40代になると、子どもが小学生〜中学生くらいになることも多いため、子育てもひと段落してきます。それに伴い、「もう一度パートで働きたい」「扶養内で働いて家計の足しにしたい」と考える主婦・主夫の方も増えてくるでしょう。
しかし、仕事を辞めてからのブランク期間や家事との両立を考えてしまい、「どんなパートを選ぶべきか?」「そもそも採用されるのか?」と悩む方も多いはずです。
この記事では、40代の主婦・主夫の方におすすめのパートを10選紹介します。選ぶポイントや採用確率を高めるコツなども解説しているため、パート選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
40代の主婦・主夫必見! パートの選び方のポイント
まずは、40代の主婦・主夫の方がパートを選ぶ際のポイントをチェックしましょう。広く知られている内容も含め改めて整理しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
自宅から通いやすいか?
まず「自宅からの通いやすさ」は外せないポイントです。主婦・主夫の方は家事と仕事を両立させる必要があるため、通勤に時間をかけないほうがよいですよね。
パート先が「子供の学校に近い」「休憩時間は家に帰れる」くらいの距離にあるなら、学校から緊急連絡があっても対応しやすいですし、家でお昼ご飯を食べて節約もできるでしょう。
扶養控除の範囲内で働けるか?
ご家庭によっては「扶養の範囲内で働きたい」という場合もあると思います。扶養の範囲内で働きたい場合、高い頻度での出勤が必要なパートは選ばないよう注意しましょう。求人ページに最低勤務日数が記載されていることもあるため、参考にしてみてください。また、面接時に「どれくらいの出勤が求められるか?」を確認することも大切です。
職場の雰囲気はよいか?
パートに限らず、仕事をするうえでは職場の雰囲気も重視しましょう。可能であれば一度パート先の店舗に出向き、従業員の対応の良し悪しや雰囲気などをチェックすることがおすすめです。スーパーや飲食店、家電量販店などであれば、お買い物をしながら雰囲気をチェックしやすいでしょう。
勤務内容が自分にとって負担にならないか?
ご自身に働く意欲があっても、40代の場合は年齢的にどうしても仕事の負担を感じやすいでしょう。とくに主婦・主夫の方は家事をメインで行うケースが多いと思われるので、なるべく仕事の負担は抑えたいはずです
以下のように、具体的に「自分が負担を感じる部分」を考え、希望にマッチした職場を見つけられるよう意識しましょう。
- 体力仕事は厳しい
- 土日は家事をしたいので、土日どちらかの出勤が必須なのは厳しい
- 子どものお迎えでの早抜けや途中抜けができないと厳しい
- 深夜勤務が必須の仕事は厳しい
- 残業する機会が多いと厳しい
安定して働ける会社や業界か?
会社や業界の安定性もチェックしましょう。もし、働きはじめてから「業績不振で店舗が閉店」ということになると、家計に打撃を与えます。
パート収入はご家庭を支える大切なものであるため、安定して長期的に働ける職場を選びましょう。
40代の主婦・主夫におすすめのパート10選を紹介!
それでは、40代の主婦・主夫の方におすすめのパート10選を紹介します。40代の主婦・主夫の方におすすめの理由も含めてまとめているため、ぜひパート選びの参考にしてください。
① スーパー
スーパーは基本的にどの地域にも存在するため、自宅から通いやすく徒歩圏内でパートを探している方には最適です。店頭の張り紙やチラシで求人を募集しているケースも多いため、気軽に連絡も取りやすいでしょう。
とくに近所のスーパーであれば、普段から買い物する際に、従業員の対応の良し悪しや職場の雰囲気などを判断できます。
スーパーの業務内容は、レジ打ちや品出しなど、未経験から挑戦できる内容がメインです。日頃から料理をする機会の多い主婦・主夫の方であれば、調理部門でも腕前を発揮できます。
また、同じ主婦・主夫の方や年齢層が近い従業員も多く、価値観が似ている仲間と働ける点も魅力です。
② 介護スタッフ
介護業界は人手不足の傾向にあるため、未経験でも採用される可能性があります。厚生労働省の調査によると、令和5年12月時点における介護職の有効求人倍率は「4.2倍」でした。これは、求職者ひとりにつき求人が4.2社あることを示しており、介護業界における人材の需要の高さがわかります。
業務内容は、利用者の食事の調理やレクリエーションの補助、施設内の清掃など「生活援助」がメインです。とくに調理や清掃では、主婦・主夫としての経験を活かしやすいでしょう。
