トレジャー・ファクトリー(以下、トレファク)では、店舗スタッフだけでなくエンジニアも活躍しています。

当社のエンジニア業務に対する解像度を上げていただきたく、今回は若手エンジニア同士でざっくばらんに語り合う対談企画をお届けいたします。

登場するのは、基幹システム開発グループでグループ長を務める入社7年目の富樫祐太郎(とがしゆうたろう)さんと、同じグループに所属する入社3年目の桑原大夢(くわはらひろむ)さんです。

2人とも本社オフィスに勤務中(最寄は秋葉原駅)

富樫さんも桑原さんも新卒入社でトレファクに加わりました。学生時代のエピソードから入社のきっかけ、トレファクでエンジニア業務に取り組む面白さなど、たっぷりお話しいただきました!

存在も知らなかったトレファク。入社の決め手は「人柄」と「環境」

富樫

まずは入社前の話からしていきましょうか。桑原さんは、学生時代どんなことを勉強していたんですか?

桑原

情報系の専門学校の情報処理コースで、Web技術やデータベースネットワークについて学んだり、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験に合格するための勉強をしていました。

あとは学生同士でチームを組んでアプリをつくる授業もありましたね。基本的に、1年にひとつアプリをつくる感じです。

カメラで映したところに説明やナビゲーションが表示される、AR技術を使ったアプリは結構印象に残っています。

桑原さんの趣味はボードゲーム。学生時代から今日に至るまで休みの日は知人と楽しむことも多いとのこと。写真は「Quarto(クアルト)」という対戦ゲーム
富樫

知識系だけじゃなくて、社会に出てすぐ活かせる実践的なことも学んでいたんですね。

桑原

実践的なところでいうと、高校時代に「ゲームの拡張機能をつくりたい」と思ってラーニングを始めて、趣味でシステム開発をしていたので、それで得た知識もある感じですね。

高校生のときにはエンジニアになりたいと思っていたので、専門学校もエンジニア就職に強いところを選びました。

富樫

ゲームというワードが出ましたけど、そういう世界への就職は考えたんですか?

桑原

いや、ゲームは遊ぶだけで大丈夫かなと(笑)。きっかけはゲームでしたけど仕事にしたいとは思わなかったですね。

富樫さんは、学生時代どんな勉強をしていたんですか?

富樫

私は情報系の大学に所属していて、学科としてはコンピューターサイエンス学部のコンピュータサイエンス学科でした。

私も学生時代から趣味でプログラムを書いていて、自分が欲しいツールをつくったり、まわりの人が困っていることを解決するツールをつくったりもしていたので、そういう方面に興味があって。

富樫さんの趣味はスノーボード。写真はトレファクの他部署の仲間といっしょにゲレンデに行ったときのもの
桑原

じゃあ、将来はエンジニアになろうと思って大学を選んだ感じですか?

富樫

正直に言うと、それはまったく考えてませんでした。単純にパソコンやプログラミングが好きだから進学しただけです。

しかも、入学後はコンピュータサイエンス系の研究室には所属しなかったんですよ。私は面白そうだなと思うとなんでもやってみたくなるタイプなので、応用生物学部の研究室に入って接着剤の研究をしていました。

桑原

接着剤!

そこからエンジニアになったのは、就活をする前に転機になるような出来事があったとかですか?

富樫

やりたい仕事もとくになかったし「職を選ばなければ、就職先はいくらでもある」と考えていたので、実は就活と言えるほどの就活ってしなかったんです。

でも、4年生の夏くらいに、研究室の教授から「さすがにちょっとどうなの」って怒られまして。就職エージェントの面談に行ってきなさいと言われて、やっと就活を始めました。

やりたい仕事がないとはいえ「なんでもいいです」だとエージェントの方を困らせてしまうと思ったので、コンピューターサイエンス学部らしく情報系で絞ることにしたんです。

そこで初めて、エンジニア系の仕事を意識するようになりました。

桑原

就職先は、最初からトレファクのような事業会社を希望していたんですか?

