日本マーケティング学会が、10月20日、「日本マーケティング本大賞2019」を発表しました。
これは、1年間に日本で出版されたマーケティング書籍(翻訳本を除く)を対象に、学会員による投票形式で選出するもの。受賞書籍は以下の通りです。
仕事に取り組む情報のキャッチアップに、以下、参考にしてみてはいかがでしょうか。
●「日本マーケティング本大賞2019」受賞書籍
- 大賞 『1からのデジタル・マーケティング』西川英彦・澁谷覚(編著)碩学舎
- 準大賞 『右脳思考』内田和成 東洋経済新報社
- 準大賞 『マーケティング・リサーチのわな 嫌いだけれど買う人たちの研究』古川一郎 有斐閣
※「日本マーケティング本大賞2019」について
◎対象:2018年4月1日から2019年3月31日までに日本で刊行(奥付の日付)された、マーケティング関連のオリジナル書籍(テキスト含む、翻訳を除く)
◎審査方法:
1. 1次投票として、学会員は一人1~3作品を投票
2. 1次投票の投票数上位10作品をノミネート本として発表
3. 2次投票として、学会員はノミネート作品の中から、一人1~3作品を選び投票および推薦コメントを記述
4. 2次投票の投票数上位より、大賞作品を決定
※情報の出典元はこちら
『1からのデジタル・マーケティング』 の大賞への推薦理由
推薦理由:
日本マーケティング学会
「デジタル・マーケティングの基礎を学べる有益な1冊」
理論と事例をセットにしたわかりやすい構成によって変化の速いデジタル・マーケティングのマネジメントを網羅的に提示した、実務的な示唆を多分に含む良書である。
新しい事例が豊富に扱われているとともに用語の解説が的確であり、流行りものとしてではなく基礎的なアプローチから読み解かれている。
デジタル・マーケティングを体系的なテキストの形でまとめるという困難に初めて向き合っただけではなく、従来のマーケティングとの接続にも目配りされており、伝統的なマーケティングの理解が深まる点も評価できる。
デジタル・マーケティング初学者にとって良質の入門書であるだけではなく、マーケティングに関わる者にとって必携の1冊といえる。
『1からのデジタル・マーケティング』 の内容に関するWEBでの声
本書では、アマゾンやメルカリ、食べログ、無印良品、エアビーアンドビーなど、デジタル領域で著しい成長を遂げている企業を取り上げ、これらの企業がどのようにデジタル活用を進めていったのか、その変遷を詳細に解説しています。
MarkeZine(マーケジン)
入門編の教科書として定評のある「1からのシリーズ」(碩学舎)で、最新のトピックを扱ったマーケティングの教科書。編者は、本学の西川さんと学習院の澁谷さん。各専門分野の研究者14人が、テキストの執筆に携わっている。本書の特徴は、基本的な概念がもれなく紹介されていること。入門の教科書としてよくできている。
Professor Ogawa
新時代のマーケティングを学びたい大学生へ
デジタルマーケティングの初歩のいろはをすべて網羅した本。How-to本というよりは概念の説明がメインであり、実務に転用する上ではどのように活かすか読み手自身で考える必要があるが、デジタルマーケティングをアカデミックに理解する上ではとても効果的。
amazon カスタマーレビュー
事例も新しいものを豊富に取り扱っており(ex: Airbnb・Uber)、大学生向けの教科書としても読みやすい。
また、タイトルこそ「1からのデジタルマーケティング」だが、そこから古典的なマーケティング概念(ex:マーケティングミックス・マーケティングリサーチ)まで記述が網羅されている事も魅力的。
『1からのデジタル・マーケティング』 の内容に関するSNSでの声
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この記事を書いたひと
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