利用者の身体に直接触れる「身体介護」は、介護職員初任者研修などの資格が必要なため、未経験では行えません。しかし、職場によっては働きながら資格取得のサポートをしているケースもあります。そのため、将来的に「資格を取得してパートから正社員へ復帰したい」という要望も叶えやすくなります。
③ 飲食店スタッフ
飲食店もスーパーと同じく、基本的にどの地域にもあるためパート先として最適です。業務内容は、オーダー受付や配膳、レジ打ち、調理、食器洗いなどです。チェーン店では業務内容がマニュアル化されているため、未経験からでも仕事を覚えやすいでしょう。
また、ホール業務であれば「長年のコミュニケーション経験」、調理であれば「主婦・主夫としての料理作りの経験」というように、各業務で今までの経験を活かしやすい点も魅力です。
④ 家事代行
家事代行では、業務として料理や清掃、洗濯などを行うため、主婦・主夫としての経験を存分に活かせます。これまでの経験を活かせるため、新しいことを覚える負担も大きくありません。家事代行スタッフとして働く際は、登録会社が「どの家事をやりたいか?」「希望の勤務時間は?」などを調整してくれるため、忙しい主婦・主夫の方でも働きやすいでしょう。
⑤ コールセンター
コールセンターでは、顧客からの問い合わせ対応やクレーム処理、テレアポなどを行います。顧客対応がマニュアル化されていたり、事業拡大に伴いスタッフを大量募集していたりするケースもあるため、未経験からでも挑戦できます。とくにコミュニケーションの経験が豊富な40代の方であれば、落ち着いて顧客対応ができるため戦力になるでしょう。
シフトが柔軟なだけでなく、服装や髪色なども自由な職場が多いため、ご家庭の事情に合わせられます。また、時給1,500円以上の求人も珍しくないため、「短時間でガッツリ稼いで家計を助けたい」という方にも最適です。
⑥ 家電量販店などの販売スタッフ
コミュニケーションの経験を活かすのであれば、家電量販店や百貨店、アパレルショップ、携帯ショップなどの販売スタッフもおすすめです。販売スタッフは実際に商品を売ることまで求められるため、商品知識やより高度なコミュニケーションスキルが求められます。
その分「時給1,500円以上」など好条件のパートもあるため、短時間でしっかり稼ぎたい方に最適です。
⑦ 事務員
事務員の仕事は、書類整理やデータ入力、電話対応、資料作成など定型業務がメインのため、残業は少ない傾向にあります。また、未経験者が行える業務も多いため、パート先としておすすめです。
事務の種類によっては、「月末は会計処理が忙しい」「緊急で書類を作成し直さなくてはいけない」というケースもあります。しかし、基本的にはワークライフバランスを重視して働けるため、家事と両立させたい方はチェックしてみましょう。
⑧ リユースショップ(リサイクルショップ)
パート先としてリユースショップもおすすめです。リユースショップでは、使わなくなった中古品を買取メンテナンスやクリーニングなどを行ったうえで販売します。
取り扱う商品はリユースショップごとでさまざまです。家電製品や洋服、ブランド品、アウトドア用品、おもちゃなどを幅広く取り扱う店舗もあれば、「スポーツグッズ専門」「インテリア専門」などに特化している店舗もあります。
ご自身の趣味や好きなモノと関わる商品を扱うリユースショップであれば、自然と商品知識も身に付いているため、楽しみながら働けるでしょう。
※リユースや古着に興味があるなら「トレジャーファクトリー」がおすすめです。パート先を探している40代の主婦・主夫の方のご応募も歓迎しています。詳細はこちらからどうぞ
⑨ 軽作業スタッフ
軽作業スタッフとは、倉庫内での仕分け作業や商品の梱包、ピッキング(指示に基づき部品や商品を指定の場所から取ってくる作業)などを行う仕事です。定型業務がほとんどであり、仕事もマニュアル化されているため、未経験から手軽に挑戦できます。
比較的従業員の年齢層が高いことも多いため、「雰囲気がマッチして働きやすい!」と感じるかもしれません。
⑩ 古着屋
古着屋では、さまざまなブランドの中古アパレル商品を取り扱います。洋服や靴などのアパレルグッズに興味を持っている方からすると、好きなモノに囲まれながら働けるためおすすめです。
古着屋の規模によっては、毎日さまざまな種類の商品が入れ替わり入荷されます。そのため、お買い物で来店するだけでは知れなかったような、新しいグッズと出会えるかもしれません。古着に興味がある方は、一度古着屋の求人をチェックしましょう。
※古着屋に興味があるなら「トレファクスタイル」がおすすめです。パート先を探している40代の主婦・主夫の方のご応募も歓迎しています。詳細はこちらからどうぞ
40代の主婦・主夫がパートで採用されるためのコツ!
