「転職しようかな」
ある時、そう考えていたことをはじめて暴露します。
え、匿名じゃダメですか?笑
はじめまして。藪本(やぶもと)めぐみです。
新卒で入社しトレジャー・ファクトリーの古着専門店「トレファクスタイル」に配属された私ですが、紆余曲折を経て、現在はハイブランドのリユースアイテムを扱う「ブランドコレクト」の表参道店で、ストアマネージャーをしています。
昨今は大変なご時世だからこそ、将来の進路に悩んでいる人も多いとよく耳にします。
だからこそ意を決しました。世のため人のため、新卒の皆さんのために、自分の実体験を包み隠さず(会社に怒られても)お話しようと思います。
入社3〜4年目の頃、本気で転職を考えていた時期があります。そんな私が踏みとどまって、新たな業態で働くことになった理由、気になりませんか?
きっかけは、ドラマ『リアル・クローズ』
私がアパレルに携わりたいと思った原体験は、高校時代のこと。
女優の香里奈さんが主演を務める『リアル・クローズ』というドラマに心を奪われました。
老舗百貨店を舞台に、ダサくて地味な主人公が仕事に恋に奮闘するというストーリーなのですが、それを観て洋服を買い付けるバイヤーという仕事に憧れるようになったんです(ミーハー)。
そして、大学時代は経営学部でマーケティングを学びながら、古着好きのおしゃれな友人と一緒に原宿や高円寺、下北沢の古着屋を巡ってよく買い物をしていました。
その時に一点モノという古着の魅力にドハマりしました。ただ、当時はどちらかと言えばアメリカ古着に興味があり、ブランド古着にはそこまで関心がありませんでしたが。
とまぁそんな感じでしたので、就職活動では百貨店を第一志望に、繊維会社なども受けていました。
それとはまったく関係ないのですが、英語も得意だったので航空業界も候補に入れていました。華やかな業界に憧れがあったのかもしれません(笑)。
先輩社員との距離が近く、親しみを感じた
そんな私がトレジャー・ファクトリーに出会ったのは、企業の合同説明会がきっかけでした。
買取業務の話を聞いて、お店で売るものを一点ずつバイイングするという点で、自分のやりたいことに近いということを知りました。それを機に興味を持ち、受けてみることにしました。
面接を重ねていく中で感じたのは、とにかく先輩社員との距離が近いということです。最終面接までの“ブレイクタイム”として、採用担当の方や、同じように選考を進んでいる学生との座談会があることに驚きました。色々と不安点を解消することができますし、より深く会社のことを知ることができたのはよかったです。
また、トレファクの名物企画「トレジャーラリー」にも参加してみました。
この企画は毎年お客様向けに開催されているもので、いわば店舗巡りを楽しんでもらうスタンプラリーですね。
決まった店舗数を達成するとポイントをもらえるというものなのですが、古着専門店の「トレファクスタイル」をはじめ、トレジャー・ファクトリーにあるさまざまな種類のお店を自分なりの視点で巡ってみました。
実際にいくつかのお店へ行きました。
「就活生ですが企業研究も兼ねてトレジャーラリーを楽しんでます!」
と伝えると、スタッフの方々はみんな気さくで、機械的ではなく、親身になってお話してくださったことが印象的でした。
そういった社風が決め手となり、トレジャー・ファクトリーに入社することを決めました。はじめに配属になったのは、幅広い古着を扱う「トレファクスタイル」という業態で、千葉県内にあるいくつかの店舗を担当しました。
↓ トレファクスタイルの雰囲気がわかる動画(YouTuberさんに取材いただいたもの) ぜひ御覧ください!
↓ 古着を楽しんでもらうため、こんな店舗イベントも時々やったりしてます(Instagram投稿より)
ステップアップのため、退社を考えた
「トレファクスタイル」では、お客様からの買取依頼が多く、毎日たくさんのモノが入荷するので、本当に色々な種類のモノとの出会いがありました。私はブランドに関してはまったくの無知だったので、仕事をしながら勉強できるのは楽しかったですね。
服装に関しても、店舗ごとに特色はあるものの基本的には何を着てもOK。
私はアメリカ古着が好きでしたが、特定のジャンルにマニアックであったり、ブランドにものすごく詳しいスタッフもいました。そういう意味でも、ファッション好きの人にとって、夢中になれる環境だと思います。
郊外の店舗は面積が広いので、売り場づくりを経験できたのもよかったです。都心の狭いお店だと売り場が限られますが、広いお店だからこそ自分の担当スペースを持つことができます。自分の考えたマネキンのコーディネートが丸ごと売れた時は快感でしたね(笑)。お客様の客層も幅広く、店舗業務をオールマイティーに学べるという意味では良い環境でした。
ただその一方で、入社から3〜4年目くらいの時に、自分が得意としていた英語力が低下していることに気付いてしまって……。
好きな洋服を仕事にできる反面、このまま仕事を続けるべきなのか、真剣に将来に悩んだ時期がありました。
「英語を使える仕事に転職した方が良いのでは?」
そんな葛藤を抱えながら、上司との面談時に正直に相談してみました。そしたら、ちょうどその頃、原宿エリアに店舗を展開し高価格帯商品を取り扱う新業態「ブランドコレクト」が立ち上がったばかりで、インバウンドのお客様を視野に入れていたということもあり、異動を提案していただきました。
英語で人と話すことが好きな私は、英語で接客できる機会が増えるということに強い魅力を感じ異動を決めました。
業態を越えて異動することは当時珍しかったようで、私の思いを汲んだ上で、関係者の皆様が色々と考えてくださったのだと思います。
ブランドコレクトでは、まず原宿の竹下通りにある店舗で勤務し、2019年から現在の表参道店に異動しました。
過去最高額の商品が売れた時の感動
「ブランドコレクト」は、これまで勤めていた「トレファクスタイル」とは異なり、高価格帯の商品を扱う業態なので、知識を増やすために百貨店や競合他社の店舗へ行って勉強していました。
システム自体はそこまで変わらないのですが、一人ひとりのお客様に対する接客時間は長くなりましたし、気持ち良く買い物をしていただくために、何を求めているのかを汲み取り、接客の質を上げることを常に意識しています。
なぜトレジャー・ファクトリーは求人強化をコロナ禍で行い、採用数を1.5倍に増やしたのか
こんにちは。トレジャー・ファクトリー採用担当です。 コロナ禍で世の中の就職活動、採用活動も大きく変化 ...
