はじめまして!ハイブランドのリユースアイテムを扱う「ブランドコレクト」表参道2号店でストアマネージャーをしている、小原悠佳(おはら・ゆうか)です。

2021年に新卒で入社した私は、ブランドコレクト表参道1号店への配属となりました。2号店への異動もありつつ、2023年3月にアシスタントマネージャー(副店長)に就任し、そして2024年5月から2号店のストアマネージャー(店長)を務めています。

ブランドコレクト表参道2号店

私はもともと、自分から新しいことに挑戦したり、自発的に行動することが苦手な方でした。古着好きが高じてトレジャー・ファクトリーに入社したんですが、そもそもブランドコレクトという業態があること自体も知らなかったんです。

今回は、そんな私が、どうして入社4年目でブランドコレクトの店長となり、2期連続でMVP店舗に選ばれるまで成長できたのかを振り返ってみたいと思います。

高品質な商品を気軽に手に取れる「ブランドコレクト」

まず、私が勤務しているブランドコレクトについてご紹介しますね。表参道や原宿、広尾、麻布十番など、都心部に7店舗を展開しているブランドコレクトは、状態の良い品物を買取として持ち込みされるお客さまが多く、ハイブランドのファッションアイテムを魅力的に品揃えしているのが特徴です。しかも、入りづらさや敷居の高さを感じさせないように、気軽にウィンドウショッピングができる雰囲気を大事にしています。

また、出張訪問買取・宅配買取や、トレジャー・ファクトリーが運営するほかの事業と連携して、多角的な仕入れができるのも強みの一つですね。

おかげで店舗では質の高い商品を提供できます。リユースアイテムに抵抗がある方でも、実際に手に取っていただくことで、その品質にご納得いただけるはずです。なかなか手に入らない稀少なアイテムも取り扱っていて、「こんなものも買えるんだ!」と驚いてくださるお客さまもいらっしゃいます。

私が店長を務める表参道2号店のコンセプトは「ハイ・ファッション(HIGH FASHION)」。アパレルやブランドバッグ、ジュエリーなど、厳選したレディースアイテムを扱っています。メンズも含めたラグジュアリーブランドを扱う姉妹店の1号店と比べると、カジュアルな商品も多めですね。

[本日の店舗おすすめアイテム①]「THE LOW 2WAY BAG」:洗練されたデザインと素材感が特徴的。シンプルでありながら高級感があり、表参道2号店らしいバッグだと思い選んでみました

私たちの店舗では、女性ならではの感性を生かし、お客さま一人ひとりに合わせたコーディネートをご提案。また、ブランドの魅力を効果的に伝えられるよう、Instagramを中心とした情報発信も積極的に行っています。

子どものころから通っていたトレファクの一員に

ここからは、私がトレジャー・ファクトリーに入社するまでを振り返ってみます。

最初のトレファクとの出会いは、ファッションに興味を持ち始めた小学生のとき。双子の姉と、近所にある「トレファクスタイル」に出かけました。とても古着には見えない、品質の良い古着をリーズナブルに買えるトレファクスタイルが大好きで、お気に入りを見つけてはさまざまなファッションを楽しむようになりました。

当時はトレファクスタイルの立川店や多摩センター店をよく利用(写真は立川店)

大学に進むと、デザイン学部でファッションを専攻。卒業研究は、洋服のリユース・リメイクに関するものでした。スカーフをトップスに、ニットをバッグやヘアアクセサリーに変えたりと、捨てる以外の方法で新しい価値を生み出す可能性を探りました。

学生時代はデザイン学部でファッションを専攻。実習で洋服の自作も数多く実施

こうした経験から、「ものを大切にする文化を広めたい」「子どものころから利用していたトレファクの一員になりたい」という思いが芽生え、トレジャー・ファクトリーの新卒採用にチャレンジ。ですが、私は話すのが苦手で、面接は頭が真っ白になって、きちんと自分の思いを伝えられたか不安でした…。