このように、40代の主婦・主夫の方におすすめのパートはいくつもあります。もし興味のある仕事が見つかったら、ぜひ以下のコツを押さえて応募してみてください!採用の可能性をアップできるはずです。
「主婦・主夫歓迎」「未経験歓迎」を掲げる求人に応募する
できる限り、「主婦・主夫歓迎」「未経験歓迎」を掲げる求人に応募しましょう。求人で明確に「歓迎」と打ち出しているパートであれば、採用の可能性は高くなります。採用されれば自分と同年代の方と働く可能性が高いため、仕事もしやすいはずです。
求人サイトの検索条件で「主婦・主夫歓迎」「未経験歓迎」といった文言で絞ったり、チラシに書かれていないかをチェックしたりしましょう。
可能な範囲で多くシフトに入れることをアピールする
可能な限りシフトに多く入れないかを検討しましょう。
もちろん、主婦・主夫の方は家事もあるため、無理して出勤する必要はありません。とはいえパート先からすると、多めに出勤できる人のほうが教育しやすく、シフトの穴も埋められるため助かります。
ご自身の普段の家事や子どもの世話などを考慮し、無理のない範囲で多めにシフトに入れるとよいでしょう。
自己分析を行いスキル・経験・強みを洗い出しておく
パートに限らず、仕事を見つける際は自己分析を行い、スキルや経験、強みを洗い出すことが重要です。
主婦・主夫の中には「40代は採用されないのでは?」「仕事のブランクが長いと働けないのでは?」と不安に感じる方がいるかもしれません。しかし、きちんと自分のスキルや強みをアピールできれば、十分採用される可能性はあります。
40代の主婦・主夫の方であれば、今まで培ったコミュニケーション能力や家事、育児などの経験が武器になることもあります。例えば家事代行の仕事なら、家事の経験が豊富な主婦・主夫の方を雇えるのは、パート先としても大きな魅力です。
このように、自己分析を行い「具体的に自分がどのように仕事で貢献できるか?」をアピールして採用の確率を高めましょう。
ビジネスマナーを意識する
ビジネスマナーを意識することも重要です。ビジネスマナーが身に付いていない方は、不採用になる可能性が高くなります。とくに年代が上がると、つい年下に対しフランクに接してしまうこともあるでしょう。
しかし、パート先では「自分は仕事をしている」という意識を忘れず、節度を守った態度でいることが大切です。
とはいえ、そこまで難しく考える必要はありません。以下のように基本的なマナーを守れていれば大丈夫です。
- 正しい敬語で話す
- 髪をしっかりまとめる
- オフィスカジュアルを意識したキレイな服を着る
- 履歴書の文字を丁寧に書く
- 笑顔でハキハキと話す
オープニングスタッフの求人に応募する
可能であれば、オープニングスタッフを募集している店舗のパートに応募しましょう。新規オープンのお店は積極的にスタッフを募集しているため、採用の可能性が高くなります。
求人サイトに「オープニングスタッフ大量募集!」と書かれていたり、企業の公式HPで「採用強化店舗」といった形で記載されていたりするため、チェックしましょう。
パートの求人に応募する主な方法
パートの求人には、主に以下の方法で応募しましょう。
パート先の公式HPから直接応募する
働きたい店舗に公式HPがあれば、直接応募してみましょう。パート先からすると、公式HPから応募してもらえれば求人媒体への支払いが発生しないため、コスパよく採用できます。
また、パート先が現時点では求人を出していなくても、「まずは話を聞きたい」となるかもしれません。実際に話して自分のスキルをアピールできれば、特別に採用されることもあります。
さらに「わざわざサイトを探して応募してくれた」という熱意が評価され、採用確率が高くなることもあるでしょう。とくに、主婦・主夫の方でご自身の年齢やブランクなどを気にされているのであれば、少しでも熱意をアピールして損はありません。
求人サイトから応募する
求人サイトに希望に当てはまるパートがないかチェックしましょう。
求人サイトから応募する際は、複数の媒体を並行して使うことが大切です。並行利用することで、自分に合う検索条件で絞り込める求人サイトを見つけやすくなります。
応募前に細かく検索できれば、面接へ進む前にマッチング度合いを見極められるため、時間を無駄にしません。また、似たような仕事内容でも「別の求人サイトのほうが時給がよい」ということもあります。
このように、少しでも好条件のパートを見つけるため、複数の求人サイトをチェックしましょう。
店舗のスタッフ募集チラシやSNSアカウントの募集情報から応募する
地域のスーパーや飲食店などであれば、店舗自体にスタッフ募集チラシが貼ってあります。具体的な時給や募集の時間帯、連絡先、業務内容などがまとめて書かれているため、自分の希望条件に合いそうなら早めに連絡しましょう。チラシだけでなくSNSアカウントで募集している店舗も多いです。