はじめは客層の違いによくカルチャーショックを受けていました。
たとえば、バブル時代に購入されて保管していたシャネルのバッグを10点くらい持ち込まれる方がいたり、ゴージャスなお客様もたくさんいらっしゃいます。
特に印象的だったのは、300万円近いエルメスのバーキンが売れたことです。
「これ、いいわね」
というカジュアルな感じで気に入っていただき、お客様の要望では振り込みがいいということでしたので、オンラインストアをご案内してそこで購入していただきました。その時ばかりは、EC担当の方から連絡がきて「おめでとうございます!」と言われました(笑)。当時の最高額を売ったということで、会社でも話題になりました。
表参道という場所柄、外国人のお客様は毎日多くの来店があります。今はコロナの影響もあり旅行で来られる方は減っていますが、逆に最近は近隣に住む方が多くいらっしゃいますね。英語を使う機会をあたえてくれた会社にはとても感謝しています。
リユース業態の立ち位置が変わった
私が入社した頃とは違い、最近は環境への配慮を大切にする方が増えたり、サステナブルを謳うアパレルも増えてきています。
世の中的に「モノを大切にする」という流れが強くなり、その影響でリユース業界の印象がこれまでとは変わってきていると感じています。
お客様の中にも、「わざわざ新品で買わなくても、リユースで買う方が環境に良い」と考えている方もいますし、売る時にも、「大切にしていたモノが、次の持ち主に引き継がれるということが嬉しい」と感じられる方も多いです。そういった様子を見ていると、この仕事に大きな意義を感じることができます。
また、コロナ禍で自宅を整理する方が多く、良い品を買い取らせていただく機会が増えています。とくにトレジャー・ファクトリーでは、お店での買取はもちろん、出張買取の部署もあるので、お客様の要望にあった方法で買取できるのは魅力だと思います。
実際に高級ブランドのバッグやジュエリー、衣類などは気軽に持ち運びにくいということもあり、出張買取で売られるケースが非常に多いです。他部署と連携を取ることで、そういった良品を店頭に仕入れられるのは、色々な業態があるからこそできることのひとつだと思います。
また、一般的には買取が難しい状態のモノでも、独自の仕組みで業者の方に販売することができるので、トレジャー・ファクトリーでは他社が不得意なものも幅広く買取ができます。そういった面でも、リユースの可能性がさらに広がっていると感じています。
女性の活躍を後押しする、モデル店舗に
これからどうしようか迷っていた時期がありましたが、今は自分の好きなことを仕事にできていることにしあわせを感じています。自分に合う業態へ異動することができたのは、トレジャー・ファクトリーに入社して良かったことのひとつですね。
それにはじめは郊外のお店で働いていたので、まさか憧れの表参道で働くことになるとは思っていなかったですね(笑)。今は、また新たな目標が見つかったので、それに向かって日々取り組んでいます。
じつは表参道店は今、トレジャー・ファクトリーとしては会社初となる「社員の9割以上が女性のお店」となっています。
当社に限らず、仕事は好きだけど店舗勤務だと残業が多いなどの理由で、結婚を機に仕事を辞める女性は多いです。実際に私の先輩たちでも、お店に立ち続ける女性社員というのは多くありません。
だからこそ、今後はこの表参道店を女性が活躍できるモデル店舗にしていきたいという野望があります。同じ店舗に女性社員が多ければ、産休や育児休暇も取得しやすいですし、表参道店は営業時間が他店に比べて短いので、短時間勤務もしやすいのではないかと思っています。
働く人の意見をきちんと聞いてくれて、色々な業態を手掛けているトレジャー・ファクトリー。
だからこそ、それぞれのスタッフに、そしてこれからの入社をご検討されている皆様にとっても、必ずフィットした仕事や働き方が見つかると思います。
というわけで・・・
「ああ、転職しなくて良かった(笑)」
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。
リユースビジネスのこと、トレジャー・ファクトリーがどんな企業かを少しイメージできたでしょうか。
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この記事を書いたひと
トレジャー・ファクトリー人材開発室のスタッフが、当社の魅力についてさまざまな視点でお伝えいたします。