皆さんはじめまして。
総合リユースショップ「トレファク(トレジャーファクトリー)」の流山店で、アシスタントマネージャー(副店長)をしている杉山源太(すぎやまげんた)と申します。
某大手100円ショップで、成城学園、武蔵小山、戸越銀座など、さまざまな町で店長を務めてきた経験を活かしたいと考え、2016年、28歳のときにトレファクに中途入社しました。
今はアシスタントマネージャーとして3年目。
買取という形でのバイヤー業務はもちろん、店舗運営のことも俯瞰して見れるようになってきたので、その視点で、トレファクというリユースショップが持つ可能性や面白さなどについてお話させてください。
100円ショップの店長時代には経験できなかったバイイングを経験できる
私がトレファクに入社したいと思った理由は2つあります。
1つ目の理由は、自分にとって接客業という仕事が“天職”であると、当時強く思うようになっていたことです。
実は100円ショップを退職した後、トレファクに入社する前に事務系の仕事に就いていた時期がありました。
100円ショップに入る前は接客業は苦手だなと思っていたんですが、いざ離れてみると、接客業って色々なお客様との交流もあったりして本当に楽しい仕事だったのでは! 一度の人生。だからこそもう一度接客業をやりたい。そんな風に決意しました。
2つ目の理由は、リユースショップでは100円ショップの店長時代には経験できなかったバイイング(仕入れ)を、買取という形で経験できることです。
100円ショップで店長をしていた頃は、本社部門にバイヤーがいて、その人達が原価仕入れだったり商品のコントロールをすべてしていました。店長は現場からそれを発注するだけです。
一方、リユースショップでは、お客様にお持ち込みいただいたお品物を買取し、自分の裁量で金額を付けることができます。原価も利益も自分で考え決める。このようにバイイングの段階から携われるというのは、私の中で非常に魅力的なポイントでした。
このナゾの木像、売れるんだ
はじめての配属店舗は、埼玉県の草加店でした。
リユースショップでの仕事。まず最初に印象的だった出来事が、ナゾの木像、、、です。
↓ちょうどこんな木像ですね。
2階の家具コーナーに、当時の自分からするとまるで用途も意味もわからない、美術室などに置いてありそうな、木像のオブジェがありました。
値札に付いてきた金額は、、、確か、3,980円。
リユースショップらしいアイテムだなとは感じていたんですが笑、まあ、売れずにこのままずっと残っているんだろうなと思っていました。
でも、数日経った後、2階を見渡すと、なくなっていたんです。
「あれ?」
「・・・ん!」
そうなんです。つまり、売れたということです。
そのとき、リユースショップの需要の広さというか、可能性をすごく感じました。
今まで勤めていた100円ショップでは、身の回りの日用品を目的買いする人が多く、自分の知っている知識ではそれが普通だと感じていたんですが、知識外のところでこういう需要もあるんだなあと。
リユースショップをやっていると、本当に色々と視野が広がります。
未経験でもバイヤーデビュー、なんとかなりますよ
自分で買取(バイイング)をする経験は、トレファクに来るまでもちろんなかったですし、また、私は周りのスタッフと比較しても、モノに対する知識はかなり低いレベルでした。
※最初は「カットソー」という言葉もパッと出てこなかったレベル!笑
そんな私ですが、入社してから1ヶ月程度で、簡単な買取の業務をさせてもらえるようになりました。バイヤーデビューです。
それまでは別の業務をこなしながら、バイヤー(買取をする人)の仕事の仕方を細かくチェックしてたんですね。
ああやって調べるんだとか、ああいう風に物の判断しているんだとか。
それで、何となく動きはわかっていたんですが、いざ自分で金額を付ける作業をはじめると、最初はど緊張。値付けした価格を入力するエンターキーを押す指も、「バコン、バコン、バコン!!!」と強く押したいところを、「トン、トン、トン・・・」と、非常にやさしいフェザータッチになってまして。懐かしい思い出です笑
今でも、ときどき良い意味で値付けに迷う瞬間は多々あります。お店に持ち込まれるモノは、一つひとつが違いますからね。それが、バイイングの仕事の奥深さであり、面白さでもあります。
とにかく、ここで私が声を大にして言いたいのは、買取の経験であったり、商品知識がそれほどなくても、入社後はなんとかなりますので、ご安心ください!ということです。
ダースベイダー is HOW MATCH?
ある買取をしているとき、ダースベイダーのフィギュアが含まれていて、それに1,480円という値段を付けました。
それはアミューズメント商品、つまりゲームセンターで頑張れば100円、200円程度でゲットできる商品なんですけど、調べると世の中の市場価格としては高くて3,000円程度で売られている商品だったんですね。
フィギュアって、超レアなプレミア商品は本来の販売価格よりも高くなることがあるのをなんとなくわかっていたんですけど、より自分にとって身近な世界であるゲームセンターの商品も、そういう金額の高騰が起こりうるんだ! これは発見であり、リユースショップの面白さを感じた瞬間でした。
ちなみに、さきほどの木像の例と同じように、このダースベイダーもきちんとお店で売れましたよ。
ストアマネージャー、その先にあるものは何だろう
今はストアマネージャーになったときの自分を意識しながら、売り場作りにしても、売上管理にしても、スタッフ教育にしても、さまざまなことに店長視点の判断で取り組むようにしています。
自分がストアマネージャーになったら、常に鮮度のある売り場作りを目指していきたいと考えています。
100円ショップの店長時代は、売場作りの鮮度を大事にしながら、“プラスアルファ買い”で客単価を上げる取り組みに積極的にトライしていました。
レジの近くに気軽にかごに入れられる4コ入りブラックサンダーを置いたり、調味料パッケージの近くにデザイン性のある調味料ケースや、調味料を一つまみ使うと美味しくなりそうなレトルト商品を並べてみたり。
そういう取り組みが一つひとつ積み重なると、大きな数字につながることを経験として持っています。なので、ストアマネージャーになれたら、そんな自分の得意な部分をどんどん出していけると面白いと思いますね。
私は現場に立つのが好きなので、将来的には、全体を総括するエリアマネージャーになるというよりも、例えば複数の店舗の兼任店長とか、そんなポジションができたら面白いですね。また、人を育てたり教育することが好きなので、人材の育成に携わるようなポジションに付けたらそれも面白そうだなあと思います。
まずは、目の前にある目標、ストアマネージャーを目指して頑張っています!
リユースショップには夢がある、、、いいすぎでしょうか
リユースショップになくてはならない買取。
その本質は、モノの商品価値をきちんと見い出すことにあると思います。
リユースショップに品物を持ってくる人たちにとって、その品物は、そこに至るまでのストーリーはそれぞれあったと思いますが、その人にとっての役目が終わったものですよね。
それを、私たちは買取という行為を通して、商品価値を見い出し、次の人にまわす仕事としての役割を果たしている。
リユースショップの品物が新しい持ち主のところに届くと、そこから地球上に新しいストーリーがはじまる。
リユースショップって、そういう仕事ですよね。
商品の価値を終わらせない仕事。これで経済がまわっていくというのはすごいことで、それに携われるのがリユースショップで働く一番のやりがいだと今では思っています。
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。
リユースビジネスのこと、トレジャー・ファクトリーがどんな企業かを少しイメージできたでしょうか。
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