ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ①

【ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ①】
家族や恋人とのキャンプでは、リンクコーデも楽しみの一つ。同じアイテムや色違いアイテムで揃えるのも良いけれど、あえてバラバラのアイテムを選び、差し色を合わせてコーディネートを組むのも◎。

特に1人だと派手に思えそうなビビットカラーも、2人以上で並べばかなりオシャレ! from instagram @s.akr

私はTHE NORTH FACE(以下、親しみを込めて「ノースフェイス」と呼ぶ)が好きだ。

たくさんアイテムを持っているわけではないけれど、コーディネートのどこかに必ず取り入れてしまうぐらいの愛好家だ。

(思えば学生時代に好きだった先輩も、新卒で入社した会社で憧れていた上司もノースフェイスのアウターを着ていたっけ)

ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ②

【ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ②】
パッと目を引くオレンジのマウンテンライトジャケット。ビビットカラーも、ノースフェイスのデザインなら取り入れやすい。

シンプルなボトムスで、大人の遊び心あふれるコーデに仕上げているところもポイント! from instagram @k.taro7777

一方、夫はきれいめが好み。

その上、あまりファッションにおいて挑戦するタイプではないので、平日はスーツ、休日はデニム×Tシャツ×ジャケットで定着していた。

そんな彼から、

「アウトドアにピッタリなブランドを教えてくれない?」

と言われたときには聞き間違いかと思った。

ノースフェイスコーデを始めたきっかけは、空前のアウトドアブーム

遡ること1年半前。

猛威を振るっていた感染症の影響で、屋内の遊び場はほぼ閉鎖。遊び処を失った人たちは屋外へ飛び出し、ストレスを発散していた。

その結果巻き起こったのが、空前のアウトドアブームだ。

ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ③

【ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ③】
シンプルイズベスト。明日すぐ真似したくなるコーディネート、No.1だと思う。

白のロンT×デニムはトライしやすい上に、オシャレ! 赤のロゴがしっかりアクセントになっているところも、また良い。 from instagram @monchan09121996

キャンプ用品が飛ぶように売れ、世間のキャンプ場は予約でいっぱい。新たなキャンプ場が続々と開設され、SNS上では『♯今日もアウトドア日和 』というハッシュタグが流行ったとか流行らなかったとか。

SNS上では『♯今日もアウトドア日和 』

そういえばキャンプ系のアニメやドラマも多かった。

特に『ゆるキャン△』は最高傑作。

福原遥ちゃんはもうリンちゃんそのものだったし、なでしこを演じられるのは大原優乃ちゃんしかいなかったと思う。

あんなに美味しそうにご飯を食べられる女優さん、なかなかいないのでは?

あと、大垣を演じつつ、別ドラマの『リコカツ』ではヒロインに喧嘩を売る嫌われ役も演じ切っていた天才、田辺桃子さんを見つけたのも『ゆるキャン△』だったっけ。

演じ分けが完璧で、すごすぎるのよ。別人かと思った。

……話を戻そう。

我が家の夫も例に漏れず、アウトドアに目覚めた。

「ねぇ、キャンプにピッタリなブランド教えてくれない?」

『うーん、ひとまずノースフェイスを覗いてみたらどう?』

私がノースフェイスを勧めたのには3つの理由がある。

ノースフェイスのおすすめ理由① アウトドア気分を盛り上げてくれるブランド

最初の理由を端的に言えば、“アウトドアを楽しむ人たちがよく着ている”から。

ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ④

【ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ④】
身も心も温まりそうな、仲良しペアコーデ。

ボリュームのあるダウン×タイトなボトムスでシルエットは揃っているけれど、インナーやボトムスの素材には個性が出ていて、2人並んだときにまた一段とセンスが光る。 from instagram @__gemonana__

『みんな着てるからつまんない、って思った?」

「うん」

『ってことは、すでにアウトドア=ノースフェイスだと無意識に刷り込まれてると思うんだよね。
ほら、ブランドのロゴを見ただけで、なんかキャンプに行きたい気分にならない?』

「あ、たしかに」

と納得の表情を浮かべる夫。

『休みの日、せっかくアウトドアに行くならテンション上げたいじゃん。キャンプ場に着いたら楽しいのは当たり前。出発前からファッションでアウトドア気分を楽しむことも、アウトドアの醍醐味だと思うわけよ』

