昨今「できるかぎり外出を控えるように」と言われている状況から、外食を控えて自炊をする機会が増えた人も多いでしょう。

ただいざ自炊となっても、材料の購入、調理、片付けなど意外とすることがあって大変……。それが毎日となれば手抜きしたいと思いますよね。でも、それはそれで栄養バランスが気になります……。

そんなとき、ふと思ったのです。


世の中に出回っている野菜飲料が救世主となるのではないか、と。


世の中に出回っている野菜飲料が救世主となるのではないか、と



真っ先に思い浮かんだ野菜飲料は、伊藤園の「1日分の野菜」でした。


正直な話、筆者は野菜飲料をほとんど飲んだことがありません。しかし数ある野菜飲料を押しのけ、第一候補としてあがったのは、記憶に残りやすい商品名だったからだと思います。

しかも伊藤園では、公式ウェブサイトで「1日分の野菜」を使ったオリジナルレシピを多数紹介していました。これなら簡単に、しかもうまい具合にバランスの取れた食事が作れるじゃないか!

そこで今回、特に自炊が苦手な人や飽きてきた人、料理を作る時間がなかなか持てない人にオススメのレシピ、作るときのワンポイントアドバイスなどを伊藤園の3名の方に聞いてきました。

これが伊藤園の本社ビル!(大きな建物でした)

これが伊藤園の本社ビル!




これが伊藤園の応接室!(ふかふかのソファーに恐縮でした)

これが伊藤園の応接室!




というわけで取材時には、

「1日分の野菜って、ほかの野菜飲料とは何が違うの?」

「料理に使ったときに、栄養分に影響はないの?」

といった素人丸出しの質問もしたのですが、ひとつひとつ、大変丁寧に回答してくださいましたよ。

「1日分の野菜」ってどんな特徴があるの?

「1日分の野菜」ってどんな特徴があるの?



担当者の方にまず聞いたのは、そもそも「1日分の野菜」はどんな特徴があるのか?です。

よく知られているのは、手軽に野菜不足を補えることを目的とした飲料、というものでしょう。

ですが、こうした野菜飲料は、別の会社からも登場していて、同じ棚によく並べられています。はたして「1日分の野菜」と他社製品の違いは何なのでしょうか。

今回取材をさせていただいた担当者のおひとり、開発責任者の山口哲生さんは、「1日分の野菜」には3つの特徴があると言います。

【特徴①】必要な栄養素がしっかり摂れる

【特徴①】必要な栄養素がしっかり摂れる
伊藤園「1日分の野菜」HPより

1つ目の特徴が、健康な身体づくりに必要な栄養素がしっかり摂れることです。

「1日分の野菜」は、厚生労働省が定める野菜摂取量の目標値350g(成人の1日あたり)を基準とし、その摂取を効率的に行える商品作りに取り組んでいます。

単に350g分の野菜を原料として使うだけでは、加工の過程で水溶性ビタミンや食物繊維がどうしても失われてしまい、350g分の栄養素が摂れない場合があります。

そのため、伊藤園では、350g分の野菜を摂ったときに得られる栄養素量を独自計算し、主要栄養素5つ(βカロテン、ビタミンC、マグネシウム、カルシウム、カリウム)の不足分をあとから補っているんですよ。

(開発責任者の山口哲生さん)

実はこのように350g分の野菜を使うだけでなく、失われた分の栄養素をきちんと後工程でカバーしている野菜飲料は、それほど多くないそうです。

あまり知られていませんが、「1日分の野菜」とほかの野菜飲料には、このような圧倒的な違いがあります。

【特徴②】「1日分の野菜」のベースは“野菜飲料専用のにんじん”


2つ目の特徴が、野菜飲料専用に独自開発されたにんじん「朱衣」がベースとなっている点です。

野菜飲料の風味には、いろいろな方向性がありますが、「1日分の野菜」では、特ににんじんの甘味を追求した味づくりにこだわっています。

なぜにんじんがベースになのか?


