皆さんはじめまして。
トレジャー・ファクトリーが運営する古着の専門業態「トレファクスタイル」をご存知ですか?
その戸越銀座店にて、2020年3月よりストアマネージャー(店長)を務めている岩城大輝(いわきだいき)と申します。
古着の専門業態と聞くと、
「もともとファッション業界で働いていた人しかいないんじゃないの」
と思われる方も多いのではないでしょうか。
実は、私のように異業種転職組のスタッフも一定数おり、それぞれが個性を発揮しながら活躍しているのがトレファクスタイルの持つ特徴の一つだと思っています。
今回は異業種からの転職でやってきた私ならではの視点で、トレファクスタイルで働く面白さや可能性についてお話させていただければと思います。
美容師をしながら人生について考えた
私は北海道の出身で、地元にある美容師の専門学校で学生時代は学んでいました。卒業後に上京し、都内のサロンで2年間美容師として働きました。
そこから一瞬だけ自分探しの時代へ突入、、、笑
北海道へ帰り、フリーターとしてゲレンデでスノーボードに関わる仕事をしてみたり、住み込みでホテルフレンチのウェイターをしてみたり、と色々な経験をさせていただきました。
その後、決意して東京にまた戻ることに。
美容師の世界で再び3年間働いたのですが、ちょっと体力的に辛いなと感じるようになり、生涯かけて働ける仕事に就きたいと思って転職活動をはじめました。
古着屋、コレはアリかもしれん
最初は接客の経験を活かしたかったので、いわゆる営業系の仕事を探していました。「古着」はもちろん、「ファッション」業界も特に狙っていたわけではありませんでした。広い視点で、採用大手のサイトや各企業のサイトなど、さまざまな転職情報を漁っていました。
そんなとき、
「トレファクスタイル」
という名前を見つけました。
どこかで聞いたことがあるぞ、という気がしたんです。
あ、そういえばトレファクスタイルの高円寺店。名前をきちんと覚えていなかったけど、昔から自分がよく使っているお店じゃん。
古着は学生のころから好きで、親しみがあったんですよね。
そんな偶然の出会いでしたが、仕事内容についてトレファクスタイルのサイトなどを見ながら調べてみると、
・好きでやってきた接客の経験を活かせる
・もともと「古着」は自分が好きなジャンルで、どこかクリエイティブな匂いもする
・親会社のトレジャー・ファクトリーは会社として福利厚生がちゃんとしている(=長く働ける環境)
ということに気づきました。まさしく自分が求めていた仕事じゃないか!と面接を受けることに。運良くご評価いただき、内定をいただくことができました。26歳になったばかりの頃の話です。
未経験だけど全然やれる環境です
「ファッション業界で働いていなかったけど、古着屋で働くことに不安はなかったの?」
今もときどきこんな風に聞かれることがありますが、私の感覚としては、フリーター時代にいろいろな仕事をしていたし、美容師よりも体力的にハードな仕事はないと思っていたので、全然やれると思っていました。怖くはなかったです。
この記事を読まれている方は美容師をされている方をはじめ、さまざまなバックボーンの方がいらっしゃるのかなと思います。
どんな仕事でも、そこでしか経験できないことってあると思うんですよね。そういうものをきちんと自信として持っていれば、異業種からの転職も全然やりきれると少なくとも私は思います(同僚を見ていてもそんな風に思います)。
さて、話がずれてしまいましたが、そんな風に入社した私ですが、最初はトレファクスタイル調布店への配属となりました。
まわりは比較的若い子が多かったですが、丁寧に仕事を教えていただき、とくに戸惑うことはなかったですね。ここはとても重要なポイントだと思うんですが、新人教育のマニュアルがとてもしっかりしていて心強かったです。ここら辺は、さすがトレジャー・ファクトリーは大きな会社だから安心できるなと感じました。
「買取」という仕事はそれまで意識したことがなかったのですが、モノとの一期一会の出会い、値付けの奥深き世界など、色々と醍醐味があることがわかって面白いなと純粋に思いました。買取には語りきれないほどエピソードがあるんですが、また後ほど。
「売り場作り」という唯一無二の楽しみにもここで出会いました。
ヘアスタイルを提案するように、その場でセンスを活かしながら臨機応変にクリエイティブな空間を作っていく。まさしく自分に合った仕事だと思いましたね。
調布店で仕事に慣れてきた後、1年で次の店舗である立川店への配属となりました。
立川店は調布店と比較すると大型店で、トレファクスタイルの中でも売上の大きい繁盛店の一つです。仕事の仕方が調布店と違っていて、勉強になりました。わかりやすく言うと立川店は「分業制」。
