昨日も、今日も、明日という未来も、私はセロテープを使う。「人類は麺類」というCMがあったけど、「人類はセロテープ」といっても言い過ぎではあるまい。

ツルっと伸ばして、ピタっと接着。

子どもも大人も、何も考えず直感的に使えてしまう超絶な便利。デザインの究極系。セロという名のテープがもしこの世の中から消えたとしたならば、地球の未来は危うい。。。

● 人類はセロテープ ※イメージ
「人類はセロテープ」


そんなわけで、大風呂敷を広くしすぎてしまい、文章に収拾がつかず困りはてるわけですが(笑)、3月9日、ニチバン株式会社のこの偉大なるプロダクトが、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会が主催する「ソーシャルプロダクツ・アワード2020」において、見事大賞を受賞しました。おめでとうございます。

ソーシャルプロダクツ・アワードとは、ソーシャルプロダクツ(※)の普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的にした、日本で初めての、そして唯一の表彰制度。

※ソーシャルプロダクツ:エコ(環境配慮)やオーガニック、フェアトレード、寄付つき、地域や伝統に根差したものなど、人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、購入者がより良い社会づくりに関する行動や団体とつながることができるもののこと


● 確かにパッケージには「天然素材」と煌々と書いてある(見逃し注意)

セロテープは「天然素材」


セロテープは、1948年の発売当初からセロハン、粘着剤、巻心など、原料のほとんどを植物由来の天然素材で製造し、さらにプラスチック製の粘着テープと比較して焼却時のCO2発生量が7分の1程度である点などが、「プラスチックごみ問題」の解決につながる商品として評価され大賞受賞に至ったようです。

テープの基材となるセロハンの原料は紙と同じ木材パルプ。粘着剤はゴムの木の樹液を主成分とする天然ゴムに、樹皮から分泌される松ヤニなどの天然樹脂を配合して作られています。巻心にも再生紙を使用しています。

焼却してもCO2の発生量はプラスチック製の粘着テープと比較して7分の1程度であり、カーボンニュートラルの観点からも、大気中のCO2増加抑制に貢献できます。

ニチバン株式会社より


私はまもなく、セロテープの生涯使用回数が10万回に達しようとしていますが(多分)、こと素材に関しては、ずっと人工的なものだけで作られていると思っていました。が、原料のほとんどが実は植物由来の天然素材だったことをはじめて知り、反省しています。

これからはよりエコなイメージで、セロテープを大事に使っていきます。ニチバンさん、ありがとう!


● ちなみにセロテープはこんな天然素材でできています
セロテープはこんな天然素材でできている

※上記のパッケージ画像および素材説明画像の出典元:ニチバン株式会社(詳細はこちら


「セロテープ」に関するSNSの声





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