こんにちは、森あんじゅと申します。くつろぐ暮らしを整える個人メディア「じゅが綴る」を運営しています。

「じゅが綴る」



進学先が決まり高校を卒業するまでの期間と短期大学に在学していた丸2年間、スターバックスコーヒーでアルバイトをしていました。

スタバのアルバイトってどんなイメージですか?

「忙しそう」
「覚えることが沢山ありそう」
「就職に強そう」
「なんだかおしゃれなイメージ」

様々な声を聞きますが実際はどんな様子なのか少し気になりませんか?

この連載では「スターバックスのアルバイト」をテーマにわたしの体験談と、そこから学んだ仕事のスキルを書き綴ります。

2記事目のテーマは「スターバックスのアルバイトの研修」です。

▷▷1記事目「スターバックスのアルバイトの面接」はこちら

働きたい場所で働くための最初の関門「面接」を超えた次の関門は「研修」です。スターバックスの研修は、トレーナーとアルバイトの対話が多く特に「主体性」を育てるような内容だと感じました。

研修は働いていく上で必要な基礎、仕事のルールや知識を身につけるとても重要な時期で、そこには日々に役立つ「仕事のスキル」が沢山詰まっていると思います。

この記事ではスタバのアルバイトを考えている方や実際の面接がどんな様子か知りたい方、面接のコツが気になる方へぜひ読んでほしい内容を書き綴りました。

どうぞお付き合いください。

※以下の内容は、基本的に私が働いていたときの情報です。現在については公式情報の確認をお願いします 。

スターバックスのアルバイト研修が始まるまで

スターバックスのアルバイト研修が始まるまで

採用をいただいた店舗は東京都23区外のショッピングモールにあり、主婦と大学生が働くゆったりとした雰囲気の平日と沢山の人で賑わう休日が印象的なお店でした。

私の場合、研修は採用通知が来てから1~2週間後に採用された店舗にて開始されました。

研修が始まるまでは服装周りの準備が必要です。スターバックスお馴染みの緑色のエプロンは支給されますが、トップス・パンツ・靴は自身で用意します。店舗の規定に合わせて準備してくださいね。サイズが豊富で比較的価格も安い無印良品やユニクロでの購入がおすすめです。

それから手のひらサイズのメモ帳もあると良いと思います。エプロンのポケットに入りますし、メモを広げる場所の少ないバーカウンターで使う際にも安心です。

少し余談ですが、私が働いていた時、スターバックスは進路の決まった満18歳の高校生であればアルバイトすることが可能でした。しかし実際に働く高校生はあまり多くないようで、一緒に働く方々にご挨拶をすると「あら!高校生なの!」と驚かれる事がほとんど。当時の店舗に在籍する高校生はわたしを含めて2人でした。

スターバックスのアルバイト研修って何をするの?

スターバックスのアルバイト研修って何をするの?

アルバイト研修では主にコーヒーの基礎知識やドリンクの作成の学習、スターバックスが大切にしていることを学び、それを踏まえた接客の練習を行います。

研修期間は約1ヶ月。その期間はお客様へのドリンクの提供や金銭の授受はせず、研修のみに集中します。

採用後、研修を兼ねつつすぐ実務に携わるアルバイトも多いと聞きますが、スターバックスではアルバイト研修を手厚く行っています。その分内容が盛り沢山でこの期間に挫折をしてしまう人もちらほらと。

考え方や様々な知識はとても学びになりますが、肌に合わない人にはしんどいかもしれません。

私自身は初めてのアルバイトでしたが、丁寧な研修をコツコツと積み上げていけたのでとても安心したのを覚えています。大変な部分もありましたが楽しかったです。

それでは、ここからは実際に体験した研修内容ととそこから学んだ仕事のスキルについて、いくつか書き綴りたいと思います。

スターバックスのアルバイト研修で最も楽しく心が弾んだ瞬間

スターバックスのアルバイトの研修で最も楽しく心が弾んだのは「フードペアリング」を学んだ時です

フードペアリングとは相性の良いフードとドリンクを同時に味わうこと。

コーヒー・お茶はもちろんワインや日本酒でも、銘柄それぞれの味わいに特徴があります。その特徴をより美味しく引き立て、フード自身も美味しさを引き立てられるような絶妙な組み合わせがフードペアリングです。

入社時、ブラックコーヒーが苦手だったわたしは「フードペアリング」をきっかけにだんだんと飲めるようになりました。

苦手だったものが美味しく感じる瞬間ってものすごく感動するんですね。この研修を経て美味しさを引き立て合うフードペアリングの虜になりました。

スターバックスで提供しているコーヒーには全て相性の良いスタバフードが存在します。この研修での体験がきっかけとなり、お客様の様子を伺いつつ積極的にフードペアリングをお薦めすることが私の得意技になりました。