ふんふん、と頷きながら珍しく夫は私の話に興味を持っている。

ノースフェイスのおすすめ理由② 照れ屋な夫もリンクコーデに参加できるデザイン

『リンクコーデって知ってる?』

「あー、家族とか恋人同士で統一感のあるコーディネートにすることだっけ?」

ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ⑤

【ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ⑤】
ヌプシマフラーに描かれたノースフェイスのロゴが印象的なペアコーデ。ヌプシマフラーを起点にニットキャップとトップスの色をクロスさせているところが、オシャレ上級者な感じでグッとくる。 from instagram @raizo0612

『そうそう。正直リンクコーデってあなた苦手でしょう?』

「(苦笑)。リンクコーデ自体には憧れることもあるけれど、自分がするとなると視線が気になっちゃうんだよね」

『でも、ノースフェイスのアイテムって結構シンプルだから、リンクコーデをしても“狙った感”がないわけよ』

例えば、ノースフェイスのダウンジャケットやパーカーなんかはリンクコーデの鉄板アイテムなわけだけれど、“定番”のアウトドアアイテムだからこそ、たまたま被っちゃいましたって感じでリンクコーデが楽しめる。

我が家の夫のように、リンクコーデをしたいけれど恥ずかしい!という人にピッタリなブランドなのだ。

ノースフェイスのおすすめ理由③ 長く使える品質の良さ

「統括すると、定番だし人気だしってことでいい?」

ここまで話したところで、夫が雑に話を整理し始めた。

『まぁぶっちゃけそうなんだけど(笑)。でも、定番ブランドとして知られるほど人気になるってことは、理由があると思わない?』

「えー、どういうこと?」

『アウトドアって、気候が良いときばっかりじゃないでしょう? だからさ、機能性が優れてないと、そもそも選ばれないワケよ』

ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ⑥

【ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ⑥】
男女ともに人気のオールブラックコーデ。簡単なようで実は難しいオールブラックコーデは、小物使いが要!

マスクや靴の色まで気を抜かず、かつシルバーのアクセサリーでコーデを引き締める技を、ぜひ真似したい。 from instagram @idsk_55

ノースフェイスに関する私のプレゼンはまだまだ終わらない。

『ノースフェイスがここまで有名になったのは、高クオリティの寝袋が大ヒットしたからなんだって。寝袋なんて、オシャレさよりも機能性じゃない? 軽くてコンパクトであたたかい上に、きちんと最低温度規格が表示してあったことでブランドの信頼度が大幅UP! 一気にみんなから愛されるブランドになったらしいよ』

ちなみに寝袋が販売されたのは、今から約50年前のこと。

高い技術力を50年前にはすでに発揮していたなんて、シンプルにすごい。

『もう30代だし、デザイン性だけじゃなく機能性にも注目してブランドを選んでみてもいいんじゃないかな』

その一言で、夫はノースフェイスに心を決めたようだった。

まぁ、ここまで熱弁しておいて言いづらいのだけれど、正直なところ3つの理由は後付けでしかない(ウソでなく全部本当のことだけど)。

単純に、私がノースフェイスを好きだから、夫にも着てほしかった。

ただそれだけ。

何か問題でも?

ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ⑦

【ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ⑦】
ワイドパンツにショート丈のダウンを合わせた、バランスの良い冬コーデ。

ダウンの下からチラリと見えるジャケットのチェック柄がいいアクセントになっていて、とってもオシャレ。 from instagram @oshaverykusoyalow

ノースフェイスコーデに欠かせないおすすめアイテム4選

「ねぇ、ノースフェイスのアイテムで僕に似合いそうなものをいくつか一緒に選んでくれない?」

そこで私は、定番アイテムを提案することにした。ノースフェイス初心者でもコーディネートしやすく、アウトドアで大活躍するアイテムを。

Mountain Light Jacket(マウンテンライトジャケット)

最初に提案したアイテムが、Mountain Light Jacket(マウンテンライトジャケット)だった。

Mountain Light Jacket(マウンテンライトジャケット)

春や秋にはサラリと羽織り、冬にはインナーダウンを合わせればあたたかい。山でのキャンプなら夏でも夜や朝方に冷え込むことがあるので、1枚カバンに忍ばせておくと安心できる。

意外と年中活躍するアイテムなのだ。

Baltro Light Jacket(バルトロ ライト ジャケット)

アウターを探しているならBaltro Light Jacket(バルトロ ライト ジャケット)一択!