富樫

それもなかったですね。エージェントから、私に合いそうな会社の求人票をいくつか見せていただいた中に、トレジャー・ファクトリーがあって。

社内開発しているシステムが多くて「 自分たちで使うものは自分たちで作る!」という姿勢や、社員の意見を反映させて開発している環境が面白そうだなと思ったのでエントリーしました。

桑原

トレファクのことは、もともと知っていたんですか?

富樫

正直、エージェントから紹介いただくまで知らなかったです。店舗に行ったこともなくて。面接を受けることになってから、いくつか店舗を見に行った感じですね。

桑原

私も同じです。リユース業界を全然知らなくて、地元の名古屋にもいくつか店舗があったので、実際にお店行ってみたり、いろいろ調べたりしました。

私もそうですけど、全然知らない会社に入ろうと思った決め手は何だったんですか?

富樫

社員のみなさんの人柄ですね。

私、就活の面接はすごく圧力かけられるイメージを持っていたんですよ。トレファクを受けるときもエージェントの方から「部門長がすごく厳しい人で、鬼門です」と聞いていて(笑)。すごく怯えながら面接に臨みました。

でも蓋を開けてみたら一次面接からずっと、どの方もすごく優しく接してくれたんです。 本当にいい方ばかりで、ここに入りたい!と思いました。

桑原

エンジニアの入社理由って、技術を身につけたいとか、業務内容が自分の興味に近いとか、年収が高いとか、いろいろあると思うんですけど、富樫さんは人柄を重視されてた感じなんですね。

富樫

最初から人柄を重視していたわけじゃなかったんですが、面接を経て結果的にそうなった感じですね。

桑原さんは何が入社の決め手だったんですか?

桑原

自分が成長できる環境を絶対条件にしていたので、新人でも気軽に提案できたり、チャレンジさせてくれたりする会社を探していたんです。トレファクだったら、それが実現すると感じて入社を決めました。

あとは、モノやサービスを売るだけではなく買うところにも関わるビジネスに、エンジニアとして挑戦できたら面白そうだなと思ったのも大きいですね。

インターン時代から重要な業務に携われる!

富樫さんのオフィス机まわり。青いクッションは「Among US」のクルーというキャラクターのもの
桑原

入社前に「エンジニアとしてやっていけるのか、ついていけるのか」みたいな不安ってありましたか?

富樫

気になっていたことは面接でいろいろ聞けたので、とくになかったですね。学生時代にアルバイト先の業務改善ツールをつくった経験があったので、なんとなくですが業務内容をイメージしやすかったのもあります。

桑原

私も面接でいろいろ聞けたので、入社する段階での不安はなかったんですが、エントリーした時点ではちょっとありました。

当社は店舗スタッフとして働く方向けの情報は結構公開されているんですけど、エンジニア向けの情報があまり公開されていなくて。私の年からエンジニアの新卒採用が強化されたので仕方ない面もあったと思うのですが、事前情報を得られなかったのは不安でした。

トレジャー・ファクトリーの採用サイトでは、JOB STORYとは異なる視点でさまざまな社員インタビュー記事を掲載中
富樫

IT系の企業だと技術ブログやイベントなどでエンジニアに関する情報がオープンになっていて、事前にある程度の情報を得られるんですけど、事業会社は公開してないケースが多いですよね。

面接ではどんなことを質問しましたか?

桑原

現在どういったシステムが動いていて、どうやって開発を進めているのか、あとは組織体制についても聞きました。

面接で不安は解消できましたが、今後もエンジニアの採用を強化していくのであれば、もうちょっと情報公開に力を入れていったほうがいいんじゃないかと思います。

富樫

たしかに大切ですよね。この記事のような発信も含めて、今後はもっとオープンにしていきたいです!