調布店では一人でいろいろなことをこなし、そういう面白さがあったのですが、立川店ではチームで買取、販売、売り場作り、、、と担当を分けてより大きな規模感の取り組みを実施していくのが新鮮でした。大きなお店は空間が大きいため、売場作りをダイナミックに行えたりして、そういうのもクリエイティブな刺激となっていました。
チームで店舗をまわしていく一員になるという経験は、ストアマネージャーになった今も活きています。店作りって、小さい店舗にも大きい店舗にもそれぞれ面白さがあると思うんですよね。その両方を経験できるのは、もしかするとトレファクスタイルで働く面白さの一つかもしれません。
古着屋の醍醐味は「買取」
先程、古着の買取には奥深き世界があることをお話しましたが、2つのエピソードをお話しますね。
1つ目は調布店時代に挫折したエピソードを。
あるとき素敵な品物をたくさん店頭にお持ち込みいただいた女性のお客様に来店いただいたときがあり、私が買取担当として、1つひとつの品物を査定させていただきました。
自分では問題ない金額を付けたつもりだったんですが、お客様には納得いただくことができず、全部買取キャンセルとなってしまいました。
仕事に自信が付き始めている頃だったので、正直ショックでした。当時のストアマネージャーに相談して、改めて買取の値付けの仕方について、商品の調べ方をイチから丁寧に教わりました。女性が使うアイテムに関して弱かったので、このことが弱点を克服する良いきっかけになったなと前向きに考えています。
買取って、モノと向き合うようで、実は自分と向き合っているようなそんな瞬間があります。まさしく哲学です。こういう深い仕事って、なかなかありそうでないんじゃないでしょうか。
2つ目は、買取で最近うれしかった現在の戸越銀座店でのエピソードを。
あるとき、COMME des GARCONSの90年代に作られたモードシャツを買取させていただきました。状態は良かったのですが、ちょっと古い年代のものだったので抑えめの金額で買取させていただきました。
その後、通常の何でもないコーナーに並べていたのですが、あるときふと思い出しました。
「そういえばあのモードシャツ、透け感があってトレンドっぽいかも」
パンツやシューズ、アクセサリーなど、他のアイテムもコーディネートして、今っぽい感じでマネキンを作ってみたんです。そうするとそのマネキンのコーディネートごと一式が瞬殺で売れました。たまにこういうことがあるんですが、大きなホームランを売ったようでとても気持ちがいいですよね。
あらためてトレファクスタイルで働く魅力は? 夢は?
古着屋は多種多様で正解がないところが面白いと思います。
トレファクスタイルは店舗ごとに地域性があって、また店長の個性があって、そこがお客様だけでなく働く側も面白いと感じているところだと思います。
私の夢は、ストアマネージャーとして自分に任された店舗をよりスケールアップさせていくことはもちろんですが、その先は“売り場作りに専門的に携わる仕事”に興味があります。
もともと何かを職人的に作り込むことに興味があって美容師の世界に飛び込んだので、創意工夫をしながら売り場を作っていくのは自分に合っているなと感じています(VMDって言葉、ご存知でしょうか?)。
現在、そういうポジションはないんですけど、トレジャーファクトリーという会社は日々進化しているのが、実は他社にない一番の特徴。本社でときどき新しいボジションの公募があるんです。「あ、そんな仕事が今はできるようになっているんだ」というやつですね。
私が所属している古着業態のトレファクスタイルは店舗数も伸びていますし、いつかチャンスがあるのではと思っています。トレジャー・ファクトリーという会社には、トレファクスタイルはもちろん、ささまざまな種類の店舗があります。古着の業態に限らず、いろいろな店舗の売り場作りにクリエイティブに関わることができたらとても面白いですね。
まずは、ストアマネージャーとして目の前にある課題解決に全力で取り組んでまいります!
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。
リユースビジネスのこと、トレジャー・ファクトリーがどんな企業かを少しイメージできたでしょうか。
当社では新規出店や事業拡大につき、新しいメンバーを募集しております。詳しくはこちらの採用情報をご覧ください!
リユースビジネスに変革と挑戦を。事業内容から、仕事内容、トップメッセージ、社員紹介まで、トレジャー・ファクトリーのことを新卒の方も中途の方も深く理解できるコンテンツが盛り沢山です。
この記事を書いたひと
トレジャー・ファクトリー人材開発室のスタッフが、当社の魅力についてさまざまな視点でお伝えいたします。