Baltro Light Jacket(バルトロ ライト ジャケット)

ということで、こちらももちろん夫に勧めておいた。

冬のアウトドアレジャーでも耐えられる保温性の高さはもちろん、多少の雨や風なら凌いでくれる耐水性・防風性も魅力の一つ。

寒かったり冷たかったりすると、せっかくのキャンプも楽しめなくなる。もったいない。

多少高くても、このアイテムだけは譲れない。

パーカー

レジャーだけでなく、普段使いもしやすいパーカー。

パーカー

トレンドに左右されない上にコーディネートしやすいので、とりあえず1枚持っておけば?と軽く勧めておいた。

夫が元々持っていたシンプルな黒いパンツや細身のデニムと相性がいいので、購入するハードルが低かったというのもある。

抱っこ紐もノースフェイスで!?

最近、ノースフェイスでは子育て中のパパママ向けアイテムが増えてきている。特に注目したいのが、抱っこ紐!

抱っこ紐もノースフェイスで!?

これまで培ってきた技術力と知見を活かし、重さを分散して身体への負担を軽減できる抱っこ紐が完成したらしい。

その抱っこ紐にピッタリなブランケットも販売されているので、併せて使えば冬のアウトドアも家族みんなで楽しめそう。

第二子を出産したばかりの私も、夫には内緒でこっそり狙っている。

ノースフェイスコーデの主役はアウター?それとも小物?

ノースフェイスと聞いて思い浮かべるのは、きっと二択。

アウター、もしくはリュックや帽子などの小物だと思う。

ストリート系コーデを王道で楽しむならパーカーやダウンを主役に!

『ザ・ストリートって感じの王道コーデを作りたいなら、やっぱりドーンと印象に残るパーカーとかダウンみたいなアイテムから取り入れてみたら?』

ストリート系コーデを王道で楽しむならパーカーやダウンを主役に!

正直、アウターやトップスさえ1着手に入れていれば、アウトドアコーデは簡単だと思う。

あとはいつものデニムにスニーカーなんかを合わせるだけで、すぐに出かけられるからだ。簡単は正義。

ストリートテイストを取り入れたいならリュックやキャップでさりげなく

『で、今日はちょっとストリート感を抑えたいってときとか、アウトドアに行くわけじゃない普通の休日とかは、リュックやキャップでさりげないノースフェイスコーデを作ってみたらいいかもね』

ストリートテイストを取り入れたいならリュックやキャップでさりげなく

ストリートMIXのコーディネートにするなら、小物が便利。

特にノースフェイスの小物はモノトーンが多いので、シンプルなコーディネートにも個性的なコーディネートにも合わせやすい。

それでいて、1つ取り入れるだけで一気にストリートっぽさ・アウトドア感が出る心強いアイテムだ。

ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ⑧

【ノースフェイスのお手本にしたい素敵コーデ⑧】
どこか上品さを感じさせる、ひと際センスの良いノースフェイスコーデを発見!

ダークブランのダウンジャケットは別注アイテムなのだとか。

ありそうでなかったダークブラウン。それだけでも「センス良い!」と言っちゃうのだけれど、ベージュのスウェットやゴツめのアクセ、レオパード柄のスニーカーといったアイテム使い。

随所に、統一感を持たせながら個性も出している細かいこだわりが垣間見れて、無意識にインスタの♡を連打してしまった。ごめんなさい。 from instagram @gaaaaa0719

【目的別】ノースフェイスコーデをおしゃれに仕上げるコツ

さて、早速ノースフェイスのアイテムをいくつか購入した夫だけれど、次の問題が待っていた。

コーディネートの仕方が分からないと言うのだ。

コーデのコツ①《アウトドアを楽しむなら》ノースフェイスの定番アイテムを主役に

ノースフェイスの定番アイテムを主役に

アウトドアっぽさを全力で楽しむなら、ノースフェイスのロゴがでかでかと描かれていたり、パッと見ただけで『あ、ノースフェイスだ』と分かるアイテムを主役に持っていきたいところ。