それでもトレジャー・ファクトリーの採用担当者は、私の「古着が好き」という気持ちを汲み取って、親身に対応してくれたのが嬉しかったですね。ほぼ「トレファク一本」で就職活動をしていたので、内定をいただいて入社を決めました。

「ブランドコレクト」のあたたかな雰囲気が、不安を期待に変えた

配属先としてブランドコレクトを提案されたのは、入社直前のことでした。正直、ラグジュアリーブランドとは縁がない生活を送っていたので、そんな業態があること自体を知らず、不安な気持ちはありました。

でもブランドコレクトのお店があるのは、都心のおしゃれで華やかな街ばかり。「そういうエリアに毎日行って働くのはかっこいい!」と思いましたね(笑)。 そして、配属先の表参道1号店にあいさつに行ったとき、先輩スタッフがすごくあたたかい雰囲気だったので、「この人たちと一緒に働けるのは楽しみだな」と、不安よりも期待が高まりました。(後で聞いたことですが、新卒でブランドコレクトへの配属となったのは私が第1号とのことです!)

[本日の店舗おすすめアイテム②]「MIU MIU ガーメントダイ コットンフリース スウェット」:胸にあるロゴがわかりやすくてかわいいですよね。昨日入荷したばかりのアイテムですが、これはすぐに売れると思います

配属当初は、それまでの人生で触れたことがないような高額な商品ばかりで、手が震えるくらい緊張感があったのを覚えています。知識がない状態で接客をして、お客さまに不安を与えないかという心配もありましたが、先輩に「知ったかぶらなくても大丈夫。お客さまに教えていただくつもりで接客しようね」と言ってもらえて、気持ちが軽くなりました。

ブランドコレクトで働いてみて、買取訴求物(POP)の作成や、マネキンやショーケースの管理、商品の撮影など、自分のセンスや創造性を生かせる業務も多く、仕事を通して自己表現ができることに気がつきました。プライベートでもInstagramに力を入れていたり、インテリアが好きだったりしたので、そうした自分の「得意」をさまざまな場面で生かせることは魅力に感じましたね。

私が担当したディスプレイの写真です。上手な先輩からの「マネキンは大袈裟なぐらいが良いよ!」という教えを守りつつ、レイヤードを意識して作成するようにしています

「『あたりまえ』をきちんとできる」が評価され、副店長へ抜てき

業務に慣れるまで、それなりに時間はかかりましたが、接客を通して商品知識も学び、少しずつ成長していった私。やがて、持ち込み買取の際に私を指名してくださるお客さまもいらっしゃるようになりました。

昇進の話が舞い込んできたのは、2年目が終わるころでした。将来的なストアマネージャー(店長)候補としての、アシスタントマネージャー(副店長)就任の打診を受けました。私はあまり自分に自信がないタイプで、正直「できるかな…」と不安でしたが、エリアマネージャーに言われたのは「小原さんは『あたりまえ』をちゃんとできる。そこはみんなができることじゃないよ」という言葉でした。私は話すのが苦手な反面、文章をつくることには抵抗がありません。新人時代から、日報や引き継ぎのためのメールはすごく細かく書いていて、そこを評価してもらっていたようです。

[本日の店舗おすすめアイテム③]「HERMES Hベルル スカーフリング など」:HERMESはブランドを求めて来店される海外のお客様が多いです。バッグだけでなく、アイコニックなアクセサリー類も表参道2号店では取り揃えていますよ

ブランドコレクトは、店長やエリアマネージャーが副店長を手厚くサポートして、業務を学ばせてくれる仕組みがあります。先輩たちの姿を見ていて、そういう環境が整っていることを知っていたので、「チャレンジしてみよう」と思うことができました。

店長としてチームをひとつに 2期連続「MVP店舗」を達成

アシスタントマネージャー(副店長)就任の1年後には、ストアマネージャー(店長)に昇進。お店のコンセプトに沿った商品陳列や、新人スタッフ向けの資料の充実などの取り組みを進めるほか、とくにチーム内の情報共有を重視しました。「店長だけじゃなくて、みんながわかっている」というお店をつくりたかったんです。

