こんにちは!

トレジャー・ファクトリーに入社して2年目になる海藤卓巳(かいとうたくみ)です。

現在はファッション専門のリユースショップ「トレファクスタイル」の船橋店に所属し、アシスタントマネージャー(副店長)として仕事をしております。

トレファクスタイル船橋店

北海道出身で、道内にあるファッション系の専門学校でファッションデザインを学んだ後に上京。アパレル業界で1社経験した後、トレジャー・ファクトリーに入社しました。前職では銀座にあるプロパー店で店長を務めておりました。

趣味はファッションで、それ以外にはあまり面白いものはないんですが、最近「整える」ことにはまってますね(汗)

通常のアパレルと異なり、多岐にわたる幅広いジャンルの洋服を取り扱うトレファクスタイル。

実はファッションに興味のある方にとっては、魅力がたくさんある職場なんです。それをぜひお伝えしたい!というのが今回の記事のテーマです。

この記事では、私がトレファクスタイルで働き出したきっかけ、そしてトレファクスタイルで働く魅力や具体的な仕事内容などについて詳しくお伝えします。

今、アパレル業界に絞って転職を検討されている方や、リユース業界の仕事に興味のある方に読んでいただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします!

ファッションにいつまでも携われる仕事、実はそれこそが古着

専門学校でファッションデザインを学んでいたので、卒業後はデザイナーやパタンナーが活躍している会社に興味がありました。

【学生時代の作品】上:古着のチェックシャツを解体し作成 / 下:既存のコートに落書きのようなデザインを加えたもの(2017年ぐらいのBURBERRYを参考に)

しかし、いきなりそういった専門職で仕事をするのは正直難しいと思っていましたので、最初は販売員から経験を積み、将来的に本社勤務につながるキャリアパスのある会社を探していました。それが前職の会社です。

学校のOBでその会社に勤めている方にたまたまお声を掛けていただくご縁があり、それをきっかけに入社を決めました。販売に力を入れている会社で、本社部門のほかに自社ブランドのアイテムを販売する店舗が全国に40店舗ほど(当時)ありました。およそ3年半その会社には在籍していました。

入社時から3年を目処にステップアップできればと思っていて、まずは役職となる店長になるために、がむしゃらに仕事に取り組んでいました。最初は横浜の店舗に配属し、約2半年で店長に。その後取り組みが認められて、銀座にある店舗の店長に異動となりました。

ふだんのファッションはストリート系、カラーはブルー系が好きです

もともと区切りと考えていた3年が経ち、この後の自分はどんな風に生きていこうか真剣に考えました。

店長の仕事にはやりがいも感じていましたし、その先にあるデザイナーやパタンナーといった専門職にも狭き門ではあるもののやはり興味がありました。一方で、

「自分はなぜファッションの仕事に興味があるんだろう?」

そんな素朴な問いについても改めて考えるようになりました。

北海道の地元でファッションに興味を持ち始めた頃、つまりはファッションについて考えるのが一番楽しかった時期によく通っていた古着屋さんのことを思い出して、ふと「古着」というジャンルを意識するようになりました。

自分はファッションをデザインしてクリエイトすることに惹かれていたけれど、それと同じぐらい、世の中にあるさまざまなファッションブランドに囲まれて、日々触れることができる古着屋のような仕事に強く惹かれている、と強く思ったんです。それこそがファッションが好きな私の原点だなって。

もう一つ古着に惹かれた理由は、ちょうど当時コロナ禍がはじまりかけていた時期で、世の中が非常に不安定な状態だったのもあります。これからの未来がどうなるかわからないなか、「ファッションの仕事をずっと続けるにはどうしたらいんだろう?」、そう考えたときに、リユースという考え方はこれからも絶対に重視されることだし、もしろこれからもっと重要になると思ったんです。

というわけで、古着の仕事を目指して転職活動をスタートさせました。

トレファクにこそ、魅力的な古着が集まる

古着屋といっても、オーナーが買い付けを行いヴィンテージ系のアイテムをメインに扱う古着屋もあれば、トレファクスタイルのようにお客様がお持ち込みした洋服を買取してそれをメインに扱う古着屋もありますよね。

私が転職で狙っていたのは後者の古着屋でした。

[トレファクスタイルの店舗ラックから①]私の好きなブランド、パタゴニアのアウターです。メジャーなブランドですが、買取を日々していると「こんなディテールの効いたアイテムもあったんだ」と驚くこともしばしば