情報をオープンにするという話にのっとって、ここで私たちが所属している基幹システム開発グループの仕事について紹介しておきましょう。

母体となるシステム開発室には、ECサイトやインフラの構築・運用、店舗で使うPCの用意など、幅広い業務があります。基幹システム開発グループは、その中で社内システムをメインに開発・運用する部署です。

具体的にはPOSシステムや買取システム、スタッフの労務管理システムに関わっています。

桑原

一般的な小売業は業者から商品を仕入れて、店頭で販売する流れですが、当社の場合はリユース会社なので、個人のお客様にお持ち込みいただいた商品を、その場で金額を査定して買い取った商品を販売します。

持ち込まれた商品の価値を正しく迅速に判断するために使われるのが、買取システムです。

トレファクの独自開発のPOSシステム(イメージ)
富樫

つまり基幹システム開発グループは、トレファクのビジネスの根幹に繋がる重要度の高いシステムに関わっている部署です。

桑原さんはどういう流れで基幹システム開発グループに所属することになったんですか? ちなみに私が入社した時期は、まだ今のように業務内容によってシステム開発室の中で部署が分かれていませんでしたね。

桑原

私が入社したときには業務内容によってグループが分かれていて、ほぼ今と同じ組織体制でした。興味のあることやチャレンジしたいことなどを考慮いただき、基幹システム開発グループに所属が決まりました。

入社前にインターンで実務を経験しましたが、特にやりたかったWeb技術を活かすことができ、仕事内容に違和感も不満もなかったですね。

富樫

インターンはやってよかったですか?

桑原さんのリモートワーク時の机まわり
桑原

そうですね。インターンの期間は半年くらいで、まだ名古屋に住んでいたのでリモートワークでの業務だったんですけど、楽しかったし勉強になりました。

インターンは強制じゃないんですけど、同期のほとんどが受けていたと思います。私は「実際にエンジニアとして働くって、どういう感じなのか」を知りたくて自分から志望しました。

みなさん親切に教えてくださるので、これなら入社してもやっていけそうだなと安心したのを覚えています。

富樫

私も入社したての頃に厳しいことを言われたり、怒られた記憶はないです。初歩的な質問をしても「そんなこともわからないの?」という空気もなく。

会社によっては「現場で実践することでしか力はつかない!」みたいな哲学で放り投げるところもあると思うんですけど、自分に合ったスピード感でサポートしてもらえました。

新人なので当然ミスもあったんですけど「あなたのせいじゃないよ」と優しくフォローしていただいて、すごく安心したし、感動しましたね。

桑原

富樫さんは入社当時、最初はどんな仕事をしていたんですか?

富樫

私は既存システムの改修がメインでした。最初の仕事は、トレファクの直営店で運用していた業績を閲覧するシステムをFC店(フランチャイズ店)にも適用するための対応です。

対応するには社内のデータベースやシステム周りを理解する必要があったので、初期にやる仕事としては最適だったと思います。業務に対する理解が一気に深まりました。

桑原さんがインターン時代に対応した仕事はアップデートもあったし、私よりもずっと大変でしたよね。

桑原

私の最初の仕事は、予算管理システムのアップデートでした。使われている技術が結構古くて、そのまま使い続けるのはちょっと厳しい状況ということでリニューアルを担当しました。

あとは、ECサイトの出品作業の課題を解決する、EC出品改善プロジェクトにも参加しました。

当時の出品作業の流れはカメラを使って写真を撮り、パソコンに転送した画像を出品管理システムに登録する形で、工程が多くて社員の負担が大きかったんです。改善するために、スマートフォンで撮影した画像をそのまま出品用の画像として登録できるシステムを開発しました。