また、地域の店舗であれば、連絡前に直接職場の雰囲気を確認しやすいです。
折込チラシから応募する
店舗のスタッフ募集が、新聞の折込チラシで投函されることもあります。折込チラシで募集している店舗は、自宅から気軽に行ける距離にあることがほとんどです。
また、求人サイトには掲載されていない地域密着型店舗の募集チラシが入っていることもあるため、欠かさずチェックしましょう。
友人に求人を紹介してもらって応募する
友人が好条件のパート先で働いているなら、紹介してもらうのもひとつの手です。友人から具体的な職場環境や業務内容を聞けるため、採用後のミスマッチを減らせます。また、友人経由での紹介であれば、採用の可能性も高くなるでしょう。
ただしパート先を紹介してもらった場合、友人の面目もあるため、気軽には辞めにくいかもしれません。また、もし自分の勤務態度に問題があれば、紹介した友人の評価にも傷をつけるため注意しましょう。
40代の主婦・主夫がパートを探す際の注意点
40代の主婦・主夫の方がパートを探す際は、以下の点にも注意しましょう。
「時短で働きたい」など希望条件に優先順位をつける
パート先を選ぶ際は、以下のようにさまざまな希望条件でチェックする方が多いでしょう。
- 時短勤務の有無
- 時給の高さ
- 自宅からの距離
- 業務の負担
- シフトの融通の効き具合
- 職場の雰囲気
気持ちよく働くには、「時給がよいか?」「自宅から通いやすいか?」といった自分の希望条件を尊重することが大切です。とはいえ、あまり希望条件が多すぎると採用されにくくなるため注意しましょう。そもそも、条件に当てはまる勤務先が見つからないこともあります。
そのため、以下のように「譲れない条件・妥協できる条件」を決めておき、パート先を選ぶ判断基準を明確にしましょう。
- 家事があるため時短勤務だけは絶対に外せない
- 子供の送り迎えの日だけは勤務日から外してもらう
- 時給は多少下がってもOK
- 自転車で20分までの距離なら許容範囲にする
- 土日に出勤しなくてOKなら平日はいつでもシフトに入れる
魅力的なパート先があれば早めに応募する
希望に沿ったパート先があれば、早めに応募しましょう。
40代の主婦・主夫の中には「ブランクが長いから採用されないだろう」「年齢的に厳しいかもしれない」と考え、応募しない方もいます。
しかし、応募すらしないのはもったいないです。スキルや経験をアピールすれば受かる可能性もあるため、魅力的なパート先を見つけたら、まずは応募してみましょう。
公式HPに「現場で働く主婦・主夫の声」などが掲載されているか確認する
パート先によっては、公式HPに「スタッフインタビュー」「実際に働く人の声」などで従業員の感想を掲載しています。そうしたページに主婦・主夫の方の声があれば、積極的に採用していると考えられるため、チェックしてみましょう。
同じ主婦・主夫の方が職場にいるとわかれば、応募するモチベーションにもつながります。
家族にパートで働く旨を話し協力してもらう
パートで働く際は、家族との話し合いも不可欠です。
仕事をするのであれば、ご家族に家事の分担をお願いすることもあるでしょう。事前にパートで働く(働きたい)旨を相談しておけば、「パート中の家事を分担する」「面接で遅くなる場合は代わりにご飯を作ってもらう」など、ご家族にも協力してもらえます。
また、扶養から外れるかによって社会保険料や税額が変わるため、お金のことを考えても相談しておくべきです。
まとめ
今回は40代の主婦・主夫の方におすすめのパートとして、以下を紹介しました。
- スーパー
- 介護スタッフ
- 飲食店スタッフ
- 家事代行
- コールセンター
- 家電量販店などの販売スタッフ
- 事務員
- リユースショップ
- 軽作業スタッフ
- 古着屋
実際にパート先を選ぶ際は、「自宅からの通いやすさ」「職場の雰囲気の良し悪し」「業務の負担」などのチェックが大切です。また、「ご自身の好きな分野」「主婦・主夫としてのスキル・経験」なども意識することで、より気持ちよく働ける職場を見つけられるでしょう。
今回紹介した内容をもとに、ぜひご自身にあったパート先を見つけてみてください!
※リユースや古着に興味があるなら「トレジャーファクトリー」がおすすめです。パート先を探している40代の主婦・主夫の方のご応募も歓迎しています。詳細はこちらからどうぞ
※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。
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