用をお勧めする理由。

ベースとなる経験があるとハイブランド以外でも応用できるように。服単体でなくブランドの背景まで考えが及び、服選びに深みが生まれるようになります。

納得感のある服選びでファッションにおける回り道を回避できる効果があります。

ハイブランドに触れる意義② 流行の煽りを受けず、長く使える

ハイブランドに触れる意義 流行の煽りを受けず、長く使える

Tシャツやボトムスなどは流行の影響を受けやすいので、何十年もかっこよく使うことは難しいのが一般的。

一方でアウターや靴は(時代に合わせてディテールの最適化はなされていますが)大きく形は変わりません。

Barbourのオイルドジャケットとか、Schottのピーコートなんかはそれ一点でコーディネートを成立させるだけの説得力を持っています。トレンドに流されることなく、一張羅として長く活躍できるでしょう。

靴も同じ。特にブーツや革靴ですね。

例えば80年代の映画を想像してください。着用されているスーツは現在主流のスーツのデザインとは大きく異なっています。しかし革靴はどうでしょう?ほとんど形が変わっていないことがわかります。

ところがお手頃なブランドだと、価格を抑えるために素材を変更していたり、過剰にトレンドを反映するあまり、オリジナルの形に手を加えていたり。

数シーズンだけ使用するにはむしろ好都合なんですが、長く使えるかというと閉口してしまいます。

ぜひ自分のアイコンとなるような一着をワードローブに加えてみてください。

ちなみにこのようなブランドの知識を僕に与えてくれたのは古着屋の店員さんです。以前の連載記事の繰り返しになりますが、一度にいろんなブランドに触れることのできる古着屋さんならでは。

生まれ変わったら古着屋の店員もやってみたいかも。

僕らのような若者がハイブランドを買うには?

さて、ハイブランドの魅力はわかったから実際に見に行きたい!・・・のだけれど、僕のような若輩者だとお店に入ることすらはばかられます。

一度弱気になると、客層も年上で着ている服も違う気がしてきてどんどん逃げ腰に・・・こんな格好の僕は入店していいのか不安になります。

まさに「服を買いに来ていく服がない状態」

きっと店員さんも「将来の太客候補」として邪険には扱わないものの、明らかな冷やかしの僕に丁寧に接客してもらうのも気が引けます。

そんなときに役立つのが古着ですね、やっと本題に戻りました! ハイブランド店に入らなくてもハイブランドを手に取ることができます。

20代の僕でもそんなハイブランドに手が届く! そう、古着ならね

20代の僕でもそんなハイブランドに手が届く! そう、古着ならね

まずは古着でハイブランドを手に入れてみましょう。

ここまでの話だと、いかにもその分野で世界一のブランドを買うべき、のように感じさせてしまったかもしれません。

でも、そこまでする必要は全くありません。本記事でのハイブランドの定義「普段服を買うお店より価格帯と客層がワンランクだけ上な、今の自分よりちょっと背伸びしたブランド」を思い出してください。

目安としては「あなたがよく行くお店の新品と同じくらいの価格の古着を買う」のがオススメ。そうしてじわじわステップアップしていくのが無理なく成長できるはず。

具体的な僕の例を挙げてみます。

10年前くらい、僕がCiaopanicによく行っていたときは古着でUNITED ARROWSのセレオリをよく買っていました。

現在はUNITED ARROWSで新品を買うようになったので、古着ではTOMORROWLANDをよく買います。

一歩先を古着で体験する感じ。

古着のTOMORROWLANDを着てTOMORROWLANDの店舗に行き、取り扱いブランドを調査する。そして古着屋に戻りTOMORROWLANDの取り扱いブランドを古着で購入する、みたいな。

時間もお金も効率的にファッションのレベルを上げる方法の一つだと僕は考えています。書いてて思ったんですが、文章にすると滑稽ですね・・・

でも確実な方法として強くお勧めしておきます。

もちろんもっと頑張れば、記事中で具体的に名前を挙げたCrockett & JonesやBarbourの古着を買うことも学生でも可能でしょう。

万が一買った服がうまく使いこなせなくても、比較的高値で手放しやすいので安心して挑戦してください。中古市場が発達しており、ハイブランドであればあるほどリセールバリューが高くなりやすいんです。

初心者から上級者まで、若者から紳士まで寄り添うことができる。しかも失敗したら買取という助け舟まで出してくれるのは懐の広い古着屋だけの特徴です。

古着を使って、無理のない背伸びをしてみる

古着を使って、無理のない背伸びをしてみる

ここまで、古着の具体的な活用方法として新品では手の届かないブランドに挑戦するメリットと具体的な方法を紹介してきました。

  • ブランドのルーツに触れ、服選びに深みが生まれる
  • 流行に左右されにくく、長く着用することができる
  • 少しだけ背伸びしたブランドを古着で手に入れて、ステップアップしてくのがオススメ

あなたのファッションがレベルアップしていく様子が想像できましたか?古着をうまく活用して、ファッションを楽しんでいただけたらと思います。

もしこの記事が気に入っていただけたら、僕が書いた他の記事もぜひ読んでみてください。古着ファッションの魅力を存分に語っています。

※ちなみにこちらのサイトを運営するトレファクさんは、こんな古着の店舗を運営しています。
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※ Illustration by Natsuki Mogamiya

この記事を書いたひと


※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。