富樫

新人でも重要な業務に挑戦させてもらえる環境がありますよね。新しいアイデアや技術も、積極的に試していくカルチャーもあるし。

桑原

そうですね。挑戦のハードルが低い会社なので、自分から飛び込むことさえできれば成長の機会がたくさんあります。

ユーザーが社内にいる環境なので、気軽なコミュニケーションから課題を拾いやすいのも、当社のいいところだと思います。そこが自社開発をする会社のメリットですね。

「仕事としての開発」だから味わえる、面白さと難しさ

富樫

では、いいところを結構言ってもらえたので、逆に当社のデメリットがあったら教えてください。

桑原

基本的に全グループ会社の全事業で使うことを想定してシステム開発するので、そこは結構大変だなと思います。グループ会社も合わせると10以上の事業があって、各事業それぞれ違うニーズがあるので。でも大変なぶん、やりがいや面白さも感じています。

トレファクのビジネスモデル(2024年2月期第3四半期の決算説明資料より)
富樫

全社員にとって完璧なシステムは難しくても、できるだけ快適に使ってもらえるシステムを開発していきたいですよね。

学生時代に趣味でシステム開発していたときと、仕事としての開発での違いは、どんなところにあると思いますか?

桑原

使う人のことを考えて開発するところですね。学生時代は「とりあえず今、動けばいい」みたいな感じでつくることが多かったんですよ。使うのも自分や友達くらいですし。

富樫

使う方の立場に立って、目線を合わせるのは大事ですね。

桑原

自分としては役に立つ機能をつくったつもりでも、実際にシステムを使う店舗スタッフにとってもいい機能になるとは限らないんですよね。

今は「現場が本当に必要としている機能はなんなのか」を考える力が身についたと感じています。

富樫

システムを使う人を意識するという意味では、保守の観点を考慮したコードを書く点も、仕事としての開発の特徴かなと思います。 

趣味の範囲なら自分にだけわかるようにコードを書けばいいんですけど、仕事で開発するシステムは自分以外の人間も改修・保守・運用して長く使っていくものなので、その点を意識して書くようになりました。

桑原

たしかにそこも趣味の開発とは違う、大きな変化ですね。入社してすぐの時期で、特に印象に残っている仕事はありますか?

富樫

1年目にやらせてもらった帳票の改修と、買取システムの改修が印象に残っています。帳票の改修は、POSシステムでお客様に提示する伝票をつくり直す作業です。

既存のものとまったく同じデザインにするのは難しかったので、各事業長だったり、いろんな方に相談して確認しながら進める必要があって。1年目で知り合いの社員さんも少ない状態だったので緊張もしたし、かなり印象に残っています。

桑原

各部署との調整は大変ですけど、入社して早い段階で経験しておけると、その後の業務でも役立ちますよね。

富樫

そうですね。もうひとつ印象に残っている買取システムの改修では、POSシステム以上に各部署との調整が発生して、大変だったけど勉強になりました。

当時の買取システムはネイティブアプリでつくられていて、パソコンなどの端末がないと動かせなかったんですが、リリース面でも保守面でも大変なので、Webアプリにつくり直す作業をおこないました。
 
リユース会社である当社にとっては根幹と言えるシステムなので、各部署との調整も1年半ぐらいかかりましたね。いろいろな角度からご意見をいただきながら開発するなかで、スキルアップできたと感じています。

桑原

グループ会社も含めて非常に広範な事業で使われているシステムですよね。

富樫

外販もしているので、他社でも使われているシステムです。そんな重要なシステムに入社2年目から挑戦できたので、懐の深い会社だなと思いました。

桑原さんは、どんな仕事が印象に残っていますか?