当時スタッフさんの中でも人気が高かったのはダークチョコレート×カフェベロナの組み合わせ。濃厚なチョコレートにカフェベロナのコクが合わさって絶品です。

個人的に好きな組み合わせはベリーやオレンジの焼き菓子×ケニア。ケニアの爽やかでありながらしっかりとコクのあるの味わいがベリーやオレンジの美味しさを引き立ててくれます。

▷▷ フードペアリングについてはスタバのサイトでもどうぞ。詳しくはこちら

知識量としては膨大なものであっても、好きで興味のある分野であれば案外すんなりと覚えられるものです。

それに好きなことを話していると自分も生き生きし、それが相手にも自然に伝わります。

「じゃあそれも貰おうかな」
「次は一緒に頼んでみますね」

と笑顔で返してくれるお客様も多くなり、結果的に質の良い仕事に繋がったと感じています。

仕事の中で好きな部分を見出し、磨いていくことはとても大切です。

–> 仕事のスキル1 好きで興味のある分野を伸ばす

スターバックスのアルバイト研修で最も大変だった事

スターバックスのアルバイト研修で最も大変だった事

スターバックスのアルバイト研修で最も大変だったのは、ドリンクレシピを覚える事です。基本のメニューがざっと40種類ほど。そこへ季節限定のメニューが毎月3つほど加わります。

スターバックスと言えば豊富なドリンクの種類と多種多様なカスタマイズの数々。サイズごとのシロップ数や、店頭のメニューに載っていないマイナーなものまで含めて覚える必要があるので、正直働き始めてから3ヶ月経つまではメモが手放せませんでした。

みなさんは何かを覚えるときに意識していることはありますか?

わたしは関連づけて覚えることを意識しています。

例えば、ティーバッグを使用するドリンクのシロップは〇〇で、ポンプ数はSサイズから2234/回。実際にドリンクを作る動きをしつつ、口で唱えるようにして少しずつ記憶しました。

上記の例だとティーバッグ・シロップの種類・シロップの分量・作成手順を関連づけています。数珠つなぎのようにまとめて覚える作戦です。

今では特に人の名前を覚える際に「〇〇の話をしていた黒縁の眼鏡の似合う△△さん」と関連づけて覚えています。覚えやすく忘れにくくなる仕事のスキルです。

–> 仕事のスキル2 物事を覚える際には関連づけて記憶する

研修中に特に心掛けたこと

研修中に特に心掛けたこと

アルバイトの研修中に特に心掛けたことは、困った時に助けを求めることです。

これはスターバックスの大切にしている働くスキルの内のひとつで、研修中に何度も声を掛けられた特に重要なスキルです。

「お客さんに追加で欲しいと言われたお手拭き、教えてもらったけれどすぐに場所がわからないな」

「ドリンクが連続で注文入ったけど、この調子だとホイップクリームが切れてしまいそう」

「お客さんから受け取ったドリンクが違うと言われてしまった」

こんな時にはまず助けを求めて大丈夫です。

特に最初のうちは「まだ自分で踏ん張った方が良い困りこと」と「周りに助けを求めた方が良い困り事」の判断が難しいと思います。

困った時にはまず助けを求めましょう。取り返しのつかない事態に発展する前にトラブルを防止することに繋がります。

そしてその後に自身で今後同じようなことが起こった場合にどうしたら良いか、何か予防策がないか考えていくことが大切だと思います。

また助けてくれた方と今後どうしたら良いかお話してみるのもおすすめ。自分にはない視点でのお話が聞きつつ思考を深めることで、仕事のスキルを養うことができます。

–> 仕事のスキル3 困った時には助けを求めその後対策を考える

スタバのアルバイト面接とそこから学んだ仕事のスキルまとめ

スタバのアルバイト面接とそこから学んだ仕事のスキルまとめ

● 仕事のスキル1 好きで興味のある分野を伸ばす

仕事の中で「好きで興味がある部分はどこだろう?」と探し、見つけ出した分野を磨くことを日々意識しています。好きな分野は活躍しやすいと思います。

● 仕事のスキル2 物事を覚える際には関連づけて記憶する

物事を覚える時や知識を増やす際には、一連の流れや数字を関連づけてまとめて記憶するのがお薦めです。

● 仕事のスキル3 困った時には助けを求めその後対策を考える

困った時には早めに助けを求めましょう。人を頼りつつ今後似たような困り事が起こった場合にどうしたら良いのか、 何か予防策を考えそれを実行すると1歩成長できると思います。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

自身の体験を多く交えてここまで書き綴りましたが、何か1つ為になる部分がありましたらとても嬉しいです。

連載3記事目もゆるりと書き綴る予定ですので、またぜひ読みに来てくださいね。

※こちらの記事の内容は著者の体験に基づくものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。

森あんじゅさん連載記事


スタバのアルバイトを体験して

この記事を書いたひと