あなたならどんな店舗を作りますか?
前回の記事よりお時間が経過してしまい、大変申し訳ありません。
これでは人気ブロガー失格ですね。。(まだ1回しか投稿していないやん)
私が愛読する【Kの部屋・スラムダンクの続きを勝手に考えてみる】の編集者・Kさんは多忙にも関わらず週2回更新。。
まだまだだね。。。(You still have lots more to work on…)
前回の記事に続き、今回は入社してからのお話です。
入社してからを一から語ると終わらないので、【店長としてのおもしろさ】をテーマにお話させていただきます。
リユースショップ「トレジャー・ファクトリー(以下、トレファク)」。当社の店舗業務と関わりの深い役職は以下の通りです。
社員
↓
副店長
↓
店長(店舗の責任者)
↓
エリアマネージャー(複数店舗の責任者)
社員として入社し、経験を積み、副店長→店長を目指します。
トレファクの花形は、間違いなく店長です。(翔陽のセンターではありません)
私は入社して7年で店長に昇進しました。
社員3年
↓
副店長4年
↓
店長4年
↓
エリアマネージャー(現在)
もちろん、アルバイトから社員になった方もいます。アルバイトから社員になり、店長として活躍している方もいます。
前回もお話しましたが、トレファクは店舗によって千差万別です。
他社は、全国どこの店舗に行っても、同じ印象。
当社は、全国どこの店舗に行っても、違う印象。
他社は、良くも悪くも個性がない。
当社は、良くも悪くも個性がある。
店舗を通じて自分の個性が出せる。
【自分の個性=店長の個性】です。
トレファクの店長の最大の魅力は、自分の店舗を作れることです。
ブランド、生活雑貨、食器、贈答品、洋服、バッグ、家電、家具、スポーツ、アウトドア、楽器、おもちゃ、ホビー、貴金属、お酒 … etc.
多種多様なカテゴリーを組み合わせて、売上を構成していく。どのカテゴリーでどれだけ売るのか、どのカテゴリーを伸ばすのか、勝負するのか。
店長は毎月数千万円の数字を管理することになります。
それだけ売るにはどれだけの在庫が必要か、どれだけ買い取らなければならないか。
売上 = 在庫売価 × 回転率
いかに在庫を増やして、商品を回転させて、売上を立てるか。先々を見据えて、どう在庫の見立てをするか。
トレファクの予算は【販売・買取・売上総利益】の3つの予算があります。
一般小売では、【買取】の予算は存在しません。いくら売れたとしても、買取が伴わなければ結果が出たとは言えません。一般小売は、欲しいものを発注すれば集めることができます。
売れれば売れた分だけ、補充が出来る。仕入れたら仕入れた分だけ、売上を伸ばせる。
これに対し我々リユースショップは、欲しいものを自分たちで集めるしかありません。
売るものがなければ、売上が立たない。
どれだけ買取を増やせるか、いかに売れ筋の商材を集められるか。販売だけでなく、買取(仕入)も考えて、店舗を運営していかなければならない。ここが醍醐味であり、リユースショップのおもしろいところ。
毎日数百点の商品を買取し、毎日数百点の商品が売れていく。
毎日違うもの、知らないものとの出会いがあり、だからこそ飽きない。
日々が勉強であり、時にはお客様とお話しながら教えていただくことも。。たくさんの商品を扱うため、我々バイヤーもすべてに詳しい訳ではありません。お客様の方が詳しいことは、往々にしてあります。
そういった機会こそ学ぶチャンスであり、その繰り返しでこそ、バイヤースキルは向上します。
買取にてリピーター様を獲得できた時は、特にバイヤー冥利につきますね。
「売るのは簡単だが、集めるのは難しい」
まだ副店長だった頃、当時の店長の言葉は今も覚えています。
私が店長として目指したのは、【古き良きものの魅力を伝えられるお店】です。
それは、私が古着が好きだから、というのが根底にはあります。
他社では評価しきれない、古くて価値のある商品をきちんと評価する。古着が好きな人は、たいてい古いもの全般が好きです。古着、家具、アメリカ雑貨、レトロ雑貨、アンティーク家具。