トレジャー・ファクトリーのECサイト「トレファクONLINE」には、各店舗からさまざまな商品が出品されている。このECサイトにより、各店舗は自店舗の商圏を越えたお客様に販売できる
桑原

先ほどもお話しした、EC出品作業の改修は印象に残ってますね。

AI技術で自動採寸するシステム「クロスキャナ」の導入や、モバイル端末を活用したシステムを使えるようにしたのも社内初だったので、そこに関われたのは嬉しかったです。

新しい技術を導入するには、ネットワーク環境の整備だったり、デバイスを用意したり、さまざまな準備が必要なので、その準備過程を経験できたのも勉強になりました。

富樫

新しい技術や知識を形にするための、一連の取り組みができるっていうのは印象深いですよね。しかも社内初。

桑原

入社1年目の私が提案したアイデアを取り入れてくれて、さらに開発を担当させてくれる会社はあまりないんじゃないかなと思います。自分で見つけた課題を自分で解決できるので、学びながら成長できて楽しいです。

富樫

新人さんのアイデアでも、理にかなっていればどんどん取り入れていく柔軟性は当社の強みですね。もちろん力不足な部分はカバーしつつ、チャレンジできる環境を整えていきたいと思っています。

桑原

事業が増えたり規模が拡大したり、会社自体がどんどん成長しているので、自分がチャレンジできることも増えていくのはワクワクしますね。それだけ成長のチャンスがあるということなので。

入社の絶対条件として挙げていた「自分が成長できる環境」を、実現できていると感じています。

エンジニアには学びが欠かせない! 写真は桑原さんが自主学習中の電子書籍
富樫

半月に1回の社内勉強会は、技術成長の後押しになっていますか?

桑原

エンジニアだけでなくコーダーさんも集まるので、あまり触れる機会のないUI/UXデザインについて学べるのは貴重だなと思っています。業務と密接に関わっていない知識でも、知っておけば将来的に活かせるシーンが出てくる可能性もありますし。

富樫

広く知識の種を持っておく目的で開催している勉強会なので、そう言ってもらえると嬉しいです。

知識を深める必要がある技術については、チームで連携をとってプロジェクト形式での研究もできるので、そこは使い分けていきたいですね。

桑原

プロジェクトとして正式に発足していなくても、気になる技術があれば業務時間内で研究したり、試してみたりできるので、ありがたいですね。

やっぱり実際に試してみないと、どんな技術か深く理解できないし、活用のアイデアも思いつかないので。

出社派もリモートワーク派もワークライフバランスを実現

富樫

仕事内容については結構話せたかなと思うので、「働き方」について話していきましょう。当社は土日祝休みが固定ではないシフト制ですけど、その点はどう思いますか?

桑原

平日でも土日祝でも自分の希望で休みを決められるので、不自由や不満を感じたことはないですね。

土日だと外出した時も人とか混んでいたり、料金が高かったりするし、平日人の少ない時間にゆったりできるのは魅力です。

富樫

私もメリットのほうが大きいと思っています。区役所に行きたいときは平日に休みをとったり、土日休みの友人と出かけるときは合わせたり。

休みの面で言うと有給を申請して却下されたことはないですし、私が却下したこともない……ですよね?

桑原

ないです!大丈夫です(笑)

残業もあまりないですし、働きやすいなと感じています。

富樫

残業時間は、月平均で10時間いかないかな。 

会社から強制しているわけではなく、「あとちょっとだから、キリのいいところまでやっちゃうか」みたいな残業が多い印象ですね。自主的にと言ったら、ちょっと聞こえが悪いかもしれないんですけど。

桑原

納期の問題で徹夜とか、何日も連続で家に帰れないとか、巷のエンジニアあるあるみたいな状況はないですね。

システムの切り替えのタイミングがどうしても深夜になっちゃうときは稀にありますけど、そういうときは夕方から出社して翌日は休みとか、最大限調整されているので負担に感じたこともないです。