転職したら実現したいことの1つに、自分の可能性や知識をさらに成長させたいということがありましたので、より多様な古着が集まる後者を魅力に感じていました。オーナーが買い付けを行い自分のコンセプトを色濃くした古着屋も魅力的ですが、それって、前職で店長をしていたときに経験していた店作りの考え方とある意味近いんですよね。一つの大きなコンセプトがあって、それに寄せていくといいますか。

一方、お客様の洋服を買取して販売するタイプの古着屋では、良い意味で多様性があります。その中からおすすめされたり、自分で見つけた時の感動はお客様にとってもより魅力的ではないかと今でも思っています。そんなわけで、トレファクスタイルに興味が絞られていきました。

でも、トレファクスタイルのような古着屋はほかにもあります。なぜ競合が数多くある中からトレファクスタイルを選んだのか。直感に近いものももちろんありますが、大きく2つあります。

1つ目の理由は、トレジャー・ファクトリー(以下、トレファク)という会社では幅広い種類の買取を行っていて、ファッション業態のトレファクスタイルにも魅力的なアイテムが集まりやすいと思ったためです。

私がはじめてトレファクのことを知ったのは、引っ越しの準備をしているときでした。

引っ越しのときって、あれこれ処分するものが出てきますよね。家電など結構大きなものも含めて。そのときトレファクの出張買取を利用したんです。

スタッフの方が冷蔵庫・洗濯機などを運び出してくれて、その後買取の値段をつけてくれたんですね。とても便利なサービスだなと思いました。出張買取は家具や家電の買取がメインなので、トレファクスタイルで扱っているファッションアイテムとは多少違うんですが、同じく便利なサービスに宅配買取というものもあります。こちらはファッションアイテムがメインで、店頭買取でリーチしきれない全国のお客様をターゲットに買取を行っています。

また、トレファクスタイルと同じ店頭買取ですが、ハイブランドを扱う「ブランドコレクト」、スポーツアイテムを扱う「トレファクスポーツアウトドア」といった店舗業態も展開していて、より専門的なアイテムの買取が可能です。変わったところですと、「トレファク引越」という引っ越しと買取がセットになったサービスなども行っています。

このように多くの買取チャンネルがあり、また進化し続けている会社ですから、ファッションアイテムが集まる環境が仕組みとしてすでに整っているし、今後も安心できると感じました(ここまで買取が充実している古着屋はなかなかないと思いますよ)。

2つ目の理由は、トレファクの経営理念に共感したためです。

「トレジャーファクトリーは人々に喜び、発見、感動を提供します」

これが経営理念なんですが、「喜び、発見、感動」って、まさしく古着の醍醐味そのものだと思いませんか? 「経営理念に共感したから入社しました」というと教科書チックな発言だと知人に言われることも多いのですが(笑)、会社として守り続けている経営理念があり、しかもそれが古着好きにしっくりくるということは私にとって非常に大きなポイントでした。

以上の理由や経緯から、トレファクのHPで募集していたトレファクスタイル店舗スタッフの中途採用にエントリーし、お陰様で無事に内定をいただくことができました。自分で行きたいと思った会社に入社できたので、内定通知書をもらった時はとても嬉しかったのを覚えています。

トレファク入社後は葛西店にて1年半ほど勤務

最初に配属されたのはトレファクスタイル葛西店。ここで接客・レジ・買取の受付、品出し、タグ付けなどの基本業務からまずは学びました。

[トレファクスタイルの店舗ラックから②]古着界で最近高騰しているチャンピオンのリバースウィーブスウェット。実は中学生の頃に3000円ぐらいで買った色違いを最近まで持っていたのですが、友達(トレファクススタイルスタッフ)に気前よくプレゼントしてしまった私です

私自身アパレルでの勤務経験があったので、接客やレジ対応などの業務はこれまでの経験を生かすことができました。ただ、これまでの仕事と違うところもありました。

例えば商品の陳列についての考え方は違うと思います。

普通アパレルショップなどにいくと、洋服がラック一杯に大量に陳列されていることは少ないかもしれません。言葉としては「すっきり」とか「シンプル」でしょうか。しかし、リユースの店舗では商品がすべて一点物であることが特徴で、よりたくさんの商品をお客様に見てもらえるように、そして宝探しのワクワク感を演出するために、意識的に多くの商品を店頭に並ぶように心がけています。

また、一般的にブランドの直営ショップでは、当然自社ブランドの商品のみを販売するのですが、トレファクにはさまざまなブランドの商品があります。そのため、お客様からの質問の幅もかなり広いなと感じました。自分の知らないブランドについて聞かれることは当たり前ですし、私は男性ですがレディースのブランドについての質問に答えられないことも多々ありました。あとはこんな質問も多かったです。