1992年に「充実野菜 緑黄色野菜ミックス」を発売するにあたり(こちらの商品もお馴染みですね)、「にんじんは嫌われやすい野菜だけど、甘くておいしい部分もある。果汁とミックスしたら飲みやすくなるんじゃないの?」と考えたのがきっかけだそうです。

そこから伊藤園ではにんじんを極めていこうとなり、「朱衣」が作られました。伊藤園の、おいしさをとことん追求する姿勢には驚きます。

このにんじんは、主要青果種と比べて糖度が1.1~1.3倍。

つまり、めっちゃ甘い!


2010年12月に日本野菜ソムリエ協会主催の『第5回野菜ソムリエサミット』では、加工用にんじんながら、ほかの名だたるにんじんをおさえて1位に輝いています

【特徴③】パッケージに原料・原産地を入れている

【特徴③】パッケージに原料・原産地を入れている
伊藤園「1日分の野菜」HPより

3つ目の特徴が、パッケージに、自主的に原料・原産地を入れていることです。

消費者の立場からすると、どんな原料を使っているのか、その産地はどこかわかるのは安心ですよね。

ですが、販売者にとって結構大変なものだったりします。農林水産省の制度(原料原産地表示制度)に基づき、国別重量順で表記しなければいけないからです。最も使われている原材料から順に並べ、さらにその原材料についても、複数の国のものが入っている場合は多い順に並べなければいけません。

たとえば、にんじんの産地表記が「アメリカ・日本・ポーランド」だったとしましょう。ですが、今年は日本のにんじんが不作で、ポーランドのほうを多く使うことになった。そうなった場合は、産地表記を「アメリカ・ポーランド・日本」にしないと法律違反になります。もしパッケージに表記していたら新しいパッケージに差し替えたり、ウェブサイトに表示していたら更新しなければいけません。

一方で2017年の食品表示基準の改正・施行に伴い、2022年までに、すべての加工食品に対して原料原産地表示が求められるようになりましたが、容器包装の表示可能面積がおおむね30平方cmの場合は省略が可能となっています。

つまり、簡単に言えば、伊藤園はやらなくてもいい手間をかけているのです。

こうした手間をかけているのも、安心・安全であることをとにかく伝えたいから、と山口さんは話してくださいました。

ちなみに小型の紙パックには、大きさの関係から掲載されていませんが、QRコードを読み込むことですぐに確認できます。

伊藤園の方直伝!「1日分の野菜」を使ったオススメレシピ3選!

「1日分の野菜」は、必要な栄養分がきっちり取れるだけでなく、飲みやすさや安全面も追求された野菜飲料です。

ただ、そうは言っても、野菜飲料を飲んでいない人がいるのも確か。また味が苦手で、飲めない人もいないわけではありません。そうした現状から、伊藤園では、「1日分の野菜」に親しんでもらえるように、それを使ったレシピを多数考案しています

今回は、管理栄養士でもある西原佐栄さんに、特に自炊が苦手な人や飽きてきた人、料理を作る時間がなかなか持てない人などにオススメなレシピを3つお聞きしました。

「1日分の野菜」レシピ① 電子レンジ2回でOK!彩り豊かな主菜【酢鶏(すどり)】

★下ごしらえ10分・レンジで7分

「1日分の野菜」レシピ① 電子レンジ2回でOK!彩り豊かな主菜【酢鶏(すどり)】

野菜飲料をPRするセミナーで、大好評だったという1品です。火を一切使わず、電子レンジを2回使うだけで作ることができます。

(管理栄養士の西原佐栄さん)

簡単なわりにボリューミーで、主菜には最適。酢鶏という名前ですが、材料を見てわかるように酢を使わないので、酢が苦手な人やお子さんでも食べやすいのがポイントです。

●【酢鶏】のレシピ

<材料(2人分)※1人分のエネルギー:350kcal>

鶏唐揚げ(市販or冷凍)

6個(150g)
玉ねぎ

1/2個
ピーマン

2個
赤・黄色パプリカ

各1/2個
水溶き片栗粉

片栗粉 小さじ2、水 小さじ2
1日分の野菜(A)

100ml
顆粒中華だし(A)

小さじ1
砂糖(A)

大さじ1
おろしにんにく(A)

小さじ1
オイスターソース(A)

小さじ1


<作り方>

① 玉ねぎはほぐしてくし形切りに、ピーマンとパプリカは種を外して乱切りにする(中華なので、それぞれの同じくらい大きさに切る。大きく切りすぎてしまうと火が通りにくいときがあるので注意)