私たちの部署は出社日数の50%以内でリモートワークができるので、働き方としては柔軟なほうなのかなと思います。

富樫

リモートワークの日数が50%以内なら、ゼロでも問題ないです。

私たち2人が所属する基幹システム開発グループは、ゼロに近いか50%に近いかの人が多いですね。仕事内容ではなく、性格によるのかな。

桑原

富樫さんは出社派ですよね。

富樫

私のリモートワーク率はゼロですね。とくに理由はないんですけど、直接話したいっていうのはあるかなと思います。

桑原さんは50%に近いので、正反対ですね。

桑原

そうですね、私はフルで使っています。家でも集中できるし、通勤すると1時間くらいかかるので、もったいないと思っちゃうんです。

その時間を使って、家事をしたり本を読んで勉強したりしています。

富樫

ネットワーク環境があればどこでも仕事できるので、名古屋からでも出社できるのはいいですよね。

桑原

そうですね。リモートワークを利用すれば、平日は働いて休日は家族と過ごしながら1〜2週間くらい帰省できます。年に5回くらいはそんな感じで仕事していますね。

「お陰様で、学生時代の友人とも気軽にスイーツを食べにいけちゃいます。ちなみに名古屋駅で遭遇したぴよりんです」(桑原)
富樫

当社で一番、リモートワークを使いこなしているかもしれない。リモートワークでのコミュニケーションで難しいと思ったり、課題に感じることはありますか?

桑原

とくにないですね。基本はチャットベースでのコミュニケーションですが、必要があればすぐにGoogle Meetなどを使って話せる環境なので、対面とそんなに変わらないと思っています。

富樫

グループのメンバーも優しい人ばかりなので、コミュニケーションがとりやすいですよね。

社会人になる前は職場に対してちょっと怖いイメージがあったんですよ。ドラマの影響だと思うんですけど、いきなりドアを開けて入ってきて「何やってんだ!」って怒鳴りつけられるみたいな(笑)。 基幹システム開発グループでは、そんなことは絶対起こらない雰囲気ですね。

桑原

静かで穏やかな方が多いですよね。冷たいわけではなくて質問すればすぐに対応してくれるので、リモートワークでも問題なくコミュニケーションが取れています。

コミュニケーションの量で言うと、出社したほうが圧倒的に増えますよね。

富樫

そうですね。他部署と調整しながら進めていく仕事が多いので、出社したほうがコミュニケーションは取りやすいですね。担当の方を見かけたら、すぐに駆け寄って相談できるのはメリットだと思います。

たとえばシステムの変更依頼があった際、ただ言われたとおりに変更するのではなく「なんで変えたいと思ったのか」を直接ヒアリングできるんです。

桑原

対面で気軽にコミュニケーションが取れるからこそ、依頼者が感じている課題の、さらに奥にある根本的な課題に辿り着けるケースもありますよね。

当たり前になっている作業には、課題に感じられていない課題もあったりするので。

富樫

そうですね。基幹システム開発グループに埋もれていた課題も、桑原さんが声をあげてくれなかったら、あのままだったと思います。

長く働いていると、ちょっと面倒な作業でも慣れてしまって、実は手間になってること、効率化できることを見つけられなくなってしまうんですよね。

桑原

システムをリリースする仕組みが辛すぎて、思い切って声をあげたんですけど、私が提案した方法をすぐに採用してもらえて嬉しかったです。

「トレファクのエンジニア」が楽しい理由

富樫

今ではもう、桑原さんの提案した方法が当たり前になってますからね。本当にありがたい指摘だったし、アイデアも的確でした。

桑原

ありがとうございます。

非効率なやり方に対して新人が声をあげても「これでずっとやってきたから」で押し通される会社もあると思うんですけど、いいものは取り入れて成長していく前向きな姿勢があるから、事業を成長させられるんだなと思いました。

富樫

たしかに。

当社がリユース事業だけでなく、レンタル事業や引越し事業、不動産事業、BtoBオークション事業など、新たな事業をどんどん展開していけるのは、変化を恐れない姿勢が関係している気がします。

桑原

事業会社の社内エンジニアの仕事は面白くないとか、退屈なイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれないんですけど、当社の場合、それはないですね。

新規事業が増えるだけでなく、既存事業の規模も拡大していくし、新しい取り組みも積極的におこなっているので、思ってる以上に挑戦しがいのあるシステム開発ができると思います。

