宝物はどこにある?

自分にとっての「掘り出し物」や「イッテンモノ」

「掘り出し物」や「イッテンモノ」に憧れませんか? 新品ではお目にかかれないこれらの魅力的な逸品に出会えるのがリユースショップです。 

「なんでも鑑定団」のような番組に登場する骨董品の目利きは経験が必要ですが、自分にとって価値あるものを見つけるのは難しくありません!

今回は100店舗を巡った筆者が考える「掘り出し物」の探し方をお伝えしたいと思います。

自分にとっての「掘り出し物」や「イッテンモノ」

自分にとっての「掘り出し物」や「イッテンモノ」

「掘り出し物」や「イッテンモノ」の定義は人によって違いますよね、骨董品やアンティーク品、あるいは単純に元値が高いものと考える人もいるでしょう。しかし私にとっての掘り出し物は、「良質なのに安くなっているもの」もしくは「自分にとって価値のあるもの」の2つです。

重きを置いている「自分にとって価値のあるもの」は、自分が好きなもの、自分にとって魅力的なもの、自分がときめくもの。この“ときめき”を基準にした片付け本が世界40カ国で大人気になっていますよね。自分を基準にした視点を持つことは、日々を豊かにすることにもつながるのではないでしょうか。

洋服を買いたい方、ブランドが好きな方、家電を探している方、インテリア雑貨がほしい方、ヘンテコなものに目がない方……みなさんの掘り出し物を探すお手伝いができれば幸いです!

「洋服」を手に取れるリユースショップの強み

「洋服」を手に取れるリユースショップの強み

リユースショップは実物を手に取って確かめられるのがメリット。「当たり前では?」と思うかもしれませんが、このメリットは大きいですよ!

実物を見られないフリマアプリや通信販売で買い物をする場合、何が購入の決め手になりますか? やはり「ブランド」になるはずです。そしてブランド品は人気があり、掘り出し物といえるほど価格が下がりにくい傾向にあります。

実物を見られるリユースショップなら、サイズや品質などもしっかりチェックでき、ブランドにこだわらず探すことができるのが強み。デザインがおしゃれな洋服や日本製のアイテムがびっくりするほど格安で見つかることも珍しくありません。「デザイン」「製造国」「素材」などを基準に探してみましょう。

例えば筆者がリユースショップで購入した200円のジーンズ。知らないメーカーでしたが、ほぼ新品の日本製で縫製もきれい。10 年ほど経ちますが、まだまだ現役のお気に入りです!

もちろん有名なブランドもリユースショップで扱っています。ブランド専門のリユースショップは気軽に入りづらい……という方は、品ぞろえが幅広いリユースショップを見てみてもいいかもしれませんね。

「家電・パソコン」は保証付きや動作確認済みで安心!

「家電・パソコン」は保証付きや動作確認済みで安心!

リユースの家電やパソコンは故障や動作不良が心配になるかもしれませんが、今は新品を扱う量販店と同じく、保証期間を設けているリユースショップもあります。

例えばトレジャーファクトリーでは、なんと最大1年の保証つき。AV機器、生活家電、パソコン、ゲーム関連、電動工具、腕時計なども安心して購入できます。保証を付けてないリユースショップでも、最低限の動作確認を行っている場合があります。

未使用品の家電が入荷する場合もあるので、新品にこだわりたい人ものぞいてみるのがおすすめです。

筆者が15年ほど前にリユースショップで購入したレトロなデザインの冷蔵庫も未使用品。迷っていたら、電子レンジとセットで2万円ちょっとにおまけしてもらえました。

「家具・インテリア雑貨」は素材や使い心地をチェック

「家具・インテリア雑貨」は素材や使い心地をチェック

家具は素材感やサイズを確認することが重要です。だからこそ実物を見られないフリマアプリや通信販売では、いろいろな角度の写真を載せ、丁寧に説明していますよね。それでも実際に実物が届いてみると、大きすぎたりイメージと違ったりすることもあります。

ここで筆者の失敗談を聞いてください。船舶用の鉄製トランクに憧れてオークションサイトで落札したら、木製の箱をアルミで覆ったトランクだったことがあります……。経年の味が出ていて素敵な品でしたが、ほしかったトランクとはちょっと違う。やはり実物を見ないとわからないなぁと思った出来事です。

ちなみに船舶用の鉄製トランクはリユースショップで発見! しかも6000円台という破格の値段。うれしすぎて15kgのトランクを抱えて電車で帰りました(念のため鉄道会社に聞いたら乗車OKでした)。

「ヘンテコなもの」は品ぞろえが豊富なショップにある

「ヘンテコなもの」は品ぞろえが豊富なショップにある

前回の記事でお伝えしたとおり、リユースショップで「良いもの」を安く買えることは知られています。筆者がおすすめしたいのは、「自分にとって好きなもの」を探すことです。

リユースショップは「何かを買わなければ出られない」といった圧力がなく、ふらっと立ち寄れるのもうれしいところ。品ぞろえが幅広いショップは、普段お目にかかれない不思議なアイテムに出会えることもあります。

筆者が購入したものは、ステンレス製のオブジェ(いけばなを飾る)、ウールのガーランド(タグ付き新品)、昔の建具(和室や窓用)、『Star Wars』の飛び出す絵本(英語版)、フクロウの置物(メキシコ製)などなど……。

主張が強い洋服やヘンテコなアイテムも、自分が好きなものでそろえれば統一感が出るものです。

「通う」のも掘り出し物探しのコツ!

「ヘンテコなもの」は品ぞろえが豊富なショップにある

リユースショップは商品が頻繁に入れ替わります。同じ店でも来店するたびに品ぞろえが変わっているのがおもしろいところ。リユースショップのヘビーユーザーの筆者に言わせれば、1回であきらめるのはもったいない! 特に掘り出し物を求めるなら通うのが重要です。

イッテンモノも多いので、ウインドウショッピングをするだけでも楽しい趣味になります。筆者は犬の散歩がてら、リユースショップ巡りを楽しんでいます。

愛着のある厳選した家具やアイテムに囲まれた暮らしは、話題のミニマリストの方も、逆のマキシマリストの方も大満足ではないでしょうか。

自分の視点・価値観で見つけたものこそ、とっておきの掘り出し物になること間違いなし。ぜひリユースショップに足を運んでみてくださいね!


※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。



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