② 耐熱皿によく混ぜた(A)を入れ、①と鶏唐揚げをよく和える。ふんわりとラップをかけて電子レンジで5分加熱する。

③ ラップを外して具材を混ぜ、汁気部分に水溶き片栗粉を加えて再び混ぜる。再度ふんわりとラップをかけて電子レンジで2分加熱し、器に盛りつける。



● 参考動画:Youtbe伊藤園公式チャンネルより




「1日分の野菜」レシピ② 食卓が手軽にワンランクアップ!炊飯器で作る煮込み料理【豚ヒレ肉の野菜煮込み】

★下ごしらえ10分・炊飯器で普通炊き

「1日分の野菜」レシピ② 食卓が手軽にワンランクアップ!炊飯器で作る煮込み料理【豚ヒレ肉の野菜煮込み】

こちらもセミナーで大好評だったレシピです。下ごしらえ(10分程度)をしたら、あとは炊飯器のスイッチを押すだけ。小一時間で、本格的な煮込み料理ができあがります。

(管理栄養士の西原佐栄さん)

下記に紹介する材料は玉ねぎだけとなっていますが、好きな野菜や根菜を入れるのもおすすめ。また、お肉の部位を変えることで、あっさりした感じからこってりした感じまで簡単に作れます。

●【豚ヒレ肉の野菜煮込み】のレシピ

<材料(4人分)※1人分のエネルギー:286kcal>

豚ヒレ肉

400g
塩・こしょう・小麦粉

少々
玉ねぎ

1個
イタリアンパセリ

適宜
1日分の野菜(A)

400ml
赤ワイン(A)

80ml
しょうゆ(A)

大さじ1と1/2
砂糖(A)

大さじ1
おろしにんにく(A)

小さじ1
オリーブ油(A)

大さじ1


<作り方>

① ヒレ肉をスジ切りしてから厚さ1cmに切り、塩、こしょうをして、小麦粉を薄くまぶしつける。玉ねぎは薄切りにする。

② 炊飯器に、①と(A)を加え普通炊きにする。

③ 器に盛りつけ、イタリアンパセリを添える。


「1日分の野菜」レシピ③ 調理時間わずか7分!暑い時期に最適な料理【サバ缶&冷静野菜スープそうめん】

★調理7分

「1日分の野菜」レシピ③ 調理時間わずか7分!暑い時期に最適な料理【サバ缶&冷静野菜スープそうめん】

びっくりするくらい簡単なのに、おいしい料理です!

(管理栄養士の西原佐栄さん)

暑い時期にぴったりな1品です。そうめんを売り伸ばしたいスーパーに提案したら褒められたそう。いつもめんつゆなので、ちょっと違った味で楽しみたい、というときにもオススメです。

●【サバ缶&冷静野菜スープそうめん】のレシピ

<材料(2人分)※1人分のエネルギー:496kcal>

1日分の野菜

400ml
サバ水煮缶(190g)(A)

1缶
顆粒和風だし(A)

大さじ1
酢(A)

大さじ1/2
ナンプラー(A) ※薄口醤油+レモン数滴でもOK

小さじ1
おろしにんにく(チューブ)(A)

小さじ1
白いりごま(A)

大さじ1
そうめん(乾)

200g
青じそ

2枚


<作り方>

① そうめんをゆで、氷水にとってよくもみ、ざるに上げてしっかり水気をきる。

② (A)をボウルに入れ、「1日分の野菜」を加えてよく混ぜる。

③ 器に①盛って②をかけ、千切りにした青じそをのせる。


ほかにもいろんなレシピがある

ほかにもいろんなレシピがある

伊藤園の公式サイトや公式Instagramでは、今ご紹介したものを含め、たくさんのレシピが紹介されています。

これらの最も大きな特徴は、管理栄養士が監修して栄養面からアプローチしていることです。簡単・手軽な上に、必要な栄養もきっちり取れて、健康な身体を目指すことができます