富樫

一社でいろんな事業を経験できるのは、当社のエンジニア業務ならではの面白さですね。

桑原

現場との距離が近いところも当社の面白さというか、魅力だなと思います。

社内でマネージャークラスの方と話すのはもちろん、自分で直接店舗に行ってヒアリングすることもできますし、本当の現場の声を拾い上げて反映できるので、よりニーズにフィットしたシステムを開発できるんです。

そこが、エンジニアとしての楽しさ、面白さに繋がっていると感じています。

富樫

わかります。現場と開発サイドがシームレスに連携できるのは、当社でエンジニアをする魅力のひとつですよね。

いろいろと挑戦できる環境があるなかで、桑原さんは今後どんな仕事に挑戦していきたいですか?

桑原

近い目標としては、パソコンで動いているシステムを、モバイル端末でも動かせるようすることに注力していきたいです。

モバイル端末を使ったシステムの導入を進めてはいるんですが、まだまだ大半のシステムがパソコン上でしか動かせないのが現状なので。

すべてのシステムをスマホやタブレットで操作できるようになれば、場所にとらわれずに作業ができます。システムをモバイル端末でも使えるようにすることで業務効率化を進めて、より柔軟な店舗運営を実現させたいです。

富樫

今後の事業成長に欠かせないところですよね。長期的な目標もあれば聞かせてください。

桑原

長期的なところでは、AI技術の活用です。今もいくつかのシステムでAI技術を使っていますが、すさまじいスピードで進化していく技術なので、常にアンテナを張って最新の情報をキャッチアップしていきます。

その中で「 これだ!」と思う技術を取り入れて、事業に貢献していきたいです。

富樫

頼もしい! 私はグループ長として、そうやって挑戦するメンバーが実力を発揮できる環境を構築していきたいです。

桑原

今は自分の技術面を磨くよりも、マネジメント方面に関心がある感じですか?

富樫

そうですね。今は個人の力を伸ばすよりも、グループのポテンシャルを引き出すほうに関心があります。

基幹システム開発グループにはいろいろなバックグラウンドを持ったメンバーがいて、それぞれの得意分野も違います。

桑原さんのように開発スピードが爆速で、アイデアを話したらすぐに「ちゃんと動くじゃん!」レベルのプロトタイプをつくってくれる方もいますし、学生時代に機械学習を学んでいてAI分野の知識が豊富な方もいます。

メンバーそれぞれが考える「こういうものがあったらいいのにな」を引き出して、各所との調整などは私がサポートしながら、一緒に形にしていきたいです。それが結果的に、会社の成長に繋がっていくと考えています。

これからも優秀なメンバーの力を借りながら、グループとして成果を追求していきたいと思っているので、桑原さんも引き続きよろしくお願いします。

桑原

富樫さんが調整役やサポートをしてくれるおかげで、私たちメンバーは開発に集中できるのでありがたいです。

こちらこそ、引き続きよろしくお願いします!

入社を検討してくださっている方へメッセージ

桑原

どんどん拡大して成長している会社なので、解決すべき課題が今もたくさんあります。

そういった課題を自分で見つけて解決していくことを面白そうだと感じられる方であれば、トレファクのエンジニアとしての仕事は、きっと楽しいんじゃないかと思います。

富樫

トレファクは事業会社でありながら、さまざまな業種のシステムに携われる会社です。

基幹システム開発グループで開発するのは、基本的に社内向けのシステムになるので、幅広い層に使ってほしい方には物足りないかもしれませんが、自分のつくったシステムに対して、長く面倒を見たい方には向いていると思います。

どんなにいいシステムでも1回で完璧なものはつくれないと思うので、何度も改修してブラッシュアップを続けていくことも可能です。

今回ご紹介した基幹システム開発グループをはじめ、トレファクではさまざまなエンジニアが活躍中です。当社のエンジニア業務に少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ入社をご検討ください!

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。


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