「洗濯はできるの?」

「このバックは本革?」

でもご安心ください。ほとんどの質問は「ネットなどですぐに調べて回答する」だけでなんとか対応できました。また、調べてわからないことは先輩スタッフが当然教えてくれるので、その点でも問題はないかと思います。むしろブランドの知識を増やすことができるいい機会だと、私は思ってました。

[トレファクスタイルの店舗ラックから③]ストリート系のファッションが好きなので、スニーカーも大好物。写真用と言われるとどうしても好みのブルー系を選んでしまう、そんなニューバランス

トレファクスタイルの花形の業務である「買取」。

こちらについては入社して1ヶ月が経つ頃から徐々に担当させてもらえるようになりました。

査定システムの使用方法やブランド名を覚えることがまずは最初に取り組むことですね。基本的には先輩スタッフが付いて、オン・ザ・ジョブ・トレーニングで学んで行きます。最初に配属された葛西店では、多いときには店舗トータルで1日100件以上の買取を行っていました。

基本、買取の業務の流れは以下の通りです。

① お客様が店頭に商品を持ち込む

② 商品の情報や状態を確認する

③ 商品情報を打ち込む

④ 商品の相場価格を調べて値段を付ける

買取で面白いのは、「自分で相場価格を調べて、自分の判断で値付けができる」ところですね。これは古着というかリユースならではの業務ですし、これまでに経験したことがありませんでした。

相場価格を調べるというのは、他店で同じ商品がどのくらいの価格で販売されているのかをWEBなどで調べること。すでにトレファクのデータにその商品が登録されている場合は、当時いくらで買取していたのかを確認していきます。

トレファクスタイルの店舗で売られている商品はその一つひとつが、バイヤーと呼ばれる買取査定を担当したスタッフが自信の判断で金額を決めているんです。機械的に決まっているわけではないということです。だから、同じ商品でも地域や店によって違いますし、査定したシーズンや年度によっても変わってきます。

高い値段をつければ店舗の利益はもちろん増えますが、そもそも売れない可能性も高くなってしまいますし、安くしすぎても利益が減ってしまうので、適切な価格を決めることはすごく難しく責任のある仕事です。自分がこれだ!と思って値段を付けた商品が、後日売れているのを知った時はすごく嬉しいです。ちなみに、商品が売れたかどうかはデータで管理されているので常にチェックすることができます。

前職で経験した「VMD」を応用する難しさと面白さ

私は前職で「VMD」に携わった経験があり、楽しみながらやっていました。リユースアイテムを扱うトレファクスタイルでも、このVMDを仕事として取り組むことができ、やりがいを感じています。

VMDとは、「ビジュアル・マーチャンダイジング」のこと。アパレルショップに行くと、同じブランドでも店舗ごとに異なる内装や商品の配置をしていますよね。VMDの仕事とは、まさにその内装や店内のレイアウトをプランニングし、お客様にいかにして商品を魅力的に見せるかを考える仕事です。

このVMDをリユースショップで行うためには、さまざまなブランドのアイテムを組み合わせ、自分自身で世界観を作っていく必要があります。

前職では、基本的にブランドコンセプトや世界観が確立されていて、それをいかに店舗に反映させるかという考え方でしたが、それとはちょっと違いますよね。自分のセンスやファッションに対するこだわりが試されているような感覚になります。まだ難しいことが多いのですが、私は買取と同じぐらい楽しい業務だなと感じています。

入社したての頃のエピソードで覚えているのは先輩に、「ジローラモみたいな感じで作って」と言われて作ったときのVMDですね。ジローラモの写真を見ながら、どんなアイテムをどんな風に着こなしているかイメージをつくって、そのコーデを店内のアイテムで何パターンか組み、それをマネキンに着せて空間を作っていく、といことにチャレンジしました。VMDを考えるときには、まずは人をイメージし、そのコーデをどうしようかと考えるのが、一つのやり方としてあるんだなと学んだ次第です。

トレファクスタイルの各店舗では随時VMDを作成し、各スタッフが月1回程度は携わることができます。まだやったことがない方は不安に思われるかもしれませんが、VMDの業務は比較的早い段階から携われますし、ファッション好きの方でしたら絶対に面白いと思うので、ぜひいち早く体験してもらいたいと思います。