例えば、店舗の売上・買取の目標を達成するために、毎日の朝礼で現状と課題を率直に伝えるようにしました。コミュニケーションを密に取りあい、チーム全体の意識改革が進んだ結果、ブランドコレクト全店の「MVP店舗」に、なんと2期連続で選んでいただきました。自分だけではなく、スタッフ全員が一致団結して目標に向かって頑張ってくれたので、みんなで喜びあえましたね。

同期にサプライズで結婚&店長祝いをしてもらった時のお祝いプレート。みんなありがとう!

私はもともと、自発的に行動することが苦手でした。でも、責任ある立場を任されて、ものごとを決める権限が生まれたことで、「仕事がやりやすくなっていくな」と思いました。副店長・店長を経験する中で、新しいことや困難なことに挑戦する楽しさを実感していますし、以前とは違って「自分が行動を起こすことでこそ、成果を生み出せる」という考え方ができるようになったと思っています。

人のあたたかさを感じられる、働きやすい環境だから成長できた

今でも定期的に遊ぶ同期と神宮外苑の銀杏並木に行った時の写真

私がここまで成長できたのは、自信につながる言葉をくれる大切な同期の存在、そして、先輩社員やエリアマネージャー、一緒に頑張ってくれるスタッフなど、多くの方々のおかげだと思っています。いつでも周囲に気軽に相談できて、辛い時でも「一人で抱え込む必要はないんだ」と思える、人のあたたかさを感じられるこの職場に、日々感謝の気持ちでいっぱいです。

働きやすい環境も魅力的です。アパレル業界はワークライフバランスが取りづらいというイメージがありますが、ブランドコレクトの店舗は残業が少なく、定時で退勤できる日も多いです。都心立地なので、店舗周辺の飲食店で素敵なディナーを楽しめるのもブランドコレクトならではですね。

これはトレジャー・ファクトリーの店舗で働くすべての業務に言えますが、サポートの面も充実していると思います。査定業務で困ったら問い合わせができる部署や、さまざまな研修プログラムで学習の機会をくれる部署など、私たち店舗スタッフを支えてくれる体制が整備されています。

トレジャー・ファクトリー全体に、お互いを理解して尊重しあう文化があります。産休・育休を取得しやすいのはもちろん、その後も時短勤務で活躍されている先輩社員がたくさんいます。仕事と家庭の両立を支援する仕組みが整っているだけではなく、社員同士も協力しあう雰囲気があることで、女性が長く働き続けられる環境が実現していると思います。

未経験でも大丈夫! 自分の決めた価格で買っていただく楽しさを味わって

私たちの仕事の魅力は、経験や知識を生かして自分で価格を設定し、その結果を直接確認できること。自分が決めた価格でお客さまに購入いただいたときは大きな喜びを感じられます。ブランドコレクトには海外からのお客さまもいらっしゃるので、「英語力を生かしたい」という方は向いているかもしれません。私も英語が大の苦手でしたが、いまは海外の方とのコミュニケーションへの抵抗が薄れて、「伝わる楽しさ」を感じています。

「興味はあるけど、買取の仕事は初めてで自信がない…」という方もいるかもしれません。私も入社当初は不安でいっぱいでしたが、研修や実務を通して、買取の基礎知識や査定のポイント、お客さまとのコミュニケーション方法などを丁寧に教えてもらえたので、安心してください。

私は店長として、2回のMVPをいただきましたが、もし私がいなくなってもMVPを受賞できる店舗をつくっていきたいと思っています。それは、お客さまに「通いたいな」「好きだな」と思っていただき、たくさんのリピーターが訪れるお店。働きやすい環境を整えて、良いスタッフが集まれば、お客さまにとっても魅力的な店舗になっていくはずです。みなさんが楽しく働けるように全力でサポートするので、ぜひ多くの方々に当社に飛び込んできてほしいですね。

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。


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