元々古着に興味があった私は、当社に入社したことで、洋服以外の古き良きものを知ることが出来ました。
例えばそのまま古着屋に入ったとしたら、家具などには触れることが出来なかったかもしれません。こういった多種多様な商材との出会いも、非常に魅力的で刺激的でした。
好きなものに囲まれた仕事は、非常に楽しいです。
しかし、好きなものだけで、売上の構成全てを構築することはできません。
トレファクの総合事業における売上の主力となるのは、【家具・家電】です。リユース業界にて、トレファクは家具家電部門業界第1位です。
こういったメインとなるカテゴリーと共に、どれだけ他のカテゴリーで個性を演出できるか。
私はここで言う【他のカテゴリー】にこだわりました。それが店舗の個性となり、店舗の魅力となるからです。
【売れる在庫】と【魅せる在庫】
売れる在庫だけではつまらないし、他社と変わらない。魅せる在庫だけでは一般的な売れ筋ではないため、売上に繋がりづらい。
この絶妙なバランスが非常に重要であり、腕の見せ所でもあります。
店長としてこだわったのは、他のリユースショップとは違った、「あ、この店わかっているな」というのが伝わる陳列やディスプレイです。
一般的に小売りが顧客を増やすための要素は3つあります。
● 【店舗】
● 【外観】
● 【口コミ】
この中で私がこだわったのは、【店舗】でした。
良いものを目立つ位置、目立つ場所に展示する。そうすることで、より多くのお客様の眼に留めてもらう。良いものと良いものを、組み合わせて展示する。
「これが好きな人は、これも好きなのではないか」という考えの元、商品を組み合わせることにより、相乗効果で魅力を増す。
トレファクというリユースショップは、幅広い取扱品品目があるがゆえに、考えうる組み合わせは無限にあります。
メーカーのように変な規約や制限がなく、固定概念を壊して自由にディスプレイを作成できるのも、トレファクの魅力です。
魅力的な売場を作成し、「わかっている感」を演出する。
売場から買取を呼び込み、店舗が欲しい商材を強化買取する。
↓
欲しい商材が増えることにより、魅力的な売場となる。
↓
選択肢が増えることにより、商品の回転率も上昇する。
↓
売れることがわかれば、買取も強気に支払うことが できる。
こういった良い循環を、私は店長として非常に大切にしていました。
トレファクの店長には、様々なタイプが存在します。
● 買取を集めるのが得意な店長
● 家具家電が得意な店長
● 売場作りが得意な店長
● 人をまとめるのが上手な店長
店長により、売り方や考え方は千差万別です。大切なのはもちろん、結果を出すこと。
そのためのプロセスや、アプローチの仕方に正解はありません。
自分のやり方、自分の理論、自分の考え。自分で決められるからこそ、そこに責任感が生まれる。
当社で定められている行動指針のポリシーに、「出来るか出来ないかではなく、やると決めて行動します」という言葉があります。
店長として、自分の店舗を持てること。店長として、自分のやり方で結果を出すことの達成感。
もちろん、店長になるためには絶えまぬ努力が必要です。
ただ、店長になったその先でしか、見えない景色があります。
好きなことなら頑張れるとの思いでトレファクに入社し、今では心から良かったなと感じています。好きだからこそ頑張れたし、ここまで来れたのかもしれません。
”好きこそ物の上手なれ”
何事も楽しむことができれば、これ以上に成長できることはありません。
―気になるエリアマネージャー編は次回の記事で!!(つづく)
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。
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この記事を書いたひと
トレジャー・ファクトリー人材開発室のスタッフが、当社の魅力についてさまざまな視点でお伝えいたします。