今私はトレファクスタイルの船橋店で副店長を任せてもらっています。副店長には入社して1年半でなることができました。

副店長になってからも基本業務は特に変わりません。ただ、店長が不在のときには私が時間責任者となり、オペレーションを回したり、スタッフへの指示出しなどを行います。店長代理業務、それはつまり将来自分が店長になるための準備時間だと思っています。

前職で店長を経験していたとはいえ、やはり新しく覚えることがたくさんありましたし、当然責任感を強く感じるようになりました。

直近の目標として私が掲げているのは、副店長から店長へ昇進すること。私の中で最終的に実現したい店舗像は「働いていて楽しい店舗」です。

もちろん、楽しいだけでは不十分ですしメリハリも大事。ただ、私も私以外のすべてのスタッフも、楽しく気持ちよく働いてほしいという気持ちはかなり強いです。

よく、何の業務が一番楽しいですか?と聞かれますが、私にとっては買取業務に勝るものはありません。

もちろん、接客自体も楽しいですが、接客ならリユースでなくても前職でも十分に経験できましたからね。毎日自分が知らない魅力的なファッションアイテムとの一期一会を楽しむことができます。買取業務に携わっている時間が一番楽しく、やりがいや成長を感じられます。

知らないことがまだまだあるので、日々どんどん新しいことを学び知識を積み上げていける、そんな実感があるのが買取業務の魅力です。

トレファクスタイルに興味のある方へ伝えたいこと

今現在アパレル業界で働くことに興味を持っている、もしくはすでにアパレル業界で勤務される方で、今後トレファクスタイルで仕事をすることに興味がある方に伝えたいことが大きく2点あります。

「どんなところで働きたいかわからない」

「古着って興味あるけど実際どうなんだろう」

など、今後の進路について悩む方へ、トレファクスタイルの魅力をお伝えしますね!

おすすめポイント①「知識レベルが格段にアップ!成長できる環境」

トレファクスタイルでは、莫大な商品量を取り扱っています。毎日のように買取業務に携わっていれば、知識量は飛躍的に増えますし、経験値も一気に積み上げることが可能です。

このメリットはプロパーのお店ではまず考えられません。アパレルに関する幅広い知識を身につけるという面では、これ以上にないほど適切な環境が整っています!

おすすめポイント②「バラバラだから面白い!トレファクスタイルのスタッフ」

そして、仕事をする上で非常に重要なのが「人」の部分。トレファクスタイルで働く人たちには、本当にいろんな人たちがいます。

というのも、一般的なアパレルブランドの会社であれば、「そのブランドが好きな人たち」が集まってくるため、系統的にも自分と似た人が多くなるのが自然です。

ただ、トレファクスタイルで取り扱う商品・ブランドの数は膨大!となると、当然ながらいろいろなブランドやジャンルが好きな人たちが集まるため、本当に個性に多様性があります。

体育会系の人もいれば、真面目で寡黙な人もいて、それはもう本当に面白いですし、それぞれに持っている商品知識が違うので、話すだけでも勉強になることがたくさんあります。

唯一の共通点としては「洋服が好き」なところでしょうか。なので誰とでも馬が合いやすいです。

私自身、初めはなんとなく「古着屋さんはお店ごとの個性が強く、世界観もしっかりしているため、人によっては敷居が高く近寄りづらい印象があるかもしれない」というイメージを持っていました。でもトレファクスタイルはそのイメージとはまったく異なり、良い意味で敷居の低さがあると思います。男女ともにフランクな関係性で、元気に明るく働いており活気も溢れている印象でした。

仕事をする上で「人」はすごく大事な要素ですが、トレファクスタイルなら本当にバラバラなジャンルの人たちと楽しくポジティブに働くことができます!

こんな人がトレファクスタイルに向いている!

トレファクスタイルに興味を持ってくださった方、きっと多いのではないでしょうか。最後に、私が思う「トレファクスタイルに合っている人」についてお伝えしておきますね。

その答えとして私が思うのは「洋服が好きな人」です。トレファクスタイルで取り扱う服のジャンルは多岐に渡ります。そのため、好きな洋服のジャンルはなんでも構いません。とにもかくにも、洋服が好きで洋服に対する熱量があることが重要。とてもシンプルですがこれに尽きます。

洋服が好き、洋服に関することに携わりたい、という方なら、まずは軽い気持ちでも構わないのでトレファクスタイルをチェックしてみることをおすすめします。「ファッションで働くなら、古着やリユースって全然ありだぞ」と気づいていただけるかと思いますよ!

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。


リユースビジネスのこと、トレジャー・ファクトリーがどんな企業かを少しイメージできたでしょうか。

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