ちなみに、野菜飲料に火を通したり電子レンジで加熱したりしても、栄養成分への影響はほとんどないとのことでした。

山口さんは、「まず一回試してみてほしい。そうすれば『こんなおいしいんだ』『栄養がしっかり取れているんだ』というのを実感できる。そうすれば、生活がもっと楽しくなる、という気持ちでやっていただきたい」と話してくださいました。

「1日分の野菜」オススメレシピを実際に作ってみた

伊藤園の西原さんに教えていただいたレシピは、どれも簡単な手順で作れそうなものばかりでした。

そこで、実際に筆者のほうでも挑戦することに。それぞれのレシピを使って調理する中で感じたことや味の感想をまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。

(1)酢鶏を実際に作ってみた


最初に作ったのは、酢鶏です。レシピ通りに玉ねぎやパプリカをカット。

レシピ通りに玉ねぎやパプリカをカット


唐揚げは、市販の冷凍のものを使いました。

唐揚げは、市販の冷凍のものを使いました。


このような感じで、材料を器に敷き詰めて、電子レンジで温めます。電子レンジにかけたら器に盛り付けて……

酢鶏、完成!


完成!

火を使わないため、安全なのはもちろん、コンロの前につきっきりにならずに済むところがよかったです。パプリカや玉ねぎのほどよい食感と、「1日分の野菜」をベースにしたソースに絡まった唐揚げが非常においしく、ご飯がすすむ1品でした。

(2)豚ヒレ肉の野菜煮込みを実際に作ってみた

次は、豚ヒレ肉の野菜煮込みに挑戦しました。

今回はヒレ肉をロース肉に変え、食材も玉ねぎ以外にきのことパプリカを追加。肉の下ごしらえと玉ねぎのカット方法はレシピ通りに、きのことパプリカは一口大サイズに切っています。

きのことパプリカは一口大サイズに切っています



準備ができたら、食材を炊飯器のお釜に入れ、そこに「1日分の野菜」などを投入。

準備ができたら、食材を炊飯器のお釜に入れ、そこに「1日分の野菜」などを投入



あとは普通炊きのボタンを押します。そして待つこと小一時間。

あとは普通炊きのボタンを押します。そして待つこと小一時間



完成!

豚ヒレ肉の野菜煮込み、完成!


野菜の旨味が存分に感じられる大満足な1品となりました。

ロース肉もやわらかく、食べやすかったです。ただ炊飯器を使うので、白米と一緒に食べたいときは段取りが難しいかもしれません。思い切って、白米からお酒に切り替えてしまうのもありだと思います。

(3)サバ缶&冷静野菜スープそうめんを実際に作ってみた


最後にサバ缶&冷静野菜スープそうめんに挑戦。レシピ通りに材料を揃えて、混ぜ合わせます。

最後にサバ缶&冷静野菜スープそうめんに挑戦



あとは、ゆでたそうめんにかけるだけです。

サバ缶&冷静野菜スープそうめん、完成!


完成!

教えていただいたレシピの中で、一番簡単でした。

「1日分の野菜」が濃厚なので、そうめんとよく絡まり、味の濃さは申し分なし。今回は入れませんでしたが、野菜を入れてもよさそうです。そうめんではなく、パスタにしてもおいしそうですね。

さいごに

実際「野菜ジュースを飲むようになった」

広報部の村瀬彰洋さんによれば、自粛要請で家にいる時間が増えていること、健康を改めて考えるようになってきていることから、「1日分の野菜」をはじめとする野菜飲料に目が向けられるようになってきているとのことです。

実際「野菜ジュースを飲むようになった」「レシピブックがほしい」というお客様の声が多くあるそうです。

ですがもし「野菜は取りたいけど、そのまま飲むのは苦手」という人は、ぜひ今回ご紹介した料理に使う方法を試してみてください。実際に調理をしましたが、いい意味で野菜飲料感がなく、単純においしい料理が楽しめます。

ちなみに取材時に、野菜飲料を使った料理を通して、お客様とコミュニケーションを取りたいというお話もありました。今回のレシピ以外に、ご自身なりのアレンジ料理を作ったら、ハッシュタグをつけてInstagramに投稿してみては。伊藤園さんから思わぬ反応がもらえて、野菜飲料を使った調理がより一層楽しくなるかもしれませんよ!

※取材協力:株式会社伊藤園

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。


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