皆さんはじめまして。図解デザイナーの志水です。

図解デザイナー?と思った方に向けて、簡単に私の仕事についてご紹介させて頂きます。


図解というのは、ある物事を「単純な図」と「短い言葉」に変換して伝えることをいいます。これにより、難しい文章がとっつきやすくなったり、理解の手助けになったりするんですね。

私は、この図解をお客様のニーズや目的に合わせて制作するお仕事をしています。具体的にはコラムやブログに挿入する素材、セミナーや営業用の資料などを制作させて頂くことが多いです。

今回、「図解」をテーマに4回にわたってコラムを書かせて頂くことになりました。

全て読んで頂いた皆様のプレゼン資料は、きっとあの”ジョブズ”レベルになるはずですので是非ご覧ください。

初回のテーマは「矢印の上手な使い方」です。

「会議の内容がうまくまとめられない…」

「アイデアはあるけど上手く可視化できない…」

「センスがないから図解なんてできない…」

という方にとってもおすすめの内容になっております。

資料を作る際はもちろんのこと、普段の会議でのメモにも役立つ内容ですので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

こんな議事録見たことありませんか

早速ですが皆さんはこんな議事録を目にしたことはありませんか?

こんな議事録見たことありませんか

もしこのような議事録が送られてきたとしたら、私の場合パッと理解することができず、読む気も失せてしまうと思います。

自分では箇条書きでスッキリまとめたつもりでも、全体の流れや関係性が把握しづらく、伝わらない資料になってしまっているんですね。これでは相手目線に立った資料とは言えません。というか、自分で読み返しても多分よくわかりません。

こういった問題を解決してくれるのが図解です。では、この議事録を図解化したものを見てみましょう。

この議事録を図解化したものを見てみましょう

いかがでしょうか。一目見た時に全体を把握しやすくなりましたね。 このように、図解で物事を共有するということは、効率的に仕事を進める手段ともなりうるのです。

図解のカギは矢印

「でも、いちいち図解するのって手間がかかるし、かなり面倒な作業なのでは…?」

そう思ったあなた、案ずることなかれ。

矢印を使いこなせるようになれば、図解は意外と簡単にできちゃうんです。

では、先程の議事録の図解はどのようになっていたか見てみましょう。

図解のカギは矢印

赤色で囲った部分に注目してください。

分解して見てみれば、3種類の矢印と単純な四角と丸(楕円)のみで表現されていることがわかると思います。

なんだかすぐに作れそうじゃないですか?

ちなみにこの3種類は私が勝手にルールを設定していて、社内の関係性は実線、社外は点線、商品の流れは三角矢印で表現するようにしました。違いがわかればOKです。

このように、矢印は全体の流れやそれぞれの関係性を把握するのに最も使える手段なんです。

矢印の使い方のコツ

では具体的に、矢印で表現できる流れと関係性の例を4つあげてみます。どれもかなり使用頻度の高いものばかりですので、使い方を覚えてぜひ明日からでも使ってみてくださいね。

相互関係を表す矢印

まずは、相互関係を表す矢印。プロジェクトに出てくる企業間の関係性を把握する場合など、全体像の理解に役立ちます。

循環を表す矢印

続いて、循環を表す矢印。PDCAのサイクルなど、循環する一連のステップを表すことができます。

ものごとの流れを表す矢印

ものごとの流れを表す矢印。フロー図とも言います。サービスの手順説明やストーリー性のあるものの解説にも使えます。

深掘りに使う矢印

深掘りに使う矢印。こちらは共有するというより、自身の思考整理に使うのが効果的です。

この例で言うと、「なぜ自分は転職したいと思ったのか」というテーマでなぜなぜ分析し、真の理由を導き出すための深掘りに使うことができます。

図解を作成するメリット

では、作成した図解を作成した場合に得られるメリットを考えてみましょう。

メリットがわかっていれば、図解作成のモチベーションにも繋がります。

頭の中が整理できる

まずは、自身の頭の中の整理に役立ちます。

企画書やプレゼン資料など、PowerPointを立ち上げてさぁ作るぞ!と思ってもなかなか進まなかったりしませんか?

そういう時は一度、図を使いながら簡単に下書きしてみるのがおすすめです。全体の流れを整理できて、結果的に時間効率も良くなりますよ。

記憶してもらえる

2つ目のメリットは、内容を記憶してもらえるということ。

脳科学本である『ブレイン・ルール(著者はジョンメディナ)』の中に記載されているジョン・メディナの実験によると、ある情報を口頭のみで説明した場合の記憶定着率は10%だそうです。一方で、口頭+絵で説明した場合の記憶定着率は65%にもなるんだそうです。

絵があるだけで、記憶定着率が6.5倍にもなるってすごくないですか?

つまり、視覚的情報によるインプットは記憶に残りやすいので、仕事で共有する資料に図解はもってこいということになりますね。

認識にズレが生じない

文章だけだとどうしても人によって想像する形が異なる場合があります。

お互いに間違った認識で仕事を進めてしまうと、それは非常に無駄な時間になってしまいますね。

そういった事態を避けるためにも、ものごとを図解化して共有するという作業は効果的です。

図解を正しく活用しよう

「図解」をテーマにお届けする連載コラム、今回は「矢印」に焦点を当ててお話させて頂きました。

ちなみに、今回の内容を図解したものはこちらです。

図解の強い味方。矢印の上手な使い方

「これまで面倒くさいと思っていたけど、意外と図解って矢印と四角と丸で完結しちゃうし、シンプルな構造なんだな」と思っていただけたら幸いです。

ぜひ図解を活用して、あなたの仕事の生産性を爆上げしちゃってください。

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。



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