他のアイテムはなるべくシンプルに。そうすると、写真を撮ったときにアウトドア感がぐんとUPする。

写真を撮ったときにアウトドア感がぐんとUP

毎年同じ場所で同じアイテムを身に着けながら写真を撮る、なんて楽しみ方もできそう。

コーデのコツ②《デイリー使いするなら》ワンポイントでさりげなく

オシャレなカフェにも着ていけるようなコーディネートにするなら、ワンポイントデザインのアイテムが便利。

《デイリー使いするなら》ワンポイントでさりげなく

例えばノースフェイスのスウェットは、シンプルなデザインで取り入れやすい上に、チラリと見えるスクエアロゴからセンスの良さが伺える。

スニーカーと合わせるときにはあえてボトムスやアウターをきれいめにしたり、ボトムスをカジュアルにしたいときは革靴を合わせてみたりすると、コーディネートが引き締まる。

コーデのコツ③《リンクコーデするなら》差し色のリンクアイテムがセンス良し

家族や恋人とのキャンプでは、リンクコーデも楽しみの一つ。

コーデのコツ③《リンクコーデするなら》差し色のリンクアイテムがセンス良し

同じアイテムや色違いアイテムで揃えるのも良いけれど、あえてバラバラのアイテムを選び、差し色を合わせてコーディネートを組むのも◎。

特に1人だと派手に思えそうなビビットカラーも、2人以上で並べばかなりオシャレ!

つい写真や動画を撮りたくなる。そんなファッションの楽しみ方だ。

ノースフェイスに興味がある人にはこんなブランドもおすすめ

今回私は夫にノースフェイスを勧めたけれど、他にもアウトドアにピッタリなブランドはたくさんある。

その中から、個人的に「ノースフェイスが好きならこのブランドも好きだろうなぁ」と思うブランドを3つ紹介したい。

このブランドも① Patagonia(パタゴニア)

ノースフェイスとPatagonia(パタゴニア)は、創業者が親友同士という間柄らしい。

このブランドも① Patagonia(パタゴニア)

確かに、テイストは違うもののどちらのブランドもクオリティ・デザイン性が高く、アウトドアファッション界隈では人気を二分している気がする。多分。

迷っているなら、ひとまずどちらかのアイテムからトライしてみてほしい。

このブランドも② Oregonian Camper(オレゴニアン キャンパー)

キャンプギアで有名なOregonian Camper(オレゴニアン キャンパー)も、2020年春からファッションアイテムの取り扱いを始めた。

このブランドも② Oregonian Camper(オレゴニアン キャンパー)

どのアイテムも難燃性の高い生地で作られている。

キャンプに欠かせない焚火やBBQを安心かつオシャレに楽しめるなんて、最高すぎるのでは。

このブランドも③ Snow Peak(スノー ピーク)

言わずと知れたアウトドアメーカー、Snow Peak(スノー ピーク)のファッションアイテムも見逃せない。

このブランドも③ Snow Peak(スノー ピーク)

さまざまなブランドとコラボしているので、ザ・アウトドアなファッションからデイリー使いしやすいきれいめなアイテムまで幅広く取り扱っている。

選択肢が多いのは大きな魅力。

好みや目的に合わせて、ビビッと来るアイテムに出会える可能性が高いのだ。

服装が変わるだけで気分も変わるのか、前より外出が増えた

思わぬ形で、ノースフェイスのアイテムを使ったコーディネートにトライし始めた夫。

気が付けば自分なりのコーディネートを見つけていて、今ではさまざまなノースフェイスコーデを楽しんでいる。

以前は平日も休日も常に“かっこいい”を演じていたような気がするけれど、今では休日になると良い意味で肩の力が抜けたように見える。

次はどのスタイルにチャレンジするのだろう。

夫の新たな一面が見られて楽しくなってしまった私は、また違ったスタイルもチャレンジしてほしいと色々目論んでいる。

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。


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