はじめての就職活動で、右も左もわからない。
希望する会社の職場が、どんな業務内容なのかをイメージできない学生は非常に多いのではないでしょうか。そこで大いに役立つのがインターンシップです。
しかし、ほとんどの企業でインターンシップは自由参加ではありません。なぜならインターンシップに参加したい場合に、志望動機が必要だからです。
志望動機を書くのは苦手だからインターンシップを諦める、、、というのはちょっともったいないですよね。ここでは、インターンシップの志望動機の書き方について考えていきましょう。
評価されないとインターンシップに参加できない!? 志望動機の考え方
あなたがその会社で働きたいと思った以上、どんな些細なことでも理由があるはずです。とは言っても、「楽そうだから」「給料が高そうだから」などの志望動機では採用されるのは難しいです。
そこで強く意識してほしいのが、「あらためてなぜその会社で働きたいのか」を考えることと、「企業はどういう人物を求めているのか」をしっかり把握することです。つまり、自己分析と企業研究をしっかり行うことが重要です。
行き当たりばったりではダメだということを、再認識しておきましょう。
すでにやりたい仕事があるなら強い
あなたが生まれて大学生になり、就職活動をはじめるまでの長い期間において、趣味や特技、興味を持てることなどがいくつかあるはずです。アルバイトの経験もいいでしょう。
希望するインターンシップの職場が、これまで培ってきた趣味や特技、経験を活かせられる場であれば、それを志望動機として打ち出すのは非常に理にかなっています。他人と比較しての強いアドバンテージにもなります。
まったくやりたいことが決まっていなくても大丈夫
「自分はどんな仕事が向いているんだろう」「どんな仕事がしたいんだろう」 と悩んでい大学生も多いですよね。
“新しい経験が新しい扉を開く”という言葉があります。
インターンシップを経験することで、自分の新しい扉を開きたい、と伝えるのもインターンシップを志望する立派な志望動機となります。自分のしたい仕事を見つけるために、どんどんインターンシップに参加するべきです。
ただこうした方向をメインに志望動機を作る場合、企業研究をきちんと行うことがより重要になります。研究を通して、どんな扉を開きたいのかが明確になりますし、企業側に誠意を伝える材料にもなるでしょう。
企業研究は徹底して行うこと
その企業の商品を見たことがあったり、買ったことがあったりでその企業のことを知っているというケースもあるはずです。特に大手企業の場合は、TVコマーシャルを数多く配信しているため、よりイメージしやすいでしょう。
しかし、それはあくまでイメージです。イメージと実際とは大きく異なる場合があります。その差異をなくすために、最低でも企業のコーポレートサイトを端から端まで閲覧することをおすすめします。
また、コーポレートサイトだけではなく、その企業がライバルとしている会社もできるだけ把握しておくとベストです。他人がやっていないようなアプローチで企業の取り組みをリサーチすることができれば、それはすべてあなたにとってのアドバンテージとなります。
どうしても不安ならOB・OG訪問をしてみるのも手
インターネットなどの情報では解らないことがたくさんあります。そんなときにとても大きな役割をもたらすのが、OB・OG訪問です。
OBもOGは、採用活動における数多の試練をくぐり抜けてその企業に入社しているという事実があります。つまり、口コミや評判以上に生の声を聞くことができるため、どんなことよりも強力な武器となりえるわけです。
生の声を聞けた結果、それらをインターンシップの志望動機に活かすことができれば、企業にもより本気度が伝わります。
どうしてもその企業のインターンシップに参加したいのであれば、OB・OG訪問のような方法もあるということを知っておきましょう。
インターンシップで完璧な志望動機を書くためには
あらためて、インターンシップで完璧な志望動機を書くためにはどのようなことが必要なのか、そのブラッシュアップのポイントを整理します。
インターンシップ志望動機 書き方のポイント1:参加したい理由を明確にする
自分がインターンシップで参加したいと考える企業はそこにしかないかもしれませんが、業種や職種というジャンルで視点を広げると、そこに当てはまる企業は全国各地で無数に出てくるかもしれません。
「ほかの会社で良いのでは?」とツッコミが入らないような志望動機にすることが大切です。なぜこの企業でないとダメなのかを自己分析の視点、企業研究の視点からきちんと掘り下げ、考えるようにしましょう。
インターンシップ志望動機 書き方のポイント2:将来身につけたいスキルややりたいことを明確にする
その企業で働くことをできるだけ具体的にイメージしてみてください。自分が将来やりたい仕事やこんなスキルが欲しいというものが、具体的なイメージの延長線上にあるのであれば、インターンシップの志望動機にそれを書くようにしましょう。
インターンシップ志望動機 書き方のポイント3:ありったけの熱意を伝える
すべての学生が同じような企業研究だったり、ありがちな志望動機だった場合、企業側からすればまったく目に留まらないものです。
そこで、なぜこの企業でインターンシップに参加したいのか、どれだけの情熱があるのかを伝えることが重要です(下手でもいいので一生懸命に)。熱意を伝えるためのセオリーはありませんが、これまで自己分析や企業研究にじっくりと取り組んできた中で、溢れ出してきたその想いを実直にぶつけてみましょう!
インターンシップの志望動機の例文
以下は、大学での学びと事業の関係性をテーマにした志望動機の例文です。
私は学校で〇〇の勉強をしていたこともあり、貴社のインターンシップを志望いたしました。
実際に学校で学んだことや経験したことが、貴社で活かせるのかどうかを知りたいと考えています。
貴社は、同業他社のなかでも1歩先を行くサービスをつくりあげていることもあり興味がつきることはありません。学校で学んでいることを、実践形式でより理解を深めたいですし、今持っている知識や経験を最大限発揮したく思い応募いたしました。
貴社のインターンシップに参加できるのであれば、仕事を理解するということはもちろんですが、実社会でどんなスキルや知識が必要なのかをしっかり学ぶことができると考えています。
このように、
[インターンシップ 志望動機]抑えておきたいこと
- なぜインターンシップに参加したいのか
- 企業研究はしているのか
- 熱意は伝えられているのか
- スキルを学ぶ前向きな姿勢があるのか
これらのことを意識して書くことで、より説得力のある志望動機を作ることができると思います。例文はあくまで参考の雛形として考え、あなたの考えや思いが伝わる志望動機を形にしてみてください。
【お知らせ】
“世界にひとつ、あなただけの宝物を”。トレジャーファクトリーでインターンシップの参加者を募集中です。詳しくはこちら
インターンシップはいつから? メリット全部言える? 大学1年から就活まで役立つ基礎知識
最近では、就職活動前や就職活動中に、インターンシップを経験する大学生が増えています。この記事では、イ ...
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。
この記事を書いたひと
「仕事の数だけ物語がある」をテーマに、JOB STORYの編集部がさまざまな視点で記事をお届けいたします。